【ブルべ】BRM603鬼怒川600を完走しました その2
2023年の鬼怒川600の走行記録その2です。その1はこちらからどうぞ。
■走行記録
コントロール6まで
前日は大浴場で汗を流し、4時間半ほど仮眠。4:30に起床して5:00にスタートです。この時期は5:00でも完全に明るい。しかし仮眠から起きる時が一番辛い。
30分も走ると336km地点、コントロール6西那須野駅に到着。時刻はちょうど5:30。
コントロール7まで
次は約32km先にある野岩鉄道の上三依塩原温泉口駅を目指します。ひたすらヒルクライムです。
西那須野駅を出ると街を通り液を目指します。途中の街中で近くにお住いの某Oさんが待っていてくれており、しばしおしゃべり。この私が住んでいる関東平野のど真ん中と比べると、この辺りは起伏にとんだ地形で大変羨ましいですね。気分もリフレッシュして登りを再開。
しかしこの上三依塩原温泉口駅までのルートは、本当にひたすら登りが続いており中々きつい。特に牧場の前を抜けるまでの10kmが舗装も宜しくなく走り辛い。
しかし塩原ダムを越えたあたりから交通量も減り一気に景色が良くなるので、それまでの我慢。いつか自転車ではない旅行で来てみたいですね。
登っていくと、途中の足湯でトリさんを発見。私も足湯をいただいてくつろぎました。
ここからは、ゴールまでトリさんとほぼ行動を共にすることになります。途中のコンビニに寄りながら、2人で頑張って登っていきます。
登りでも2~3%程度の斜度であればむしろトリさんの方が速かったりするのですが、『5%くらいから急に登れなくなるから!』とおっしゃる。
『いやいや、10%を超えるならともかく、5%でそんなこと無いでしょう…』
と思っていたのですが、ここの登りはコンビニを過ぎると急に斜度がアップします(とはいえ国道なので10%などにはならない)。そしてEdge530の斜度表示がちょうど5%になった途端、トリさんがあれよと後ろに下がっていく。
『ちょっとw あの発言をしたからってわざと遅れなくても…真面目に登ってください!』
『本当に登れないの!』
どうやら演技ではなかったようで、みるみるうちにバックミラーに映るトリさんが小さくなっていく。あと数キロでピークなのと、コントロールからの下りでは体重のあるトリさんが圧倒的に速いので、すぐに追いつかれるでしょう…ということで先に進みます。
やっとのことでコントロールである上三依塩原温泉口駅に到着。368km地点、時刻は7:56。貯金はマイナス1:20。登りなので32kmの距離に2時間以上かかっています。駅でコースの確認をしていたら、すぐにトリさんもやってきました。
コントロール8まで
次は約51km先の日光東照宮を目指します。日光まで全て下りで到着するイメージを持ってしまいがちですが、下りは50kmのうち35km(鬼怒川まで)。今市から残りの15kmは登りです。
また東照宮の周りにはコンビニなどありません。手前の鬼怒川や今市ではお店が多数ありますから、そのあたりで食事をする必要もあります。そのため下りでアベレージを回復できることは確かですが、あまり余裕をかますとコントロール9のクローズに間に合わない可能性もありますので注意。
駅を出ると男鹿川沿いのダウンヒル開始。トリさんと一気に下ります。途中の五十里湖は定番の撮影ポイント。
川治温泉の『かわじい』。川治温泉は一気に通り過ぎるだけなので、全く気付かなかった…。トリさんに教えてもらいました。時間が合わなそうですが、次は坂文精肉店にも行ってみたい。
しばらく進むと鬼怒川温泉の街に到着。ここで鬼怒川線の線路を越える個所で前を走っていた私がミスコース。たまたまコンビニの前に到着したので少し補給してリスタート。小佐越のあたりでタイミングよくSL大樹と遭遇しましたが、さすがに写真は撮れず。この写真はトリさん撮影のもの。
今市からは地味な3~4%程度のいやらしい登りが続く。とにかく暑い。
ようやく登り終えてコントロールである日光物産商会に到着。420km地点、時刻は10:42。貯金は40分増えてマイナス42分。
コントロール9まで
次は久々のクローズタイムが設定されたコントロールであるファミマみどり大間々店に戻ります。約59km先、478km地点です。クローズタイムは13:56なので、約3時間あります。ここから日足トンネル(の中にあるピーク)まで約10kmが登り。そこを過ぎればコンビニまでひたすら下りなので、流石に間に合うでしょう。
相変わらずの日差しに焼かれながら、日足トンネルの入り口に到着。ここはトンネルの手前よりも、清滝ICに出るまでの街中の方がキツいですね。
このトンネルはその名の通り日光と足尾を結ぶトンネルですが、長さが2.7kmあります。そしてこのトンネルは平坦ではなく、日光側から通ると約2kmが登りとなる点がポイント。
この日は観光シーズンでは無かったためか、さほど後続車の危険もなくピークを通過。下ってしばらくした場所にあるローソンに入り、補給を兼ねてトリさんと待ち合わせ。
トリさんが『この先にセブンがあるのでそこに入りたい』と言っていたので『そこで待ち合わせできるな』と思い先行していましたが、行ってみるとそこにあるのはローソン。
大丈夫だろうと思いつつ『セブンではない』とスルーされてしまったら困るので、念のため外で待っていたら無事に認識してもらえました。この先もほとんど補給ポイントが無いため、このコンビニは貴重な補給ポイント。
ここからはトリさんの後ろにつきながら渡良瀬川沿いを一気に下ります。この道はわたらせ渓谷鉄道を横目に見ながら下る非常に良い道なのですが、上桐原の交差点まで降りてくると突如として市街地に変わります。
その後はすぐにコントロール9に到着です。478km地点、時刻は13:29。貯金は27分まで回復。
このコンビニではmomさんと会った気がする。暑いと言いながらすぐに出て行かれました。私も暑くてあまり食欲が無いし、見ての通り日陰などない時間帯。気温も30度を超えていて、さすがに日に焼かれながら食事をするのも辛い。
しばらくすると7時スタートのYO-TAさんがやってきました。熱中症かも、と言いつつも無事に完走されたそうで良かったです。
コントロール10まで
さて残りですが、埼玉を突破して80km先にある青梅のコントロール10を目指します。敵は気温と強烈な向かい風。峠などはありませんが、いかにも北関東の市街地という退屈な道を走って進むのみ。
埼玉と群馬の国境をつなぐ上武大橋。風がすごい。
暑さで眠気が出てしまい、やむなく『埼玉県民心のオアシス、やまだうどん』に避難。空いている時間帯だったので、座敷に上がって休憩。色のついた炭酸水も最高でした。トリさんも付き合わせてしまって申し訳ない。
かなり元気になったので、一気に入間まで。これは金子に広がる狭山茶の茶畑ですね。明るい時間帯に通過したのは初めてかもしれない…。ちなみに八高線の金子駅は7年ほど前にリニューアルして新しくなりました。
茶畑を越えると2~3kmでコントロール10です。559km地点、時刻は18:55。向かい風と暑さのせいで貯金は6分減って21分に。ここで貯金が減るとは地味にキツいブルべですね…。
ゴールまで
さて残りは約40km。コースも下りですし、何とかなるでしょう。
途中で私が『腹が減った』と言い出したので、昭島にあるラーメン屋さん『小川』に立ち寄り。ちょうど空いていたのですぐに出てきました。トリさんお勧めだけあって大変おいしゅうございました。
残りはトリさんに引いてもらい、ゴールまで爆走。気温が下がってかなり走りやすくなったので速度も上がります。
そして21:22、無事にゴールに到着。6時スタートですから39h22mで完走です。すぐにmomさんもやってきて、大変だったブルべの完走を称え合いました。
主催されたたまがわぜっと班の皆さん、一緒に走ってくれたトリさん、momさん、ありがとうございました。これで無事に今シーズン6本目の認定。600は3本目となります。
PBPまで残すところ2ヶ月ちょっと。600の後は身体のダメージも大きいので、しばらくは大人しくして過ごす予定です。