【ブルべ】BRM629渋峠400を完走しました その1
2024/06/29に開催された、RさくらのBRM629初夏の渋峠400(以下、渋峠400)を走りました。
渋峠に登るという時点で既に難易度が高いのですが、相変わらず予報に無い雨が降ったり(一説によると私のせいらしい)、麓の草津よりも何故か渋峠の方が気温が高いなど中々ハードな条件でしたが、どうにか25h06mで完走することが出来ました。
これで無事に600km、400kmと完走しましたので、2024シーズンのSRまで残るは200kmと300kmとなりました。
前述の通り今回も30分ほど雨に降られたのですが、帰宅後にMAVICのハブメンテナンスはしっかりと行いました(笑) たった30分でしたが、グリスは半分程度になってましたね…。
■まとめ
今回は初のRさくらに出走となりました。GWにもRさくらの『BRM504会津若松600』にエントリーしていたのですが、事情によりDNSだった為ようやく走ることが出来ました。その他、細かい裏話はのちほど。
各PC通過時刻
まずは各PCと、主な峠の通過時刻まとめです。渋峠よりも渋峠の前にある峠がきつく、計画よりも時間がかかってしまいました。それでも25h06mでゴールできたので、自分としては上出来です。
到着時刻 | 所要時間 | 区間平均 | 貯金 | 区間距離 | 総距離 | |
スタート(光が丘公園) | 00:00 | - | - | - | - | 0.0 |
PC1(セブン邑楽狸塚南) | 02:57 | 2:57 | 22.5 | +1:27 | 66.4 | 66.4 |
PC2(ローソン昭和川額) | 07:47 | 4:50 | 15.6 | +1:41 | 75.6 | 142.0 |
暮坂峠 | 11:11 | 3:24 | 13.2 | - | 45.0 | 187.0 |
草津 | 12:57 | 1:46 | 8.2 | - | 14.5 | 201.5 |
通過チェック(渋峠ホテル) | 15:10 | 2:13 | 9.3 | -0:22 | 20.7 | 222.2 |
PC3(FM藤岡神田) | 19:58 | 4:48 | 20.6 | +1:26 | 99.0 | 321.2 |
Finish(セブン板橋赤塚2丁目) | 01:06 | 5:08 | 16.2 | +1:54 | 83.0 | 404.2 |
PC1までは非常に順調でしたが、PC2までの間に土砂降りに見舞われます。またPC1~PC2間は赤城山の麓を横断するルートとなっており、アベレージは15.6km/hとギリギリまで低下。
PC2を出てからも権現峠、暮坂峠と登りが続き、アベレージは更に低下。草津までも登りでしたが、アベレージが8.2km/hしかないのは途中の道の駅で食事をしていたからという理由もあります。
草津からはいよいよ渋峠への登り…なのですが、食欲が無くハンガーノック気味だったうえ、肩と脚が痛く、草津でやめて帰ろうと思っていました。しかしせっかくここまで来たのだから抑えながら登ればどうにかなるかも、と思い渋峠へ。
どうにか渋峠には到着したものの、この区間はアベレージも10km/hを切っており、貯金もマイナスに突入。とはいえ渋峠に着いてしまえば、長野原草津口までは約30kmの下り。
一気に貯金を回復してPC3。その後は平坦な埼玉の道を走って練馬に戻るのみ、ゴールの目途がついたのでPC3は食事もせずに出発し、近くにあるスーパー銭湯へ。1時間ほど滞在して風呂と食事。PC3~ゴールのアベレージが低いのはこのためです。
そして無事にゴールに到着。待ち構えていたぜっとさんとしばし雑談したのち、帰宅したのでした。
コースについて
コースは以下の通りです。基本的には渋峠に登って帰ってくるという分かりやすいルートですが、渋峠の前に赤城山の山麓を横断する『からっ風街道』と権現峠、暮坂峠という登りをこなす必要があり、前半の難易度が妙に高いです。皆さん『渋峠に登りに来たけど、渋峠の前に既にお腹一杯』と言っていました。
RWG上で獲得標高は5,900m。サイコン(iGPSPORTのiGS800)が記録した標高は、4,800mでした。
走行計画としては、いつもは全体を通してアベレージ18km/hで計画するところ、今回は渋峠までは17km/h、後半は18km/hに設定し、23時間でゴールする計画としました。
しかし実際は渋峠まではたったの14.6km/h。渋峠以降はスーパー銭湯での休憩も含めて18km/hという結果になりました。
天候について
Epic Ride Weatherによると以下の通りの予報でした。
今回は標高2,200mの渋峠に登りますが、気温が急激に低下しているのが渋峠に登る時間帯です。夜スタートなので最初は気温が低いものの、昼間は30度弱まで上がり、渋峠で17度前後の予想。
そのため下りで凍えないように、アームウォーマーなども持参しましたが、実際の渋峠の気温は28度。無駄にするのが嫌なので一応使いはしましたが、無くても大丈夫でした。とはいえ予報が悪い方に外れることもありますから、渋峠に登るのであれば一通りの装備は必要です。
渋峠から下った後は予報通りに25度前後の過ごしやすい気候が続き、比較的快適に走ることが出来ました。
ただし午前中は4~6時あたりまで雨が降っていたうえ、雨が上がった途端に30度近くまで気温が上がり、草津までは非常に苦労させられました。
ウェアについて
今回のウェアは以下の通り。もちろん全てカステリです。()内はウェアの対応温度帯です。
- ジャージ:PRO THERMAL MID SS JERSEY(半袖)(15-20)
- ベースレイヤー:PRO MESH 2.0 SLEEVELESS(15-32)
- ビブショーツ:NANO FLEX PRO RACE BIBSHORT(12-20)
- アームウォーマー:NANO FLEX3G ARMWARMER(8-20)
- レッグウォーマー:NANO FLEX3G LEGWARMER(8-20)
- その他:グローブにLIGHTNESS2(12-18)とENTRATA V GLOVE(15-38)を使用。
今回は渋峠に登ったわけですが、荷物を増やしたくなかったのでジャージは半袖の裏起毛、ビブショーツも裏起毛といういつものセット。私は比較的暑さ耐性があるので、強度を上げなければ30度まで裏起毛半袖ジャージでどうにか耐えられます。加えて午前中は微妙に雨予報だったのと、渋峠からの下り用を兼ねてモンベルのレインウェア上下、レインシューズカバー、アーム&レッグウォーマーを準備しました。
今回初投入の装備
今回はiGPSPORTさんから提供いただいた新型ライト『VS1800』を投入。こいつとVS1200の2本体制です。
VS1800はLEDを3灯使用しているため照射範囲が非常に広いうえ、3灯の消費電力を賄うだけの高容量のバッテリーを搭載しています(その代わり本体はでかい)。ブルべ的には照射範囲が広い点が非常にメリットがあり、街灯の無い道で威力を発揮しました。
キャットアイのVOLT1700のような製品ですが、VOLT1700と比較すると重量は60g軽く、本体もコンパクト。これ1つで全てを賄えてしまうので、今後はVS1800がメインライトになりそうです。
■前日まで
走行記録の前に前日までの経緯を。そもそも渋峠400にエントリーしたものの、自宅を出る段階から雨の予報(スタート地点まで自走で移動予定だった)だったのでDNSするか悩んでいました。
3週間前に走った鬼怒川600の天候がひどく、例のMAVICフリーボディ交換で3万円の費用が発生したため当分は雨ブルべは避けたかったのです…。
ワタクシ、雨ブルべは本当に嫌いなんですよ…仕方なく走ってはいますけど…。
しかしながらGWのRさくらもDNSしているし、いつまでもRさくらのブルべに参加しないのも代表のひとみさんに申し訳ないし、雨は自宅出発時点(22時位)~午前中だけの予報だし、どうしようかとウダウダ決めかねている状況でした。
そのような状況の中、タイミングが良いのか悪いのか?出走の2日前にひとみさんとを交えた飲み会が開催されます。
これは渋峠400とは関係なくセットされた(渋峠400を走るのは、このメンバーの中で私だけ)のですが、代表のひとみさんから面と向かって『スタートで待ってますよ、ウフフ(ただし雨で大変でしょうけど、まさかDNSしないよね?)』とか言われると行かざるを得ないわけでして、そしてその展開は容易に想像できるわけでありまして、この飲み会に参加する時点で(そもそもこの飲み会の幹事が私)『待ってますよ、ウフフ』を見て諦めよう…と思っていたのでありました。
そして飲み会当日。『フリー交換で3万円もかかったし、もう雨はこりごり!DNSしたい!』と訴えると、華麗にスルーされ『まぁ~大丈夫でしょう、待ってますよ、ウフフ』と言われてしまったので、諦めて出走することにしたのでした(準備はしていたけど…)。
そしてスタート前日の金曜日。
起床後に改めてEpic Ride Weatherを見ると、微妙に天候が改善している…。この日は朝から結構な雨が降っていたのですが、都合よく20時前後に雨は上がるとのこと。本当か?期待して良いのか?
しかし実際その通りに雨は上がってしまい、出発時刻(22時)には路面は濡れているものの、レインウェアを着る必要は全くない状況。
ということで、スタート地点である練馬の光が丘公園に向けて出発。
雨は上がっているんですけどね、レインウェアは上下ともサドルバッグに入っていますし、路面はフルウェットなので前後のマッドガードもしっかり装着しています。雨ブルべと準備の手間が変わらん…。
それではその2へ続きます。