モンベルのサイクルレインパンツが破れたので修理サービスに出す話

morou2

愛用していたモンベルのサイクルレインパンツが破れました。

この傷以外は非常に良い状態を保っているので、『モンベル修理サービス』を利用して穴を修理してあと数年は活躍してもらうこととしました。

■サイクルレインパンツが破れる

5年間使用しました

2018年に購入して以来、5年使っているモンベルの『サイクルレインパンツ』。GORE-TEXを使っており、モンベルの自転車用レインウェアの中でも高級品です。この商品は2018年にモデルチェンジを行っているのですが、その際に割引となった旧型を買いました。モンベルはこういった機会しか値引きがありませんので、良い買い物でした。

そこから約5年間使用しているのですが、モンベルのレインウェアの出番となるような雨ブルべは年に何度もありません。数時間の小雨なら、カステリのウェアの撥水性能で十分なためです。荷物は増やしたくありませんしね。

正直なところ5年間で10回も使っていないわけですが、雨ブルべほど辛いものは無い…ので、私にとっては必須アイテムです。

奥の細道1000とアタック老越路

しかし10回も使っていないのに、レインウェアは破れるものなのでしょうか。結論から言うと破れます。その原因の大きなものは、2022年のGWに走ったAR日本橋の『奥の細道1000』と、2週間前に走ったA埼玉の『アタック老越路』です。

奥の細道は約12時間、アタック老越路は約24時間、雨の中を走りました。とどめを刺したのはアタック老越路ですが、奥の細道も確実に影響しています(他の雨ブルべでも、2時間使えば2時間なりのダメージを受けます)。

その原因ですが、トップチューブバッグとレインウェアの膝部分がペダリングのたびに接触すること。

トップチューブバッグは、路面の段差などの衝撃を受けてどうしても左右どちらかに傾いてきます。また人間のペダリングにもクセがある(私の場合は左が若干内側に入る)ので、これが合わさるとレインウェアとトップチューブバッグが接触する事象が発生します。

ケイデンスを90回転/分だとすると、単純計算で1時間の接触回数は5,400回(実際は信号待ちなどで減ります)。10時間走ると54,000回も接触する計算です。

もちろん接触していることは気づいていますが、ペダリングの方を無理に矯正すると1時間もしないうちに膝に違和感が出てきたりします。膝が故障してしまうと復調までに平気で半年~1年を必要とするケースも多いですから、接触したままペダリングを続けると破れるだろうなと思いつつ、レインウェアを犠牲にする方を選びました。

トップチューブバッグを使わなければ解決するのですが、スマホを入れる場所として非常に便利なため、総合的に判断して使い続けています。

破れた箇所

冒頭にも画像を載せていますが、破れた箇所はこの通り。接触する箇所が約3cmほどの穴となっています。

穴といいつつ、実際には『裂け目』という表現が適切です。実際に穴が開いたのは400kmが全部雨だったアタック老越路の120km地点あたりでした。その後の280kmは穴が開いた状態で走っていたわけですが、小雨だったこともあって浸水はあまりありませんでした。

とはいえ土砂降りになると浸水することが予想されますので、修理することにします。

■モンベル修理サービス

モンベル修理サービスの概要

モンベルでは様々な商品の修理が可能です。さすが国内メーカーです。修理サービスの詳細は、以下のリンク先にまとまっています。

修理の流れと受付方法

修理の流れは以下の通りです。

  1. 上記『修理サービスのご案内』ぺージから修理受付書をダウンロードして記入。
  2. 商品を修理受付書と一緒に送る。発送方法はモンベルストアに直接持ち込みか、カスタマーサービスに発送のどちらか。発送の場合、送料は発送側負担。
  3. 商品到着後、状態の確認を行う。
  4. 修理見積額、必要日数の連絡が来る。修理受付書に『見積の連絡は不要』のチェックを入れていた場合、連絡は無くそのまま修理に入る。
  5. 同意後、修理を開始。
  6. 修理完了後、モンベルストアで受取り、もしくは自宅へ発送される。自宅へ発送を選択すると送料は受領側の負担。

私の場合はモンベルストアが車で10分ほどのイオンモールにありますので、ストアに持ち込みをしました。往復の送料もかからずお得です。梱包の必要もありませんでした。

また商品を預ける、または発送する際は洗濯や清掃を行っておきましょう。詳しくは修理受付書に記載がありますが、汚れや異臭がひどい場合、濡れている場合、素材自体が寿命となっている場合などは修理対応が出来ません。

修理金額の相場について

修理金額については商品や損傷の度合いで千差万別ですが、上記『修理サービスのご案内』ページに代表的な事例が掲載されています。

例えばダウンジャケットで損傷個所(穴あき)が15×15cm以内かつ1箇所である場合は当て布をして修理が行われます。その場合の金額は2,000円(税込)。これが同じ範囲で2箇所になると3,000円(税込)となります。

レインウェアであれば10×10cm以内、1箇所なら2,000円。ソフトシェル系であれば2,400円とあります。また登山靴のソール張替えであれば、13,500円とのこと。いずれもリーズナブルな価格かと思います。

今回の損傷は上記の例に当てはまると想定しましたので、修理受付書には『見積の連絡不要』にチェックを入れて依頼を行いました。修理費用が2,000~3,000円であれば特に問題はありませんので、少しでも日数を短縮するためです。

このあたり、商品の価格も修理を行うかどうかを含めた判断基準の1つになってきますね。今回穴が開いたサイクルレインパンツの価格は20,900円。この価格なら、修理費用が仮に5,000円であっても修理して使おうという気になります。実際、物は綺麗でまだまだ使えそうですし。

逆に8,030円のサンダーパスパンツであれば、修理費用をかけるよりも、状態によっては買い換えるという判断もあり得るかと思われます。

納期について

今回については、どうやら修理依頼が集中していたらしく『約5週間』とのことでした。

お店の人に聞いたところ、通常であれば約2~3週間が一般的とのことでした。今回はどうやら修理依頼が集中しているらしいとのこと。納期には幅をみていた方が良さそうです。

■修理が完了

2週間後にお店から連絡があり『修理完了しました』とのこと。5週間と言っていたのにずいぶん早いですね。

ということで引き取ってきました。修理代金は穴が1箇所だったので2,000円。お安いです。

当て布で完璧な修理。

裏側もシームテープがしっかり貼り付けられています。これでまた2~3年は使えるでしょう。

■まとめ

モンベル製品の修理サービスの概要です。

穴が開いた程度であれば、納期は概ね約3週間、価格も2~3,000円程度とリーズナブルです。モンベルは大阪市西区に本社を置く純然たる国内メーカーですので、このようなアフターサービスにおいては非常に手厚いです。

私のようにトップチューブバッグを使っており、そのうえでレインウェアも使うと、膝がこすれることは避けられないことではあります。しかしモンベル製品についてはレインウェアの修理はかなりリーズナブルに行えますので、高価なサイクルレインパンツでも容赦なく使い倒すことができます。この点はモンベルの大きなアドバンテージであると思っています。

みなさんも、モンベルの高価なレインウェアを購入する場合の判断要素の1つとして織り込んでいただければと思います。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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