キャノンボール

大阪⇒東京キャノンボールを達成しました(実走編その2)

morou2

2024/1/7に達成した大阪→東京キャノンボールの記事です。今回は実走編その2です。

実走編その1はこちらから。

■走行記録

名古屋まで

さて、ほぼオンタイムで伊賀を越えました。ここからは亀山~鈴鹿~四日市とタイムが稼げる平坦区間です。右左折箇所もほぼ無いため無心でペダルを踏み続けます。

私は巡航速度の管理にパワー値を使っています。前回の記事でFTPは215Wと書きましたが、その7割(150W)を基準に走っています。この出力であれば平坦を30km/h前後で延々と走れるため、コンビニ休憩をしなければ貯金は増えていきます。

途中100kmを過ぎたあたりでチェーンのオイルが切れてきました。適当な道端で停車して、持ってきた小分け容器を使い注油。オイルはヴィプロスのロッサーノという防汚性の高いオイルを使っているのですが、粘性が低くサラサラして汚れない代わりに持続もしない。だいたい200~300kmでオイル切れの音が鳴り始めます。

キャノボの前に既に150kmくらい走っているので、計算通り100km走ってオイル切れ。500km走ることが分かっているのにそんなオイルを使うなよ…と自分でも思いますが、面倒だったのです。注油と言っても2~3分で終わりますし。

この時点で残り距離は約400kmありますから、もう一度注油が必要な計算です。ところが終盤でもオイルが切れた感触が無かったので(さすがに注油直後の軽快さは無いが)そのまま最後まで走ってしまいました。

四日市を通過すると桑名に入り揖斐川、木曽川を渡ります。こちらは揖斐川にかかる揖斐長良大橋。

その後もひたすら直進。地下鉄築地口駅あたりではルートが複雑ですが、一度試走しているのでスムーズにクリア。試走は3年前ですが意外と覚えています。

しかしその後の名鉄常滑線の踏切で引っかかります。

JR笠寺駅の踏切でも引っかかる。ストレッチして大人しく開くのを待ちます。

10kmほど走り、大高緑地(名古屋市緑区)付近のファミマに到着。163km地点、時刻は12:44。7.5時間が経過しており平均速度は21.7km/h。計画比で30分程度の余裕があるためおにぎりを購入。食べながらボトルに水を補給したりカロリーメイトのパッケージを予め開封したりと、並行して作業します。

それでも10分程度停車する影響は大きく、また序盤だったこともありサイコンに表示される平均速度は無情にも21.5km/h程度に減少していく。この休憩での経験で、10分間停車するメリットとデメリットが割に合わないことがはっきりしたので(あくまで私の走力の場合)、以後は計画を変更し『コンビニに寄る頻度を80kmおきから120kmおきへ』『コンビニでの行動は水および走行中に食べる補給食の購入のみ』としました。

ここは160km地点なので、120kmおきにすれば残り2回のコンビニ立寄りで済みます。立ち寄るコンビニもなるべくセブンに固定して、何も考えずに同じ商品(ミニあんぱんと水)を買うようにします。買ったら即出発。当初は80kmおきに買い物をする計画でしたので、これで20分程度の時短にはなるはず。

袋井まで

さて次の停車は120km先でした。袋井のセブンイレブンに寄ったのですが、120km走ってたまたま左側に出てきたセブンイレブンが袋井だった、というだけです。

名古屋を出るとまずは愛知県を通過すべく走ります。豊明、刈谷、知立、安城、岡崎、豊川、豊橋と通過。土地勘のない関東民には、景色もあまり変わらずどこを走っているのか全く分かりません。

50km進んだ豊橋でようやく右折。しばらく進むとお約束の岩屋キャノンボウル。写真もツイートも封印していますが、ここだけは撮影せねば。223km地点、時刻は15:30。

キャノンボウルを過ぎると市街地から外れ、浜名湖を目指すルートに入ります。このあたりから東へ進路を変えますが、ようやく予報通りの強い西風に乗って走れるようになります。

浜名湖手前の新居関所。

すぐに浜名湖を渡り、天竜川は天竜川橋を渡り磐田へ。写真は夕暮れ(17:00)の天竜川橋、14連ものトラス橋です。

さて磐田を過ぎると袋井、掛川と続きます。この辺りで目安の120kmとなったので、食料を補給したいところ。都合良く左側にセブンイレブンが出てきましたのでピットインします。279km地点、時刻は17:43。平均速度は22.4km/hと追い風のおかげで大幅に貯金できています。やっと1ブルべ(200km)を超えました。

ここではカロリーメイト、エナジーバーを買い、飲むヨーグルトでたんぱく質を補給。しかしどうにも塩分を欲していたようで、おにぎりも買ってしまいました。パッケージを開封して走りながら食べます。

そして気持ちに余裕があったので生存確認のため久々のツイート。ちなみにこの峠のピークは小夜の中山トンネルではなく、更に3kmほど進んだところにある某ホテルです。

由比まで

次にコンビニ停車したのは80km先の清水市の由比でした。120kmおきに停まるとしながらも食料と水が尽きたので、総合的な判断の結果80kmでコンビニに寄りました。

さて袋井のセブンイレブンを出ると、10kmほどで小夜の中山への登りが開始。大した峠ではないので頑張って某ホテルまで登ります。ここでスピードプレイのクリートの動きが渋くなってきたので停車してクリートに注油します。持っていた低粘度のオイルはクリートにも最適です。

峠を下って島田、藤枝、そして静岡へ。322km地点には宇津ノ谷峠がありますが、今回は昭和トンネルを通過。当初は迂回して平成トンネルの歩道を通る予定でしたが、トンネルが高規格なため自転車でも問題なく通過できるというbaruさんの助言に従いました。

実際に通ると道幅が広いおかげで危険な思いをすることは一切無く、迂回しての歩道走行と比較すると3分程度は短縮できたのではないかと思います。迂回路も趣があって好きなんですけどね。

峠から下ると安部川を渡って静岡の駅前へ。20時前後の時間帯だったこともあり、繁華街は人で溢れていました。駅前を通過すると静清バイパスへ合流。追い風のおかげで快調に飛ばします。横砂東交差点で側道に逸れてバイパスでないR1へ。

このあたりで約350km…まもなく駿河健康ランドです。

もし計画よりも遅れており達成の見通しがつかない場合は、ここでDNFして宿泊の予定でした。時刻も21:00と程よい。しかし計画では21:30に通過することになっており、予想外に30分も貯金があります。

脚も回るし残りは160km。行けるところまで行ってみることに。走る前は『正月に飲み過ぎて万全の体調ではないから途中でやめたい』と思っていたのに、完全にやめ時を見失っています(笑)

次のチェックポイントは約410km地点の御殿場駅(ここが登りのピーク)です。果たして御殿場の登りをこなした後で何分貯金が残っているか?が勝負どころです。

駿河健康ランドの先の富士由比バイパスは定番の太平洋自転車道を使用しました。この辺はAJ神奈川のブルべでよく走りますので、非常に安心感があります。

そして由比駅を過ぎたところで補給食が尽きたので調達のためにセブンイレブンに立ち寄ります。357km地点、時刻は21:23。

平均速度は22.1km/hとまだ十分に余裕があるため立ち寄り。あんぱんと水だけ購入してすぐに出発すれば影響は軽微でしょう。このあんぱんで御殿場までつないで、残り120kmはサドルバッグに残してあるミニたい焼きで走る算段です。

実走編その3へ続きます。次は沼津から御殿場、そしてR246を通ってゴールまでです。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。

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