雨装備

【ブルベ装備】雨対策・雨装備・防水について その2(下半身編)

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さてブルべ雨装備、雨対策、防水の2回目。次は下半身(=レインパンツ)です。

こちらについても、製品をどうのこうの言う前に、人によって対応が分かれます。

■レインパンツを用意する人

コースの2~3割で雨に降られる場合どうするか?を決めましょう

通常の人は、天気予報を見てコースの5割以上が雨に降られる場合、レインパンツを持っていくと思います。ところが2~3割…例えばスタートから最初の2時間くらいだけとか、ゴール手前40km位で雨雲に捕まりそうだ、などの場合に悩むことになると思います。

大抵の人はお守りの意味も含めてレインジャケットは持参する人が多いです。ところがレインパンツもとなると、装備が増えますので対応が分かれますよね。この位の降水確率ですと、『少しくらいなら濡れても良い』という人と『数時間であっても濡れるのが分かっているなら、レインパンツも持参』という人に分かれます。装備の重さをどこまで許容するか?やケツの耐久性にもよるのでしょう。

私も非常に悩みますが、私の場合は股が弱く、レーパンのパッドが濡れると色々トラブルが発生するので、なるべく上下どちらも持参するようにしています。

まずパッドが完全に浸水すると、ペダリングの際の摩擦が増えます。股の皮膚もふやけますので、長距離になると股ずれの原因になります。対策としては、リアにマッドガードやマッドフラップを付けるだけでもレーパンへの浸水を遅らせることが出来ます。スワンガードのような簡易タイプのフラップでも、かなり効果があります。

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一方で、多少ならレーパンが濡れても平気な人がいます。だいたいコースの半分以下くらいが雨であれば、レインジャケットだけで押し通せる人も多いようです。この辺は結構個人差がありますので、最初はレインパンツありから始めてみて、『自分もレインパンツ無しでいけそう』と感じた場合は無しで走ってみるのがよろしいかと。

■レインパンツを用意しない人

上記の『多少ならレーパンが濡れても平気な人』とは一線を画す、『基本的にレインパンツを履かない人』もいます。強靭な股の皮膚を持っているのだと思われます。確かにレインパンツを履くと『ペダリングがしづらい』『サドルとの摩擦が減って、尻が動いて安定しない』など弊害も多いです。傾向としては、『心拍数を上げれば大丈夫』系の人に多い印象です。強度を上げる走りには、レインパンツはレインジャケット以上に邪魔以外の何物でもありませんからね。

まぁそんな人でも、台風の時や400km以上の距離で全行程雨予報!などの状況ではレインパンツを装着してきたりしますので、1本持っておくに越したことはないです。

■雨対策アイテム紹介

まず最初に言っておきたいことは『安物を買ってはいけない』ということです。コンビニカッパレベルの透湿性の低いレインウェアは、ブルべではNGです。体験すると分かりますが、5分もすると内側が完全に結露します。それだけ発汗しているということです。

結露した汗は逆に体を冷やし、確実に体温を奪っていきます。カッパを着ていないのと何ら変わりません。まだ最初からレインウェアを着ない方が諦めがつくというものです。

ということでまたモンベルです。とりあえずモンベルを買っておけば大丈夫です。信者と呼ばれても仕方ありませんが、この価格でこの性能はモンベル以外にありません。

予算5千円前後

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モンベルのサンダーパスです。生地はドライテックというものを使っていますが、この価格で生地のレイヤーが3層になっているのが特徴です。国内メーカーらしく、カラーとサイズが非常に豊富。

予算1万円

■モンベル
コンバーチブルレインパンツ(型番:#1128573)

ひざ下が脱着可能なタイプでペダリングを妨げません。私のような『レーパンのパッドが濡れるのを避けたい』という人には最適なアイテム。生地はドライテックの3レイヤーで必要十分です。重量192g。価格は10,800円(税別)。

■モンベル
スーパーストレッチサイクルレインパンツ(型番:#1130272)

こちらは自転車用です。ストレッチドライテックというストレッチ素材を使っていて、非常にペダリングがしやすいというのが特徴。カサカサ音がせずに、滑らかにペダリングが出来ます。重量も軽く、195g。価格は10,286円(税別)と自転車用としてはリーズナブル。個人的にはこれが最もおすすめです。

予算1万円超

ここからはゴアテックスになります。個人的にはレインパンツはゴアテックスでなくとも問題無いと思っていますが、ジャケットのように大きな価格差がある訳ではありません。ですが透湿性はあるに越したことはなく、内側が結露すると足の皮膚に張り付いたりしてペダリングがしづらくなったりします。

長距離になればなるほど、200kmなどでは気にならなかった些細な事が増幅されてストレスになってきますので、気になったのであればゴアテックスをお勧めします。しかもゴアの中でも性能にランクがあり、畳んだ際もコンパクトになりますので、どうせ買うなら一番良いのを買うことを勧めます。

まずはトレントフライヤーパンツです。悩んだらコレ買っておきましょう、というヤツです。重量162gと圧倒的に軽いですね。軽いと荷物にならないので、『降水確率50%』のような微妙な天候で悩んだ時にとりあえずバッグに入れておくということが可能です。

次はサイクルレインパンツです。こちらもゴアテックスなのですが、自転車用ということでかなりの手間がかかった造りになっています。具体的には、表・サイドやひざ・尻など負荷の違いに応じて糸の太さを使い分けています。シルエットがすっきりしており、よりペダリングがしやすいですね。反射素材も随所に使われていますし。

このサイクルレインパンツは、2018年9月にモデルチェンジを行っています。現在流通しているのはほとんど新型のはずですが、店舗によってはまだ旧型の在庫があるところもあります。モデルチェンジの内容は下記。

ちなみに私が使っているのは、スーパーストレッチサイクルレインパンツです。この辺で十分と思います。レインパンツの脱着は面倒ですが、パッドが濡れてしまうと乾かないので私は使っています。人によって意見が分かれるアイテムですが、安いものですので1本持っておいて良いと思います。

■ブルべ雨装備・雨対策・防水編は他にもあります

https://morou2.com/2018/03/30/rain1/

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。

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