suewの大型サドルバッグ

大型サドルバッグ(シートバッグ)選定: suew のPF1が届きました。紹介編①

morou2

あれから1週間。結局これが届いている訳であります。

suewのサドルバッグ(シートバッグ)、『PF1』です。このバッグは在庫をしている製品(ただし在庫品のカラーは限られます)ということで、オーダーして数日で届きました。本体生地のカラーはホワイトを選択。バッグ本体の生地は、『X-PAC VX21』という素材を使っているとのこと。中でもホワイトは若干しなやかで、私が使っている Fast Cruise の生地の感触に近いということで選びました。

今回は撮影用に作成したブルーのファスナーを誂えたものがたまたま在庫であったということで、こちらを送ってもらいました。ラッキー。Fast Cruise の今のブルーの色が気に入っているので、同様のブルーがあったのは大変嬉しい。こんなやりとりが出来るのも、ハンドメイドの suew ならではです。大切に使っていこうと思います。ファスナーのカラーが選べるするのは興味が無い人も多かろうと思いますが、私はこういうの大好きなタイプ。スーツのステッチとかボタンとか妙にこだわったりします(笑)

本体外観

バッグの前部および上面が、本当に全部が面ファスナーになっています。手触りが悪そうと思っていたのですが、そんなことは全くありませんでした。ちょっとだけモフっとしている感触で、全く普通に扱えます。

この部分は、このように固定用ストラップを自由に動かすことが出来ます。

この面ファスナーのメーカーは国内メーカーということで、1000回脱着してようやく多少の毛羽立ちが発生するという高い耐久性があるそうです。面ファスナーにも脱着回数による寿命があるのですが、これなら安心して何度でも脱着出来ます。仮に毛羽立ってきて固定力が弱まっても、suewさんに言えば修理してもらえますので安心。

サドルレールの固定用ベースが少し後ろに感じたので、試しに少し移動させてみました。左が移動前、右が移動後です。2cmほど前に出しました。固定ベースは面積が大きいのでかなり強固に密着しており、固定力には全く問題が無いと思われます(問題が無いから製品化しているのでしょうけども)。この部分はサドルレールの形状や前後のセットバック量でかなりの個人差がありますから、調整があると有難い部分ですね。この手のサドルバッグは、ベルトの位置がベストの場所にあるかどうか?が固定力に直結しますからね。

バッグ自体の大きさからして、それなりに『サドル-ホイール』間にクリアランスは必要(suewによると18cm)ですが、これだけ調節出来るとなると今まで上手く装着出来なかった人も、使ってみる価値があると思います。固定ベルトが変な角度のままですとバッグの固定力が不足しますから、ベルトが正しく装着出来るというのはそれだけでバッグ装着時の安定性が増しますよね。

本体構造

本体の前部のこの中には、

2mmはあろうかというウレタン?のシェルが入っています。

Fast Cruise ではもっと薄い樹脂製でしたので、強度よりも軽量化を優先している設計でした。PF1ではかなりしっかりした造りになっており、荷物ゼロの状態でもバッグの形状をしっかり維持しています。これは重量増とトレードオフなので好みが分かれる部分と思います。

と思っていたのですが、suewさんより『Fast Cruiseのシェル(本当はフレームと言うらしい)よりも、PF1のシェルの方が軽いですよ』と教えていただきました。明らかにPF1のシェルの方が厚いのですが、逆に軽いというのは驚きです。ということで量ってみました。

まずはFast Cruise のシェルを抜いて計量です。11gですね。

次はPF1のシェルです。何と8gです。ちなみに厚さをノギスで測ったところ、8.2mmもあります。

 

ということで、『PF1のシェルは厚くてしっかりした構造なので重量は増えている。それでも型崩れしない方が良いです』と言っていた私の考えは誤りでした。厚みも頑丈さも増して、型崩れしなくなっているのに軽くなっています。

また底部にも、同様のシェルが入っています。

PF1については、荷物の出し入れは前作の Rera と同様に後ろ半分がこのようにがばっと開きますので、ここから行います。兄弟モデルの PF10 であれば、Fast Cruise や他社製品と同様に後ろのロールアップを解除して行う方式になります。

こちらの方が毎回ロールアップを解除しなくても良さそうなので、利便性ははるかに高そうです。ファスナーは止水ファスナーなのでノーマル品よりはマシですが、長時間の雨だと徐々に浸水してくると思います。私はオプションでレインカバーをオーダーしましたが、コンビニ袋をガバっと被せても十分代用出来ると思います(ただし見た目は非常に貧乏くさい)。私はSR600 Fujiの時はそれで乗り切りました(笑)

まずは本体に関する使用前のレビューということで、その1でした。お値段は高いですが、全く後悔しない品質です。特にベルトの位置が変えられるというのは非常に期待が大きいです。だからと言って重量以外は退化している部分は無く、着実に改良されていて使い勝手も良いです。
『バッグなんて何でも良い』という方はともかく、長時間の旅を共にする製品ですから、少しでもこだわりがあれば買って損は無いと思います。

ブルベではコンビニストップの時間を減らすのも、重要ですからね。バッグの位置を直したり、パッキングし直していた手間は確実に減りそうで嬉しいです。それでは紹介編②に続く。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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