【ブルべ】BRM325埼玉400アタック老越路を完走しました その1
2023/03/25に開催されたオダックス埼玉のBRM325 アタック老越路(400km)を走ってきました。結果は24h37mで無事に完走です。今回も証跡はOKだったので、認定は大丈夫そうです。
そして2023シーズンとしてはこれが4本目、無事にSRとなりPBPのエントリー要件を満たしました。400のブルべは600よりもきついのですが、早めの時期に完走出来て良かったです。これで、PBPまでの残りの期間は『SRを達成せねばならない』というプレッシャーから解放されて、好きなブルべを走ることができるようになります。
■まとめ
私はブルべを始めて10年以上経ちますが、その中でも今回の400kmは上位5本のきつさでした。とにかく土日通してひたすら雨が降っており、レインウェアを脱ぐチャンスはほぼなし。最初から最後まで雨が降っていた400は、2012年のアタック奥利根以来です。
…と書いたのですが、自分のブログを確認するとアタック奥利根は最初の30分くらいレインウェアを着ていなかったらしい。400km以上で最初から最後まで着ていたというのはこれが初めてでした。
ちなみに600kmでは、スタート時点で既に降っていてその後も24時間以上の雨が続いたというのは数年前に走った千葉のもてぎ600などがあります。それでも600ならホテルに入ってシャワーを浴びたり仮眠をしていますから、400でこのコンディションはなかなかハード。
また雨が降るとトラブルの確率も増大します。今回はそこそこ減ったタイヤで参加したせいか、パンク2回、タイヤ交換1回。チューブを買うために約7km(往復15km)コースアウトして、サイクルベースあさひまで行ったりもしました。
各コントロール通過時刻
その結果はこちら。コースは比較的平坦なイージーな感じなので、順調に貯金が増えています。PC2と梅田湖の間で貯金が減っていますが、ここであさひに行ってチューブ交換とタイヤ交換などを行っています。平坦が多いコースで助かりました…。
到着時刻 | 貯金 | 所要時間 | 区間距離 | 総距離 | |
スタート(入間) | 7:00 | 0:00 | - | - | - |
PC1(セブン高崎城山団地入口) | 10:21 | 1:15 | 3:21 | 69.0 | 69.0 |
PC2(セブン吾妻東村) | 13:27 | 1:57 | 3:06 | 57.2 | 126.2 |
QP(梅田湖) | 19:12 | 0:28 | 5:45 | 64.1 | 190.3 |
PC3(ミニストップ宇都宮川田町) | 22:40 | 1:12 | 3:28 | 62.9 | 253.2 |
PC4(セブン桜川椎尾) | 1:58 | 1:10 | 3:18 | 49.2 | 302.4 |
PC5(セブン大利根北大桑) | 4:57 | 1:23 | 2:59 | 47.9 | 350.3 |
ゴール(入間) | 7:37 | 2:23 | 2:40 | 50.5 | 400.8 |
コースについて
コースは定番の豊水橋をスタート、高崎から榛名山のふもとをかすめ吾妻まで。その後、梅田湖を経由して宇都宮、筑波山の近くを通って帰ってくるというコースレイアウトです。主な登りはR406の倉渕峠、梅田湖、葛生にある会沢峠の3か所です。
天候について
当日の天候は雨。3日くらい前までは木曜~日曜にかけて全て雨マークがついておりDNSするか悩むほどだったのですが、直前になり予報が改善。7割程度は曇りとなったので走ろうと決定。
しかし前日夜に再び雨マークが復活。SRがかかっていること、また準備も出来てしまっていることから走ることに。当日になっても昼間は曇り予報となっていたのですが、実際はレーダーに映らない雨が降り続いているという状況。
気温は深夜でも8度、最高で11度くらい。10度前後で安定していたのでウェアの選択だけはむしろ楽でした。また風の影響があまりなかったのは助かりました。
装備について
当日のウェアは以下の通り。前述の通り10度前後で安定していました。夜間のPCでは『寒いですねー』という会話もしたのですが、私はウェアのおかげで寒いということはありませんでした。ごめんなさい。
今回も全てカステリです。10度なら薄手の冬ウェアで問題ありません。()内はウェアの対応温度帯です。
- ジャケット:Perfetto RoS Convertible(4-16)
- アンダー:PROSECCO TECH LONG SLEEVE(6-16)
- タイツ:ENTRATA WIND BIBTIGHT(-2-6)
- その他:グローブは、雨が少ない時はMORTIROLO GLOVE(7-15)。耐えられなくなるとテムレス+軍手。
- レインウェア:モンベルのサイクルレインジャケット+サイクルレインパンツ
ジャケットのPerfetto RoSシリーズは悪天候向けのジャケットのためGORE-TEXが使われており、表面も撥水加工がなされています。雨が降ったりやんだりという程度の降水量であればレインウェアは不要なのですが、今回はひたすら降り続いていたためレインウェアを着用せざるを得ませんでした。
気温的には上記ウェアの選択で問題なし。暑くもなく寒くもなく、快適でした。特に先日購入したアンダーの『PROSECCO TECH』のおかげで、汗冷えもありませんでした。
■走行記録
スタートまで
それではスタートです。今回は埼玉の清水藩ブルべですから、スタート地点は定番の豊水橋です。スタートは7時のため4時に起きて車でスタートまで向かいます。雨は予報通りに既に降っています。途中の指扇にあるすき家で朝食を食べて、6時過ぎに到着。
既に6時スタート組が出発した後ですが、7時スタートはまだ誰もいない…。まさか1番乗りになってしまうとは。主担当のUさん、スタッフのK澤さんに挨拶して(あとSさんとKさんも)7時のスタートリストを用意してもらい、サインをして自転車の準備を行います。
そうこうしているうちに、この雨でも走るという奇特な参加者が徐々に集まってきましたが、全部で10人ほど。うち2名は知った顔のたっちーさん、K野さん。スタートリストはDNSだらけです。頑張りましょう。
PC1まで
さて装備チェックを受けてスタート。まずは埼玉を抜けて、69km地点の高崎のセブンイレブンを目指します。今回は本当にずっと雨だったので、道中の写真はありません。
K田さんに力強く見送られて出発しましたが、なにせ10名しかいませんのでしばらく一人旅。そのうちにTTバイクに乗った方に追いつき、しばらく一緒に走ることになります。小前田駅の手前でまた1人を吸収して3名で進む。みなさんマッドガードを付けていないので後ろに付けず、追いつくと無理やり追い抜いて私が先頭を引くことになるんですよね。
ちなみにこの方はこの雨予報だというのに普通のレーパンを履くのみという潔さでしたが、無事に完走できたのだろうか。
その後、40kmほど進んだところで私がドラッグストアに立ち寄ったためお二人とはお別れ。しっかり固定されているはずのトップチューブバッグの位置が大きくズレるため、その原因確認のためです。
このトップチューブバッグはアピデュラのボルトオンタイプをウルフトゥースのエブリウェアベースを使って固定しています。
補給しつつ確認したところ、どうやらベースが金属のため、雨が降ると非常に滑りやすくなるもよう。ストラップを最大限に増し締めしましたがあまり効果はなく、走行中は最後までズレまくりました。
晴れの日は問題が無くても雨では問題が露見するというのは良くある話で、こういったものを見つけるために雨でも走る必要があるのです。トップチューブバッグについてはボルトオンタイプをやめる必要があるかもしれません。
その後も淡々と平地を走り、69km地点のPC1に到着。時刻は10:21。雨なので皆さんペースが上がらず、私の他にも4名ほどPCに到着していました。
PC2まで
次は57km先、126km地点にあるPC2を目指します。
高崎を出るとじわじわと緩やかな登りが続く。今回のコースで最も標高の高い倉渕峠(670mくらい)を105km地点で通過しますので、そこまでは登りが続くことになります。
R406に合流すると更に斜度がアップ。このあたりでTTバイクの方、リカンベントの方をパス。しばらく走って倉渕峠に到着。あまり凶悪な斜度では無かったので助かりました。その後は吾妻まで一気に下ります。
しかしリカンベントは速いですね。登りでパスしたはずが下りであっという間に追いつかれました。その後は向かい風が続いたのですが、空気抵抗が少ないので向かい風にも強い。みるみるうちに遠ざかっていきます。ちょっと頑張ったら追いつくというレベルの速度差ではありませんでした…。
このあたりで有名な焼肉屋さん『あおぞら』の看板を見ながらペダルを踏み、無事にPC2のセブンイレブン吾妻東村店に到着。126km地点、時刻は13:27。貯金は約2時間に増えました。
このコンビニに入る直前にリアタイヤに違和感を感じたので念のため確認したところ、何とパンクしています。買い物から戻ってくると完全に空気が抜けているじゃありませんか。『向かい風できつい』と思っていたのはスローパンクしていたからなのか…?
なんにせよ、PCに到着するまで走ることが出来てラッキーでした。
食事をした後、小雨の降る中チューブを交換…したが上手くいかない。新品のスペシャライズドブランドのチューブなのですが、何とバルブコアがしっかり装着されておらず、ポンプを抜くときに一緒にコアが抜けてしまうのです。指でいくらしっかり締めても駄目です。おいおいおい、バルブコア回しなんて携行してないですよ…。
その時、隣にいた方から『どうされました?』と声をかけていただく。事情を説明すると何とバルブコア回しを持っているとのこと。有難くお借りしてバルブコアをしっかり締めると無事に空気を入れることが出来ました。
本当に有難かったです、どうもありがとうございました。実はこの方とゴール受付で再会したのですが、その時はゴールの高揚感でその方の顔をすぐに思い出すことが出来ず、きちんとお礼を伝えることができませんでした。
何と失礼なことをしてしまったのかと悔やまれますが、この後のトラブルの印象が強すぎて、バルブコアのトラブルのことはブログを書いていて思い出したのです…。ここで書いても仕方ありませんが、本当にありがとうございました。
文字数が4,000を越えましたので、その2に続きます。ここからがトラブルの本番です。