ディスクブレーキ

【ディスクロード】シマノ ロード用ディスクブレーキパッド(パット)の交換方法・やり方

パッド表側

さてシナプスが納車されて早4か月。今回はロード用(デュラ・アルテ・105)のディスクブレーキのパッド交換のやり方です。

雨の中を100km以上走ったりしましたので、ブレーキパッドも結構減ってきました。雨の中でもドライコンディションと同様に効く油圧ディスクブレーキの制動力は特筆ものです。雨ライドが楽しくなります。平均速度も上がります。

キャリパーブレーキの時は下りや信号を一生懸命先読みして、200m手前などからブレーキをかけておく予備動作が必要でしたが、油圧ディスクブレーキだと信号の20m手前でブレーキをかければ止まれます。下りも同様、ドライの時と変わらぬ感覚・速度で突っ込んでいけます。過剰に先読みする必要もないので、精神的な疲れも減ります。

その代わり、ガシガシ使い過ぎてレバーの引き代も結構大きくなっています。なのでディスクブレーキのブレーキパッドを交換してみることにしました。
(ロード用・シマノ:BR-R9170・BR-R8070・BR-R7070)

ディスクブレーキは油圧式ですので、従来のキャリパーブレーキと比べて『良く判らないのでいじりたくない』という気持ちが先立ちます。ただ色々ブログをあさるとキャリパーブレーキよりも遥かに簡単という人もいますので、自分で調べて交換してみることに。

ちなみにMTBの世界ですと、とっくの昔にディスクブレーキに完全移行していますので、ユーザーは普通にやっている作業です。ロードでも同じようになるはず。

■交換の流れ

まずは作業手順です。

  1. ホイールを外す
  2. スナップリテーナー、パッド軸を外す
  3. パッドを外す
  4. キャリパー周辺の清掃
  5. ピストンの押し戻し(必要に応じて)
  6. パッドのセット
  7. パッド軸、スナップリテーナーの取り付け
  8. パッドスペーサーを取り付け・動作確認

まとめると以上の8ステップです。キャリパーブレーキのシュー交換と比べると、パワーや微妙な調整が必要な個所はなく、余程簡単でした。それでは手順の紹介です。

2、スナップリテーナー、パッド軸を外す

ホイールを外す手順は省略します。ホイールを外したら、まずはスナップリテーナーという小さなクリップを外します。雑に外すとどこかに飛んで行ってしまうので、ラジオペンチがあると良いです。

スナップリテーナーこのクリップがそうです。

外すとこうなります。パッド軸は、この残りの軸の部分。

パッド軸

外す場合は反対側に溝が彫ってあるので、マイナスドライバーで外します。ユルユルなので、力は特に必要ありません。

パッド軸マイナスドライバーで外せる

外したパッド軸です。

パッド軸ピンボケすみません

外したスナップリテーナーは、パーツトレーに入れておきましょう。失くします。

スナップリテーナーこんなに小さい

3、ブレーキパッドを外す

次はいきなりブレーキパッドを外します。ブレーキパッドには放熱性を高めるためのフィン付きと、フィン無しがあります。シマノのRシリーズのロード用コンポの場合、恐らく最初に付いているのはフィン付きなので、フィンの部分をつまんで何も考えずに抜くだけの簡単なお仕事です。先程パッド軸を抜いてあるのですぐ抜けます。

パッドを抜きますいきなりリア側の画像

こんな感じで左右セットで抜けてきます。

ブレーキパッドフォイン付きのパッドです

パッド側です。パーツ構成は左右のパッドとバネです。ちなみにフィン付きは高級品です。後から知りました(笑)

パッド裏側摩耗してます

表側?はこのようになっています。初めて見ました(笑)

パッド表側メタルです

私のキャリパーはBR-R8070ですが、パッドが金属系の『メタルパッド』がデフォルトで付いてきます。パッドを買う段階になると分かりますが、デフォルトで付いてくる『フィン付き・メタル』(型番:L04C)は最高級品です。前か後ろのどちらか片方のセットだけで、約3,000円もします(笑) 前後だと6,000円弱。。。

ちなみにパッドが無くなったキャリパー側はこうなっています。割とシンプルな構造です。白い部分がピストンです。あれが油圧で押し出されて、パッドをローターに押し付けます。

キャリパー キャリパー

4、キャリパー周辺の清掃

上記の様に空っぽになったキャリパー周辺は、結構パッドの削りカスが付着しています。この機会に掃除しておきます。

5、ピストンの押し戻し

通常ですと、ピストンはブレーキをかけると元の位置に戻ります。が、あまりにパッドが摩耗すると戻りの限界値を超えてしまい、飛び出たままになります。その場合は、このような平べったい『押し戻しツール』(ヘラですね)を使ってピストンを戻してあげる必要があります。

マイナスドライバーを使っている人も多いですが、ピストンを傷つけないように気を遣って作業する必要があります。少しでも不安な人は、悪いことは言いませんので専用工具を使った方が時間もお金も節約出来ます(経験者は語る)。この工具はキャリパーの幅ぴったりに作られているうえ、先が絶妙な角度に曲がっているのでテコの原理で簡単に押し戻すことが出来ます。さすが専用工具。

6、パッドのセット

新しいパッドをセットします。セットする時も入れるだけです。デフォルトの『フィン付き・メタル』はあまりにお高いので、今回はレジンパッドを使ってみることにしました。レジンの方が効きが緩やかになるのですが、そのフィールを試してみたかったというのもあります。レジンにもフィン付き/無しがあるのですが、ケチってフィン無しをチョイス。この辺のパッドの種類については、次回詳しく紹介します。

レジンパッド K02Sレジンのフィン無し。最高級から再安価

開封します。型番はK02Sです。

パッド

この他にバネがありますパッド2枚の間にバネを入れて組み合わせます。重ねるだけです。

取付

穴にはパッド軸が通りますので、挿入前に穴の位置だけだいたい合わせてあげる必要があります。これはOKです。ただし完璧に合わせても、パッドを入れるときに少しズレます。

位置合わせ

これはNGですね。穴がずれています。パッドをキャリパーにセットしてから調整することも出来ますが、事前に合わせておいた方が楽ちんです。

位置合わせ2

準備が出来たら、組み合わせたパッドをキャリパーに入れます。

7、パッド軸・スナップリテーナーの取付け

パッドをセットしたら、パッド軸を通してマイナスドライバーで固定します。パッド軸の穴とパッド・バネの穴が一直線になっている必要がありますので、細めの千枚通し的なものを貫通させて穴の位置が揃うように調整してあげる必要があります。

パッド軸を通したら、スナップリテーナーを取り付けます。フィン無しのパッドが付くとこんな感じです。

8、パッドスペーサーの取付・動作確認

パッドを取付したら、輪行時に使うパッドスペーサーを挟みます。ブレーキレバーをニギニギして、ピストンの動作確認と位置の微調整を行います。

その後、ホイールを取付てブレーキパッドとディスクローターの干渉が無いことをチェックします。干渉している場合は、キャリパー位置を微調整です(基本的には、スペーサーを挟んでレバーを握れば適切な位置に調整されます)。

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これで無事にシマノ ロード用ディスクのブレーキパッドの交換が完了です。

取付完了

今回はあえてフロントをレジンにしています。メタルと比べると、フィールが幾分穏やかになりました。今までと同じ力でレバーを引くと、8割程度の効きです。メタルと同様の制動力を得たい場合は、少し強めに握ればOKです。それでも、キャリパーブレーキよりは少ない力で済みますので非常に楽です。

以上、シマノ ロード用 ディスクブレーキパッドの交換作業です。シューを舟から外す/取付したり(私はこの作業が嫌いです)、角度を微調整する手間はありませんので、キャリパーブレーキよりも楽ちんです。

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