【シマノ】R9200/R8100系ディスクブレーキ用ホイールのまとめ(新型デュラエース、新型アルテグラ)2021年度版

新型デュラエース(R9200)、新型アルテグラ(R8100)が発表されました。今回は完全リニューアルされたホイールのスペックについてまとめます。今までも各ブランドのディスクブレーキ用ホイールをまとめていましたので、今回はシマノ2021版となります。

発表の中にはリムブレーキ用のホイールもあるのですが、全てチューブラーホイールで需要が限られること、元々ディスクブレーキ用ホイールのまとめ記事であるため、今回は割愛します。

■シマノ新型ホイールの概要

詳細の前に、まず新しいホイールの概要です。非常に分かりやすいラインナップになりました。

  • リムハイトは36、50、60の3つ。デュラエース、アルテグラとも共通。ディスク/リム、チューブレス/チューブラーでの違いも無い。とにかくリムハイトは3つのみ。
  • リムハイト50mmが基準となるオールラウンドな性能。60mmはルーラーやスプリンター用で、横剛性がアップしている。36mmは登り用。
  • デュラエースにはディスクブレーキ用でクリンチャー(チューブレス対応)とチューブラーがある。アルテグラはクリンチャー(チューブレス対応)のみ。
  • チューブレスについて、ニップルホールがあるためチューブレス化の際はチューブレステープは必要。公式サイトの画像ではどこからどう見てもニップルホールが無いが、YouTubeライブ配信でシマノの人が発言(ライブ配信はYouTubeにアーカイブされています。1時間16分にチューブレステープの有無に関する質問が出ています)。
  • 価格はデュラエースとアルテグラの2本立て。2つの価格しかない。ハイトやタイヤタイプによる価格の違いは無い。
  • 12速化したフリーボディについて、デュラエースは11速スプロケは装着不可。アルテグラは11速スプロケが装着可能(=下位互換あり)。

■デュラエース

デュラエースR9200系のディスクブレーキ用ホイールとして、今回は6商品が発表されました。重量、価格は全て前後セットのものです。またシマノは以前からフロントとリアを別売りしてくれているので、例えば前:C50、後:C60という買い方も出来ますね。特にC60は横剛性アップモデルなので、スプリントしないルーラータイプの人はリアだけC60などアリかもしれません。

クリンチャー(チューブレス対応)

クリンチャーのホイールです。チューブレスとしても使用可能です。リム外寸は全て28mm。内寸は21mmとかなり幅広ですが、フックドリムでフックレスではありません。C60のみ型番にHRと入っていますが、これは『High Rigidity』の略でスプリンターやルーラー向けに横剛性を上げたモデルです。

型番 リム高 内寸 重量 価格(税込)
WH-R9270-C60-HR-TL 60 21 1,609 233,530
WH-R9270-C50-TL 50 21 1,461 233,530
WH-R9270-C36-TL 36 21 1,350 233,530

リム内寸が21mm、外寸も28mmと大幅に拡大され、空力性能が向上しました。価格が統一され分かりやすくなり、20万円前後のホイールとしては魅力的な重量となっています。前作のR9100系からは重量も価格も大幅に改善しています。

デュラエースについては、ラチェットがDTswissのスターラチェットのような面接触ラチェットとなりました。これにより、従来の爪ラチェットよりも駆動剛性がアップしたとのこと。またフリーボディもスプラインの数が増えて負荷が分散、素材もアルミに変更され、スプロケの嚙みこみ対策がなされていると思われます。

スポーク本数はいずれも24本。フロントはC60のみ2:1のパターンで、太さも1.8mmと太くなっています。C36、C50のフロントはパターンが1:1、スポークの太さは1.5mmです。

チューブラー

チューブラーのモデルです。基本的なコンセプトはクリンチャーと一緒ですが、チューブラーらしい分かりやすいほどの軽量化が特徴です。特に36mmハイトのモデルはたったの1,154g。ディスクブレーキ用としてはトップレベルの軽さです。

型番 リム高 内寸 重量 価格(税込)
WH-R9270-C60-HR-TU 60 21 1,437 233,530
WH-R9270-C50-TU 50 21 1,332 233,530
WH-R9270-C36-TU 36 21 1,154 233,530

マヴィックにも『コスミック アルティメット ディスク』というディスクブレーキ用チューブラーホイールがあるのですが、こちらはリムハイト40mmで重量1,230g。そして価格は528,000円。スポークはカーボンで、ハブを介して1本になっているなど非常に手の込んだ作りになっています。単純に比較は出来ませんが、シマノのコスパが良いことは間違いない。

■アルテグラ

クリンチャー(チューブレス対応)

続いてアルテグラです。こちらもコンセプトは一緒です。リムはデュラエースと同じですが、ハブが異なるため重量増となっています。フリーボディは素材がスチールで、従来型のスプライン、爪ラチェットとなります。そのためアルテグラは12速フリーボディに従来の11速スプロケが使用出来る事が最大の特徴です。またHRモデルやチューブラーの設定はありません。

型番 リム高 内寸 重量 価格(税込)
WH-R8170-C60-TL 60 21 1,649 157,300
WH-R8170-C50-TL 50 21 1,570 157,300
WH-R8170-C36-TL 36 21 1,488 157,300

デュラエース、アルテグラともかなり市場での競争力があるラインナップとなりました。今まではチューブラー/クリンチャー、ディスクブレーキ/リムブレーキのラインナップに規則性も統一感が無く、場当たり的にモデルが追加されて相当分かりづらいことが特徴でした。おまけにデュラエースとしてのモデルチェンジが無いために、スペックとしてもかなり見劣りする内容に。

今回はスペックが一新されて、ようやく市場のニーズに合った内容になったと思います。次回は、今回のシマノホイールを加えてブランド横断のスペックリストを更新予定です。