wahooスピードセンサーの電池交換が大変すぎる件
約1年間使用したwahooスピードセンサーの電池が切れました。交換のためにカバーを外そうとしましたが、他のブランドに変更しようかと思うほど外しづらったため共有します。
■wahooスピードセンサーの電池が切れた
昨年の5月に、wahooさんからELEMNT ROAMと一緒にスピードセンサーを提供いただきました。ブルべメインの私の使用環境ではランタイムの短いELEMNT ROAMの出番が中々無いのですが、スピードセンサーは動作が非常に安定しているので気に入って日常的に使い続けています。
※ちなみにELEMNT ROAMは、ランタイムさえ長くなればメイン機として使いたいスペックの高さと動作の安定性を備えています。ランタイム40時間のELEMNT ROAMを出してください。
それから約1年。ライドの度に『スピードセンサーの電圧低下』のアラートが出るようになってしまいました。スピードセンサーの電池交換は面倒な印象が強いので見て見ぬふりを続けていましたが、重い腰を上げてようやく交換することとしました。
そもそもスポークの間に手を入れて、ゴムバンドを外す作業からして面倒です。
■電池交換の方法
さて電池交換の方法ですが、wahooに限らずスピードセンサー自体が非常にコンパクトであるため、嵌合された本体をこじ開けて電池交換することになります。
wahooのスピードセンサーに関しては、本体の片側にコインなどをかけるスリットが設けられています(作業後に撮影したので既にボロボロになっています)。
そのため、そこに何かの工具やコインをかけてこじ開けることになります。
■開けられない…
コインを試す
まずは定番のコインで試します。キャットアイのオムニ5などもコインで開ける構造になっていますので、我が家には10円玉が工具箱に入っています。
ところがスピードセンサー本体の樹脂が思いのほか柔らかく、画像の様にコインが接触する部分が凹むだけ。微動だにしません。
スリットの幅とぴったり一致する工具があれば、より大きな力をかけることが出来ると思いますが。上記の画像を見ると、10円玉では微妙に内側にかかっていることが分かります。難易度高いな…。
マイナスドライバーを試す
10円玉では無理だということが分かりましたが、嫌な予感がしたので検索するとマイナスドライバーでこじ開けたという人のブログを発見。手持ちのマイナスドライバーの中で最も大きなものを使って試みましたが、やはり微動だにせず。スリットの傷だけが増えました。
本当にマイナスドライバーで開けられたのか疑問。
チェーンリングナットレンチを試す
開けられる気がしないので、もう少し検索すると『wahooのスピードセンサーは開けるのが非常に困難』というAmazonのレビューが出てきます。しかも同様のレビューが複数。
『私のやり方が悪いわけではない』ということが分かりましたが、それが分かっても電池交換は出来ません。
基本に返り、スリットの両端ギリギリに工具をしっかりかけてこじ開ける必要があります。工具箱から選んだのは、この『チェーンリングナットレンチ』。古いタイプなのでペグスパナと呼んでいた時代のもの(TL-FC20)ですが、チェーンリングのネジの着脱に使用する工具です。
スリットにかけられる薄さで、直線部分が長いことが特徴。これをスリットにかけてこじると、ようやく本体に少し隙間ができました。その隙間からマイナスのマイクロドライバーを差し込み、少しづつ無理やり開けていきます。
本体には傷が付きまくっていますが、傷を付けずに開けるのは無理だと悟りました。何でも良いのでとにかく開けないと電池交換ができません。
格闘すること3分。ようやく分離することが出来ました。手強かった。
構造を観察すると、嵌合力を上げるための突起が2つあるほか、スリットの反対側にはツメが設けられています。
最終的にはこれだけ傷が付きました。
■無事に交換完了
中を開けて出てきた電池はオーソドックスなCR2032で、手持ちの在庫で対応することができました。交換後は本体の上下を嵌めるわけですが、これまた多少の力をかけた程度では嵌らず、面倒なのでゴムハンマーで叩こうかと思ったほど。やはり固定力が高すぎるので、内部にあった突起は1つで良いのでは…と感じます。
次に開けたら更にボロボロになるでしょうから、2~3回の電池交換で使い捨てなのか?という印象を受けます。
これからまた約1年は使用出来ると想定していますが、次回は今回よりも苦労することが確実なことを想像すると、他のブランドを使おうかと思ってしまいますね…。
スピードセンサーとしての性能は良いだけに、もう少し変形しない樹脂を採用した改良版を出して欲しいところです。