【油圧ディスクにするならDi2】機械式(紐)とブラケットの重量はこんなに違う
シナプスを購入して以来、まだポジションが定まっていないこともあって、なるべくシナプスに乗るようにしています。ところが家から外にシナプスを出すとき、持ち上げると異様に重い…。
まだ初期のパーツが色々付いていますし、ディスクブレーキな上にフェンダーも付けているので仕方ない部分もあります。しかし、それを考慮しても『もう少し何とかならないのか?』と感じさせる重量感です。
費用のことを無視すれば、ホイールをBORAのディスクブレーキモデルにしたりすれば一気に軽くなります。でもそこは金額と軽量化される重量との費用対効果を考慮しつつ、効率よく投資しないといけません。
そこで、今のところもっとも目に付くのがこのブラケット。もの凄い存在感です。
デュラエースやアルテグラ、105のラインナップに油圧ディスクが加わってからは従来比でかなりスリムになったものの、油圧のブラケットはまだまだ大きいです。握り部分の太さも許せる範囲なのですが、現在使っているDi2と比べると完全に一回り大きいです。
ちなみにDi2(アルテグラ6770)のブラケットはこちら。
比べちゃいけませんが、全く違いますね…。かなり小ぶりなので、すごく握りやすくて気に入っています。ちなみに大きさだけでなく、重量もかなり違います。一体どの程度の重さなのか?少し調べてみたところ、下記のような事実が判明。
モデル | 型番 | 方式 | 重量(g) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|
デュラ | ST-R9150 | キャリパー+Di2 | 230 | 64,307 |
アルテ | ST-R8050 | キャリパー+Di2 | 295 | 31,697 |
デュラ | ST-R9170 | 油圧ディスク+Di2 | 320 | 77,072 |
アルテ | ST-R8070 | 油圧ディスク+Di2 | 360 | 52,318 |
デュラ | ST-R9100 | キャリパー+機械式変速 | 365 | 51,644 |
アルテ | ST-R8000 | キャリパー+機械式変速 | 438 | 32,989 |
デュラ | ST-R9120 | 油圧ディスク+機械式変速 | 538 | 64,152 |
アルテ | ST-R8020 | 油圧ディスク+機械式変速 | 554 | 52,687 |
現行のデュラエースとアルテグラからは、それぞれ変速は『機械式(紐)』と『Di2』、ブレーキは『キャリパー』と『油圧ディスク』に対応したものが、それぞれ4種ラインナップされています。それを一覧にしました。並びは重量の順です。
最下位は、私が現在使っている『油圧ディスク+機械式変速』。油圧ディスクの場合、実際にはこの重量に更にリザーバータンクに入るオイルの重量(約30g弱と言われています)が加算されるはずです。その重量、実に584g。こんなに重いとは驚きです。
※ちなみに機械式の場合は金属ワイヤーの重量が加算されます。同じく30g程度はあると言われています。油圧ディスクが特別重いという訳ではありません。
意外なのは、デュラも同じ油圧+機械式変速であれば大して重量が変わらないという点です。16gしか変わらないなら、もうアルテでいいじゃないか。
そして、同じアルテ同士で比較すると『油圧ディスクブレーキ ⇒ キャリパーブレーキ』に変更すると116gの軽量化、『機械式変速 ⇒ Di2』にすると194gも軽量化されます。今更キャリパーブレーキにするのはあり得ませんから、Di2にするかどうかなのですが、よーく見ると『油圧ディスク+機械式変速』と『油圧ディスク+Di2』のSTIの製品価格がほぼ一緒。
『んな事あるかい!』と思ったそこのあなた。嘘だと思ったらクリックして価格を見て下さい…。
なぜ…?デュラは約13,000円の価格差がありますが、アルテSTIの価格はほぼ一緒。これならDi2にするしかないのでは?あー、見なきゃ良かったパターンですね。もう Supersix からシナプスにDi2を移植するしかないか?200gもの軽量化は魅力的ですね。しかも握りやすくなって、Di2化。ハンドルの様に、回転するパーツの外側部分に重量のあるパーツが付いているとハンドリングへの影響が非常に大きいですからね。
しかもサドルとほぼ同じ高さにあるため重心が高く、安定性は悪化します。Di2にするとSTIが軽くなる代わりにFDやRDが重くなるのですが、バイクの重心が低くなるので動きは安定します。
またR8000系のアルテグラからは、今までデュラにしかついていなかった例の『隠しスイッチ』もついています!これでGarminが操作できるようになる。油圧ディスクにするなら、多少頑張ってDi2にするのが正解なのかも。私のように後で買いなおさないために…。