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【2023 PBP】PBPへ参加します。プレレジ(pre-registration)について:アカウント登録編

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さて、ようやくPBPの事前登録(プレレジ:pre-registration)を行いました。20時スタートのQ組です。

前年度にやらかして(1,000kmのBRMを完走したが、PCでレシートをもらい忘れて認定外)、自分が副担当だったたまがわの600kmは肩の調子が悪くてそもそも走らず、10月にようやく400kmを完走して認定が出た私もPBPの事前登録が完了です。

今回と次回は、プレレジに関する内容を『アカウント登録』と『プレレジ(事前エントリー)』の2回に分けて記事にします。

■プレレジについて

そもそもプレレジとは

プレレジストレーションを訳すと『事前登録』が適切かと思いますが、PBPにおいては『事前優先エントリー』のことを指します。

事前優先エントリーのメリットは主に以下の2つ。

  • スタートの時間帯の選択肢が多い
  • 確実にエントリーが可能
    ※プレレジの段階で満員になる可能性も…ある

最も多くの参加者がエントリーする90時間部門では、17:30~21:00の中から15分刻みに好きなエントリー時刻を選択することが可能な仕組みになっています。早いスタート時間から埋まっていくため、希望の時間を確実に選択するには1000kmなどのBRMを完走している必要があります。

プレレジの権利があるのは、前年度(今回で言えば2022年シーズン)にBRM、RMを完走している人。長い距離の認定がある人から順に事前エントリーが行える仕組みとなっています。

またプレレジ自体は必須ではありません。プレレジの段階で満員になって本番エントリーが出来ないリスク、スタート時間の選択肢がほとんどない不自由さを許容出来れば、いきなり本番エントリーから開始しても構いません。ただし2019、2023はプレレジの段階で8,000人以上のエントリーがあり、プレレジをスルーするのはリスクが高いと思われます。

一方、本番エントリーの段階(5月)になるとキャンセルが出るようで、普通にエントリーも出来るし、スタート時間もそこそこ選べたとのこと(2019PBPの話)。

少し脱線しますが、このあたり日本と海外の感覚は少し異なっているようでして、ブルべのような長距離サイクリングを認定する…というような仕組みは、ACPが認定するBRM以外にも色々選択肢があるわけです(特にヨーロッパにおいては)。日本においては『ブルべのような遊び=BRM』ですが、世の中のブルべ系の遊びは、必ずしもACPが認定を出す『BRM』が全てではないのです。

そのため普段は自分の好きな団体のイベントに参加して、PBPの年になると必要に迫られて、ACP認定の『BRM』を走って認定を得る…という発想の人が多いらしいです。特に地元のフランスの人は。

ちなみに前回の2019年ではプレレジの段階でPBPのエントリー枠(8,000人)が全て埋まってしまうという事態が発生しました。恐らくプレレジを行う発想のないフランス人からクレームが出たのでしょう。そのため参加枠が急遽追加されるという出来事がありました。

自国開催のフランス人にとっては気軽に参加出来る大会のはずなのに、枠が埋まってしまい迷惑だったに違いありません。

2023PBPにおけるプレレジの日程

2023PBPにおいて、優先エントリーの受付開始はそれぞれ以下の日程でした(開始時間は仏時間正午。日本とは時差が8時間あるので、日本時間では20時)となります。私の場合は2022シーズンに400kmの認定しか取っていないので、2/11の20時がプレレジの開始日時ですね。

ちなみにプレレジばかり話題になりますが(一番最初に行われる具体的なアクションだからでしょう)、5月下旬から行われる本番エントリーも当然必要です。忘れないようにしましょう。

ACPサイトのgoogle翻訳です

■アカウント作成について

プレレジを含むPBPへのエントリーを行うには、ACPのアカウントを持っている必要があります。初参加でアカウントを持っていない人は、まずアカウントを作成する必要があります。既にPBPに参加経験のある人はアカウントを持っているはずなので、このステップはパスして構いません。

アカウント作成

まずはPBPの公式サイトにアクセスします。

PBP公式サイト
Paris-Brest-Paris(ACP)
Paris-Brest-Paris(ACP)

画面右上の言語設定を確認し、フランス語の場合は英語を選択しましょう。もちろんフランス語でOKな場合はそのままで構いません。基本的に言語はフランス語か英語の2択となります。上部タブに『REGISTARATION』がありますのでクリックし、『REGISTARATION』を選択します。

PBPの登録用サイトに遷移します。アカウント作成が目的なので、右上の『Login』をクリック。『Paris-Brest-Paris』をクリックしたくなりますが、まずはACPのアカウントを作成します。

ログイン画面に遷移しますので『Create an account』をクリック。

メールアドレスとパスワードの登録画面になりますので、メールアドレスとパスワードを登録します。『Current Federation』については『Non French』を選択しておけばOKです。

他の選択肢ですが、例えば『FFCT』と『UFOLEP』はそれぞれ『FÉDÉRATION FRANÇAISE DE CYCLOTOURISME』と『L’Union Française des Oeuvres Laïques d’Education Physique』の略称で、フランスの自転車および体育系の組織のようです。このことからもフランスには自転車関連の組織が複数あり、ACPの認定するBRMはその中の1つに過ぎないことが伺えます。

入力および選択を終えたら『General Data Protection Regulations』のチェックボックスにチェックを入れ、『Registration』をクリックします。

登録が完了して、ログインした状態で最初のページに戻ります。右上のメニューがログイン後のものになっています。

個人情報の登録

続いて個人情報の登録を行います。右上のメニューから『My account』をクリック。

以下のようなプロファイル情報登録の画面に遷移します。画面の上部はメールアドレスやパスワードが表示されており、ここから変更することが可能です。プロファイルの登録欄は画面下部にあります。

『Registred Profil』と『Address』欄に氏名や住所などを入力します。氏名や住所はブルべカードに記入している方式に倣って記入します。最近は全て日本語で記入するクラブも増えました(たまがわもそうですが…)が、A埼玉など英語で記入するクラブで訓練をしているとPBP参加時にスムーズなのです。

Last nameは姓『TANAKA』、First nameは名『Taro』となります。住所も海外方式で番地から記入。Street(nunber & name)には番地と町名『1-1,Marunouchi』、Zip Code &Townには郵便番号、県名、市区町村『100-0001,Chiyoda-ku,Tokyo』など。Additional dataには建物名と部屋の番号があれば記入します。

PBPが終わるとブルべカードやメダルなどの発送物が届きますので、そのために必要な情報です。海外通販でパーツなどを買っている人は、同様に入力すればOKですね。日本国内で最終的に配送するのはヤマトや日本郵便など国内の運送業者ですから、現実的にはその人達が分かれば良いと思います。

ちなみに私はZip Code & Townに入力した情報が長すぎたらしく、『長すぎるデータを切り捨てた』というエラーが出ました。対応として一部の情報をStreet(nunber & name)に記入しました。

修正すると登録完了となりました。

クラブ情報の登録

先ほどの登録欄の右下に『Add a club』というボタンがあります。このボタンから所属しているクラブを登録することが可能です。ブルべカードにクラブを記入するものと同様の仕組み(所属クラブに認定距離が積算される)と思われます。
※登録は必須ではありませんので、分からない人はスルーしましょう

ちなみに先ほどの個人情報を登録する前にボタンをクリックするとエラーが出ます。個人情報を登録した後に行いましょう。

『Add a club』をクリックすると以下の画面に遷移します。登録するクラブのナンバーが分かっていれば青のボタンを、検索したい場合は『Select a country』をクリックします。

『Select a country』をクリックすると、国選択のプルダウンメニューが表示されますので『JAPAN』を選択。

JAPANを選択すると、クラブのメンバーか、もしくは個人だがライセンスナンバー(日本の場合はオダックスジャパンの登録番号)を持っているか聞いてきます。

『No』を選択するとACP CODEは『JP99Z999』の『INDEPENDENT』、『日本のライダーだがどこにも属していない』という扱いになります。

『Yes』を選択すると、プルダウンメニューからクラブを選択するか、単語を入力して検索するかの画面に遷移します。日本の場合はクラブ数が多くないので、プルダウンメニューから選択する方が早いでしょう。クラブはACPコード順となっており、上部には日本のブルべ草創期に登録されたクラブの名称が確認出来ます。

私はAJたまがわのスタッフなので『Randonneurs Tamagawa』を選択。

『Add』をクリックすると登録完了です。

ちなみに、『Add』ボタンをクリックすると更にクラブを追加することが可能です。認定の際に複数のクラブを使い分けて登録しているような人は、複数登録しておいた方が検索が楽です。

私もAJたまがわのスタッフとなる前は地元のオダックス埼玉のブルべばかり走っており、ブルべカードにオダックス埼玉のクラブコードを(意味が良く分からずに)記入していましたので、2012~2014の認定はオダックス埼玉に紐づいています。その頃の認定番号が必要になることは無いと思いますが…。

■登録内容の確認

今回のアカウント登録により、ACP側の認定データベースの自身の記録がアカウントと紐づけされます。APCのデータベースから認定番号の検索を行うことが可能なので、自身の記録と正しく紐づけが行われているか確認しましょう。同姓同名の別人と紐づいていることもあり得ます。

まずはログイン後、画面上部にある『Result』ボタンをクリック。

認定の種類を選択する画面になります。4つのメニューがありますが、今回は最もポピュラーな『BRM』をクリック。

認定結果の一覧画面に遷移します。無事にオダックス埼玉とAJたまがわでの私の認定番号が表示されています。

画面の上部に『1200&+ events are available there: https://www.randonneur.me/index.html』とある通り、RMの認定情報はRMのサイトから確認します。

アカウント登録編は以上です。次回の事前登録編も含め、PBP関連記事はこちら。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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