キャノンボールの下見をしてみました。

今更なのですが、キャノンボールの下見と練習をしてみました。

■キャノボについて

個人的にはブルべを走り始めた7年前にキャノボジャージを買ったくらいには、実はキャノボに興味がありました。しかし予め日程がはっきりしているブルベと異なり、キャノボには日程や時間の縛りがありません。

しかしながらその達成は決してハードルが低い訳では無く、一般人的な走力の人からすると『風向き次第』というのが正直なところ。そもそも興味を持つ時点である程度の走力があると思うのですが、コースを研究するとか休憩を極力減らすとか、その様な努力をした上でも達成がギリギリというゲーム性の高さが(一般人には)人気の要因なのだと思います。

見ていると毎年のように新しいルートが開拓され、距離が短縮されているのも人気の要因の1つだと思います。私が興味を持った2013年当初は550km程度が普通だったと思うのですが、いつの間にか『キャノボ=東海道』ではなくなって京都を通らなくなり、距離が大幅に短縮。その後も徐々に進化して今では510km台の距離になっています。ルート研究の成果はすごいですね。

■個人的な事情

実はキャノボに興味を持って既に7年くらい経過しています。これはもう個人によって違いすぎますから何とも言えませんが…ブルベなら予め予定が分かっていますから家族との交渉もしやすいですが、なにせ大阪までの遠征になるうえに、子供が小さかったり、スタッフとしてどうしてもBRMの運営が優先になったりしてキャノボは優先順位が低かったのです。

私が余裕でキャノボを完走可能な走力があれば良いですが、残念ながらそうではなさそうです。少なくともコースを研究してミスコースをゼロにする必要はあるでしょう。そのためには試走が必要ですが、今までは家庭の予定が満載でなかなか難しかったのです。

そこで先日の3連休にぽっかり何も予定の無い日程が出来たので、キャノボのコースを走ってみようという気になりました。しかも風の予報は西風で、大阪→東京なら追い風となります。2時間くらいで急いで準備をして、翌日に大坂まで移動して1/3ほどを実走することが出来ました。

しかしなんでしょうね、この差は。ブルベなら600kmで土日に家を空ける事もありますが、キャノボだと出来ないというのは。優先順位の差なのですが、ブルべの方がウェイトが大きいので600kmでも交渉して予定を作りますけども、キャノボはいつ走っても良いのでどうしても後回しになってしまうんでしょうね。

■今回の目的

先にも書きましたが『下見する』と言ってもコースの全部ではありません。下見するなら1泊2日かけてでも通しで走るんじゃないの?と思った人もいるでしょう。しかし家族がいると、自由になる時間はせいぜい1日です。そこで今回は以下3つのテーマを設定しました。

  • とにかくキャノボのコースをある程度(1/3くらい)は走ってコースの概要をつかむ。
  • 24時間で500km以上のコースを走るという縛りがあるので、『24時間で500km以上走るぺースはどの程度なのか』をつかむ
  • 自分はキャノボをするのだというコミット

キャノボは時間との戦い(一部の人を除く)ですから、ミスコースなどは着実に時間を削っていきます。パイパスや陸橋も多数ありますから『軽車両通行禁止かどうか』をいちいち判断していたら時間が足りなくなる気がします。全部では無くとも、いくらかでも走っておけばその分は確実に時短になるはずです。そもそも大阪の道路元標がどこなのかも分かっていませんし…(今回やっと分かった)。

また24時間で500km以上というのは、結構な良いペースです。ブルベのペースで走っていたら絶対無理。果たしてそれがどの程度なのか、掴んでおく必要があります。パワメを持っていたらだいたい想像が付きますが、私としてはパワーが『150W』というのが24時間で500km以上を走る目安かな?と感じていましたので、それでキャノボの制限に間に合うのか、その出力を24時間出し続ける事が可能なのか確認する事。

大きくはこの2点ですね。

■当日

前日にルートをGarmin Edge530にインポートして、各種の充電をして東海道新幹線の予約をして、0時に就寝。準備をするのが遅かったので、新幹線は東京駅発8時ちょい前発。新大阪駅には10時10分くらいに到着です。

今回はあくまで下見なので、新幹線での普段着とか往復の新幹線の中で読む本とか、あえて荷物を絞りませんでした。当然ながら走行中もリュックと共にそれらを背負ったまま走ることになります。

ちなみに先ほども書いたように500km以上あるコースをこの1回で通しで走るつもりはなく、日帰りの予定。なので今回は大阪から名古屋までの約160kmというのが現実的なコースになろうかと思われます。新大阪に10時過ぎに着いて、自転車を組み立てて水や補給食を調達して梅田まで移動したらそれだけで11時でした。名古屋までの160kmをグロス20kmで走れたとして(キャノボ達成にはグロス20kmでは無理ですけど)、何もトラブルが無かったとしても19時に名古屋到着予定。日帰りにはギリギリですね。

道路元標

ここに来るのは初めてです。東京側の元標と同じく中心部にあるので、移動するだけでも信号が多くて大変ですね。写真を撮ったらすぐにスタート。調整していないのに、ぴったり11時でした。

スタートするとすぐに左折専用レーンが2本あって焦ります。一番左のレーンしか走れない自転車にとって、左折レーン2本は死亡フラグです。こっちは直進したいのに…。ちなみにコースは伊賀越えのルートです。

市街地を抜けるとまずは清滝トンネルです。呑気に道標を記念撮影。この日は天候が良く、絶好のサイクリング日和でした。

木津川を越える。

2020年3月に出来たばかりの木津川橋の交差点。そんなに新しい橋だとは知らなかった。

笠置橋。本番のキャノボではないので、観光気分で立ち止まって写真を撮れます。本番なら全てスルーですからね。楽しいサイクリングです。と言っても、写真を撮ったら割と頑張って走らないとペースの予習になりません。

頑張ると言っても、160kmを全力で走り抜けるわけにはいきません。あくまで500kmを走るキャノボ達成ペースがどんなものか掴むと言うのが目的。それでもグロス22km/hで走る必要がありますから、結構頑張らないといけないんですけど。

やっと三重県に突入。伊賀市は山に囲まれており、入る時も出る時も峠越えを余儀なくされます。そのおかげで距離が短縮されているのですが。

伊賀の市街地を越えて、R25沿いの池。鴉山池というらしい。

関西本線沿いの撮影スポットらしい。こちらのR25は旧道なので誰も通らないのですけども、山の中にここだけ人が集まっていました。

ようやくR1と合流です。R1という事は宿場町がありますが、ここだと関宿ですね。

亀山、鈴鹿を通過すると四日市です。大きなバイパスを通れるのでペースが上がります。ここまで結構頑張った(写真は撮りまくっているけど)のですが、それでもグロス20km/hしか出ていません。たびたびルートを確認していたりもしますからね。

伊賀を越えてバイパスを通るようになってから気付いたのですが、要するに四日市に抜けるまでは伊賀の峠越えのせいでペースが上がらないのです。この後、四日市、桑名を通るころには日が暮れて視界も見通しも悪くなったのですが、それでもグロスは21km/hまで回復。

名古屋に入るとちょうど18時。11時に出発し、昼間だけ走って7時間で155km程度走りましたのでまずまずのペースです。

道も間違えたし、写真もたくさん撮りました。コンビニではツイッターしてたし。名古屋から新幹線に乗らないと帰れないので、ここらでコースから離脱です。名古屋の中心部は信号が多く、たったの数キロに30分もかかってしまいました。

ともあれ無事に19時過ぎののぞみに乗車。22時には埼玉に帰還しました。

キャノボのペースも分かったし、あれなら頑張れば約500kmをペース落とさずに走れる…かも。約500kmってのはともかく、24時間というのが相変わらず想像出来ないので、やってみるしかなさそうですね。

後は道を間違えず、スマホをいじらず、休憩を減らして、リュックに背負った荷物も無くなればかなりマシに走れそうです。名古屋までは道も分かったから、もう間違えないですしね。あとは出発時間を工夫して、梅田を早朝に出るとかすれば10分くらいは楽に節約出来るわけです。

時間は…やるとしたら早朝?伊賀の山中を深夜に走りたくないなぁ。。。