KNOGのPWR インプレ『Modemaker』でモードをカスタマイズ
KNOGのライト『PWR』のインプレ編その4。モードをカスタマイズ出来るアプリ『Modemaker(モードメーカー)』の紹介です。
■概要
Modemakerで出来る事
Modemaker(モードメーカー)とは、KNOGのライト『PWR』のモードをカスタマイズ出来るPC用アプリです。MAC版とWindows版が用意されています。このアプリでは、
- モードの追加と削除
- モード自体のカスタマイズ
が可能です。2019年2月現在では、まだベータ版です。
インストール
インストールはKNOGの本国サイトからModemakerのページに移動してダウンロードします。ライトヘッドとケーブルで接続して使用することが前提なので、PCのみのアプリです。スマホのアプリはありません。インストール自体は、特に迷うことなく行えると思います。インストールが完了したら、早速アプリを立ち上げましょう。
アカウント作成・製品登録
アプリを立ち上げると、まずはアカウント作成を行います。
次に製品を登録します。『Batch Code』という欄には、製品のシリアルコードを入力します。コードはライトに記載されています。
続いてユーザー情報の入力画面です。
接続
登録が完了すると、ホーム画面に移動しますので、ライトを接続して認識させます。
接続は、付属のUSBケーブルで行います。
■カスタマイズ
認識されると、このように赤く変わります。
赤くなっている箇所の右側に『Default Modes』というボタンがありますので、そこをクリック。すると現在登録されているモードの一覧が下にずらっと表示されます。最初は点灯の『ハイ・ミディアム・ロー』とフラッシュが3パターン登録されていますね。それぞれのモードの詳細は、PWRの商品サイトに記載されています。
モードの選択・入れ替え
まず皆さんが最初に行うのは、モードの入れ替えだと思います。前述の通り、最初は点灯と点滅がそれぞれ3パターンづつ登録されています。私の場合、正直こんなに必要ありませんので減らします。ブルベの場合はとにかくランタイム最優先なので、volt800でもハイもミドルも使いませんし…。
また、このモードメーカーは点灯モードの明るさを自分で調整して『ランタイムのカスタマイズ』が出来るのがウリです。その場合、カスタマイズ用の点灯モードというものがありますので、それを追加します。
モードを追加する場合は右側に沢山並んでいる中から選ぶのですが、点灯モードのカスタマイズをする場合は『on』というのが該当します。全部で15のモードがありますが、点灯モードは4つ。残りは全部点滅モードです。まぁカスタマイズすれば良いのですから、点灯のモードをいくつも用意する必要は無いと思います。モードは全部で8つまで登録可能なのですが、今回は点滅の『pulse med』を削除して『on』を追加しました。
削除する場合は、各モードのところにある『delete』のボタンをクリックすれば消えます。
モードの入れ替えが終わったら、『Upload』ボタンをクリックしてセーブします。
ちなみに点滅のパターンをカスタマイズしたい場合は『eco flash』というのを選択します。
自分用モードの作成
次はお待ちかねの自分用モードの作成です。先ほど追加した『on』モードのところにある『details』をクリックします。
すると『control intensity』というウィンドウに切り替わります。ウィンドウ下側にあるスライダーを調節して、全部で7段階から明るさを調節可能です。ちなみに7段階の明るさが、それぞれ何ルーメンなのかは明示されていません。
しかしそれではランタイムが把握できないので困ります。考えた結果、このスライダーを調節すると、ライトのアイコンの明るさも変化します。それをデフォルトのモードである『high』『medium』『low』のアイコンの明るさ(画面上に表示される白さ、の事)と比較して、7段階の明るさを推測することにしました。
その結果、
- 1段階目:low(65ルーメン:23h)と同じ
- 4段階目:medium(250ルーメン:6.1h)と同じ
- 7段階目:high(600ルーメン:2.3h)と同じ
※ランタイムは、バッテリー容量が3,350mAhの場合
という結論に。残念ながらこれ以外の中間の明るさははっきりとは分かりません。
自分は、とりあえず3段階目(175 or 200ルーメン程度か?)に設定して様子を見る事にしました。ちなみに、各バッテリー容量と設定されたルーメン数で何時間のランタイムがあるのか?というのは、KNOGの本国サイトにグラフ化されたものが掲載されていますので、そこで確認することが可能です。
※追い風400でテストしたところ、5,000mAhバッテリーと3段階目の設定で余裕で一晩持続しました。
ちなみにダイアテックのサイトに記載がある『世界初の機能の最大の利点は、必要なランタイムを設定することで、ライト出力を最適化できることです。』という機能は、まだ実装されていない様子。まだベータ版ですからね…(リリースから1年以上経過しますけど)。
私がやりたい事は、ミドルサイズのバッテリー(5,000mAh)を装着して、1晩バッテリー交換無しで走ることです。↑のグラフによると、200ルーメンなら10h、175ルーメンなら11.7hのランタイムになるそうなので、十分実現可能。
ということで、自分に必要なルーメン数のモードを作成出来るというのは本当でした。またモードの入れ替えも出来るので、点灯モード1つと点滅モード1つというシンプルな構成にすることも可能。実際はこれ位しか使いませんよね。またバッテリーもラージなら一気に10,000mAhの容量になりますので、その場合は何と350ルーメンで11.3hのランタイム。ラージバッテリーと組み合わせて明るさをカスタマイズするのも、自由度が高くて楽しそうです。
明るさのカスタマイズとバッテリー容量の選択が出来る超便利なライト。こういうのが好きな人はぜひ。