【コスパ高い】SPD-SL/SPD用シマノ純正リフレクターがあることを知っていますか?

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昨日、足首に反射バンドを巻いて視認性をアップさせようという記事を書きました。足首に反射バンドを巻くことが有用なのは、上下の動作という自転車特有の動きがあるからです。

https://morou2.com/2019/05/13/reflect_band/

これはシューズやペダル・クランクにも同様の事が言えるのですが、シマノのSPD-SLやSPDペダルを使っている人向けに『シマノ純正リフレクター』があるのをご存知でしょうか。SPD-SLは、何とR9100のカーボンペダルにも装着が可能です。

■シマノの純正リフレクターが存在する

SPDならまだしも、SPD-SLにも装着可能なリフレクターがあると聞いたときは驚きでした。しかもシマノ純正品です。そんな細かいオプションまで用意されているとは…。こんな事を言ってはいけませんが、SPD-SLのあのペダルを見て『リフレクターを着けたい』と思う人はいないですよね?後ほど詳しく紹介しますが、具体的には下記の商品です。

ロードバイクの見た目のかっこよさは完全にスポイルされますが、今でもリアライトだけでも3つも4つも付けているランドヌールにそんなことは関係ありません。安全性の向上が第一です。価格も1,000~2,000円程度ですし、純正なので取付もバッチリ。

■ペダル周りの視認性向上について

動きがあると早く認知される

前述の通り動きのあるペダルやシューズ、足首などに蛍光色や反射素材があると単純な視認性向上と共に『そこに人間(サイクリスト)がいると認知されるまでの時間』の短縮にも貢献するそうです。

私の経験ですが、夜間にリアライトを点滅させて走行するサイクリストがいたとします。私が後方から車で接近する場合、その光を認識した瞬間に『サイクリストだ』とまでは判断出来ません。工事現場のコーンやポールなども赤い点滅のライトを備えているため、『人間なのか物なのか』の見極めに1秒程度の時間を費やしてしまう事があります。

こういうタイプの三角コーンですね。

ところがこの光源が上下に動いていると『ああ、サイクリストなのだろうな』とすぐに分かりますから、次のアクション…速度を落とすとか、側方距離を大きく取ろうと判断する時間にその分多く取れる訳です。ママチャリのフラペにリフレクターが標準装備されているのは、確実に安全性の向上に貢献していると思います。

実際、ブルベでひとり深夜の農道を走っていて遠方に赤い光が見えると『ああ…やっとランドヌールに会えた』と一瞬思ってしまうものの、実は工事現場の明かりだったということは何度もあります。

TREKの『認知されるためのABC』

以前書いた記事ですが、TREKも被視認性という概念の認知度向上に取り組んでいるブランドの1つです。TREKのジャージは蛍光イエローなので、非常に分かりやすいですね。詳しくは下記を見てみて頂きたいですが、動きのある足の周辺を目立たせることは被認知性向上に役に立つとしています。ABCの『B:Biomotion』ですね。

https://morou2.com/2018/12/06/visibility/

その他もペダル・シューズ・クランクの反射素材化が有用なのですが、私はこの3Mの反射材シートを買ってシューズのヒール、リアフェンダー、シートステーに貼り付けています。

■シマノ純正リフレクター(SPD-SL)

ようやく純正リフレクターの話です。リフレクターの有用性については十分紹介しましたので、SPD-SL、SPDペダルを使っている方はぜひ導入を検討して欲しいと思います。他社のペダルには無い利点なので、羨ましいです。

対応製品は、製品の展開図にしっかり記載されています。例えばこれはPD-6800。

PD-R9100もしっかり載っています。

SPDのPD-M8000(XTグレード)にも。

これを利用しない手はありません。以降に、対応製品を紹介します。

PD-R9100/PD-R8000/PD-9000/PD-6800/PD-5800

SPD-SLですね。バリバリレース用のR9100にもしっかり対応しているところが地味に素晴らしい。これらは『SM-PD63』を使います。

PD-R7000/PD-RS500/PD-5700/

続いて廉価価格帯のSPD-SLです。R7000、5700はこちら。『SM-PD65』を使います。

SPD、クリッカー系

SPD用は共通で『SM-PD60』という製品を使用します。こんな形状のSPDのツメに嵌めて使う製品です。

クリッカーの中には対応していない製品もあるので、購入の前に必ず『シマノ マニュアル/技術資料のページ』で部品展開図を確認した方が良いでしょう。

リフレクター付きXTもある

ちなみにリフレクター付きXTと言うとやや語弊がありますが、片面SPD・片面フラットのモデルでリフレクターが付いたものがあったりします。型番はPD-T8000でグレードはXT。重量は392gと、PD-M8000(343g)から約50g増です。

この下のグレードだと、クリッカーでPD-T421というのがあります。

ということで、シマノペダルを使用している人は全員買うべしくらいの費用対効果の高いこのリフレクター。ただし回転部分の重量が増えますので、気になる方もいるようです。ケイデンスが高い人は気になりそうですね。スピードプレイもこんなの出してくれませんかね?

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。

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