【ブルべ】BRM503Rさくら会津若松600を完走しました その3
2025/05/03に開催された、RさくらのBRM503会津若松600の走行記録その3です。今回はPC2からPC3まで。
その2はこちらから。
■走行記録
PC2まで
200kmを過ぎるとようやく茨城県を終えて、福島県にIN。最初の市町村は…いわき市。いわき市はでかい。人口は約31万人。福島県において郡山市に次ぐ県内2位、東北地方でも3位です。
面積においても、静岡市に抜かれるまでは日本一の広さを誇っていました。ということで、どこまで行ってもいわき市。最初に通るのは勿来地区ですが、ここも以前は勿来市という別の自治体でした(いわき市との合併は1966年と古い)。

その後、小名浜を越えて20km進むとようやくPC2。ローソンいわき内郷綴町店に到着です。時刻は15:41。クローズは21:40ですから、貯金はなんと約6時間に増えました。

PC1で懸念していた通り、本当に16時までに到着してしまいました。予約しているいわき駅前の宿はここからたったの2km先。寝るにはあまりにも早すぎます…。
いわきの宿を当日キャンセルして郡山まで進むべきか?など色々考えましたが、サイコン(iGS800)のバッテリー残量が10%しかないこと、宿代は既に支払い済みであり当日キャンセルしても1円も返ってこないことを考慮すると、予定通りいわきで寝るのが良さそうです。
ここでは先着のランドヌールが1人いました。私もお腹が空いていましたが、駅前の繁華街でラーメンと餃子を食べる計画でしたので、ヨーグルトだけ食べて先を急ぎます。
いわきの宿へ
PCを出て10分もしないうちに、駅前の東横インに到着。チェックインの前に、ホテルそばのラーメン屋さんでラーメンと餃子を食べて明日の(今日の?)カロリーを補給します。時刻は16時ですが、お腹一杯になれば寝られるでしょう。235km走ってそれなりに疲れているし…。

味噌チャーシューメンをオーダーしましたが、画像にチャーシューは映っていませんね。店長から『チャーシューは中に入ってるからね!』と言われ、箸で探ると大量のチャーシューが出てきました。
餃子もこれまでの人生で一番にんにくが効いている餃子で、ビールが飲みたくなりましたがさすがに我慢。あっという間に完食してホテルへ向かいます。
どうやら『ハワイアンズスタジアムいわき』でサッカーのゲームがあったようで、ホテルはサポーターで賑わっていました。自転車はそのままでは部屋に持ち込めないとのことなので、PEKOさんの自転車ソックスで覆って部屋へ。まずはiGS800を充電して、シャワーを浴びます。

チェックインは16時半と、計画よりも3時間も前倒しです。計画では0時に出発する予定でしたから、少なくとも7時間ほど滞在できる余裕があります。余裕があり過ぎて怖い。
そこで今回はシャワーの後に、バスタブにお湯を張って入浴。いつもはルートインなので大浴場に入りますし、ルートインでなければシャワーのみになりますが、今回は贅沢に時間を使います。15分ほどでそれなりの湯量になったので入浴。やはりお湯に浸かると疲労が回復しますね…。
歯磨きなどもこなして、明日の準備を整え17時半には就寝。何があるか分かりませんので、予定通り3時間半ほど寝て、21時起床、21時半出発のスケジュールとします。おやすみなさい。
PC3まで
ということで21時に起床です。17時に眠れるのか不安ではありましたが、それなりの睡眠を取ることができました。
身支度を整え、予定通り21時半に出発。こんな時間にチェックアウトする客はいないらしく、システムでは対応できなかったためカウンターでの有人チェックアウト処理となる。

もう少し寝ていれば良いのに、と自分でも思いますが、何があるか分からないのがブルべ。余裕をもって計画よりも3時間前倒しで進むことにします(後にこの判断が役に立つのであった…)。
次はPC3、295km地点のセブンイレブン大越町店を目指します。約60km先ですが郡山(325km地点)までは磐越東線沿いに進行し、一山越える必要があります。夏井駅付近がピークなので、まずはそこまで頑張ります。
ホテルを出るとお腹が空いたので、近くにある焼き肉屋にIN。まずはチューハイ風味のジュースを飲んで水分補給。やはり水分が不足しているので非常にうまい。

続いてクッパ。炭水化物と水分を同時に補給できる理想的な食事です。溶き卵でタンパク質も摂取できますし。土曜日の22時、非常に混雑していましたが、時間には余裕があるので問題なし。

いわきの街を後にすると、磐越東線沿いに登っていきます。徐々に市街地を離れ、集落と暗闇を交互に通過していく。
この日常から解き放ってくれる静寂さが、ナイトランの醍醐味。集落以外は街灯皆無なのですが、磐越東線に沿って進むルートのため、時折現れる踏切が煌々と輝きを放つ。1kmに1か所くらいはありました。

昼間からは気温も下がり、15度前後しかありません。使わないと思っていましたが『もし寒かったらいやだ』と念のため持参したPerfetto RoS2 VestとPerfetto Light Glove(長指グローブ)が活躍。

参加者の中でもいわきに宿泊するという変則的なプランニングを実行しているのは私くらいでしょうから、誰にも会わずに進んでいきます。
黙々とヒルクライムをこなし、ピークの夏井駅付近に到着したのは0時過ぎ。そこから5kmほど走り、予め場所を確認してあった貴重なコンビニであるミニストップ小野新町店にIN。ツイートは0:37です。
このコンビニには多数のランドヌールが立ち寄ったらしく、深夜で暇そうだった店員さんに『あなた達は何をしているのか。どこから来てどこへ行くのか。』という定番の質問を投げかけられました。
こちらも、客が私しかいないイートインでコーヒーを飲ませてもらっている恩があるので、楽しく会話させていただきました。人との会話自体が東横インぶりです。福島の気候を教えてくれて、親切な店員さんでした。
危うく長居しそうでしたが、気持ちを切り替えてリスタート。出発してすぐに、2023年のアタック二本松でPC3だったファミリーマート滝根広瀬店の前を通過。このコンビニは新しいコンビニで、当時は『こんな何も無い場所に新店舗ができて大丈夫なのか…?』と思った記憶があります。もちろん思い付きで出店しているわけはありませんから、大丈夫なのでしょうが。
台地の上のような場所に来ているので、ここから先は平坦です。
そして280km地点のミニストップから16kmほど進み、PC3である『セブンイレブン大越町店』に到着です。時刻は1:17。いわきのPC2からの区間距離は60kmですが、実に9時間が経過しています。

ホテルで寝たから仕方ない。それでもクローズまで27分の貯金がありますので上出来です。ここではチキンバーガーを食べて補給。寒かったのでしょうね。当然ながら、私の他に参加者はいません。
この先は郡山までいったん下り、猪苗代湖まで登るという難関が待ち構えています。ほとんどの人は郡山で宿泊しているでしょうから、そろそろ他の参加者と会いたいところです…。
その4に続く。