大阪⇒東京キャノンボールを達成しました(スタート直前まで編)
突然ですが、1/7に以前からの目標であった大阪⇒東京キャノンボールを達成しました。応援いただいた皆さんありがとうございました。
※『達成』とは24時間以内の完走のこと。24時間をオーバーしてしまうと『完走』と呼ばれる
元日に書いた記事に今年の目標として『次は平坦系のキャノボでしょうか』と書いていたのですが、なんと正月休みの間に達成してしまいました。
どちらかというと自分は登りが得意であり、ルーラーやパンチャー的な脚質でもないため、平坦多めコースになりがちなキャノボは当分達成できないと思っていました。ところが今回キャノボまで達成してしまい本当に嬉しい。毎週欠かさずジムで筋トレを続けた甲斐がありました。
これで自分の中で大きなチャレンジと考えていた2022年6月のエベレスティング達成、2023年8月のPBPでの認定に続いて、キャノボも達成したことになります。次はどうしよう。
■チャレンジまでの経緯
元々は2024年の目標として掲げていたので、暖かい5~6月あたりに達成できれば良いな~と考えていました。1月と比べると日も長いですし、分厚い厳冬期用グローブをつけていると補給食を食べるのもままなりませんから、冬に走るメリットはどう考えてもありません。正月休みなら日程の都合がつきやすい、という点くらいです。
一方でせっかくの正月休み(10連休)を利用して何かチャレンジをしたいとは考えていました。でないと飲んだくれて終わってしまうので。そこで思いついたのがキャノボの試走。宣言はせずにキャノボのペースで走ってみて、本番の予習をする計画を立てていました。そのために移動用の新幹線や前泊用のホテル予約もしていました。
そして実行の2日前に新年会と称して友人と焼肉を食べる機会があり、その場で『本番さながらにキャノボの試走をするつもり』と話したところ『そこまでやるなら宣言して本番として走った方が良い』という流れに。
※キャノボのチャレンジ前には『宣言』と称してX(Twitter)で『今から走ります』とツイートするお約束となっている
達成できるイメージが全く湧いていなかったため宣言を行うつもりは無かったのですが、『宣言するのはタダなのだから、DNFするつもりでも宣言だけすれば良い』という意見に返すことができず、宣言して正式にチャレンジする流れとなってしまいました。
ここまで来たら、もう引き返すことはできません。退路を断たれ、本気で走るしかなくなってしまいました。
※スタートの宣言をツイートすると、それだけで『いいね!』が数百ついたりしますし、場合によってはスタート地点の道路元標まで見送りにきてくれる人がいたりします。そんな状況になるのに『宣言はするが完走するつもりはない』とは中々言いづらい
当時のツイートからは、渋々感がにじみでる内容となっています。暖かい時期に挑戦した方がメリットが多いのですから当然です。正直なところ、試走にとどめるつもりだったので体調も万全ではなかったです。
■前日から当日
そして翌日。予定通り埼玉から新大阪へ移動します。14時半の新幹線に乗車です。
2024年の年末年始は、自由席が無くなり全て指定席となっていました。年末年始と言えど1/5ならもう少し空いていると思ったのですが、どの便でも特大荷物スペースの空きが無い。たまに3人席の中央が空いている程度です。
特大荷物スペースって、たまに1席の予約だけども大きなベビーカーで3席分の荷物スペースを専有される方もいたりして(もちろんベビーカーの方に譲ります)イマイチ使いづらいですよね。年末年始ならなおさらです。
指定席との差額は約5,000円でしたので、やむを得ずグリーン車に乗車。久々に縦型輪行袋を使いましたが、グリーン車の乗車率は2割程度。この乗車率ならPEKOさんの横型でも良かったですね。お正月なのでビールも飲む。
天気は良いが心は晴れず…。
新大阪からJRに乗り換えて福島駅前のホテルにチェックイン。ファーストキャビンという豪華版カプセルホテルで、1泊4,800円くらい。コンビニも至近にあり大浴場も備わっていて快適でした。スタート地点である道路元標まで約1kmです。
1週間ほど前から準備だけは抜かりなく行っていたものの、相変わらず達成のイメージは全くわかない。多くの人は基本的に追い風の日を選んで走るわけですが、自分はどの程度の追い風なら達成できるのか?が全く読めなかったんですよね。それを探るための試走と考えていたのですが。
この日は全くツイートせずに淡々と食事と準備をして就寝。
そしてスタート当日。
3時半に起床して、もう一度お風呂に入り、着替え・自転車の組み立て・荷物の発送を行い、チェックアウトの準備をします。5時スタートに間に合うようにホテルを出ましたが、朝食を食べていた松屋でトイレに行きたくなったりと若干の遅れ。
大阪の道路元標に到着したのが5:05くらい。既にりんぱぱさんが見送りとしてスタンバイしてくれていました。朝の5時だというのに、本当にありがとうございます。
そして宣言と共にスタート。こんなテンションの低いツイートなのに、本当に数百のいいね!がついて軽くビビる。
と、ここまでが真冬にチャレンジすることになった経緯と、スタートまでの流れです。次にキャノボ達成を目指す皆さんの参考になりそうなことは、次回の実走編に続きます。