PBP(Paris-Brest-Paris)

【2023PBP走行記 その14】PC10:FOUGERES~PC11:VILLAINES-LA-JUHEL(1,018km)まで

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PBPの走行記録その14です。今回は928km地点のフジェールから、1,018km地点のヴィレンヌ=ラ=ジュエルを目指します。前回(その13)はこちらから。

■PC11:VILLAINES-LA-JUHEL(1,018km)まで

さて今回は往路でPC1であったヴィレンヌを目指します。区間距離は90km、総距離ではいよいよ1,000kmを超えます。

フジェールの出発時刻は12:45。計画上の到着予定時刻は18:10となっており、90kmを5.5時間で走れば良い計算です。クローズタイムは21:21で、9時間弱とそれなりに余裕があります。

コースプロファイルは以下の通り。いったん登ってから中間地点の川沿いの街『アンブリエール=レ=ヴァレー』まで下り、そこからまたヴィレンヌまで登ります。

区間距離が90kmと長いため補給が心配ですが、昼間であれば中間地点あたりに何かしらBARやCAFE、街が設置する大規模な私設エイドがあります。それらを当てにして、特に補給食を持たずに出発。終盤になると経験値がアップして要領が良くなってきます。

足の痺れとお尻の痛み

さて脚は快適に回るのですが、徐々に左足の母指球付近が痺れるようになってきました。履いているシューズはスペシャのカーボンソール(S-WORKS7)なので、常に踏みつけられて神経が圧迫されているのでしょう。ちなみにこれを書いている時点で一ヶ月経過していますが、未だに痺れが残っています。

またお尻の痛みは相変わらず。これはもう距離に応じてダメージが蓄積するものなので諦めていますが、痛いものは痛い。往路で利用したヴィレンヌの仮眠所は快適だったため『短時間でも、寝たらこれらのダメージがいくらか回復するだろう』と考えてこんなツイートをしていました。

眠いからではなく、足と尻を少しでも回復させたい。少し回復しても、痛みが無くなるわけじゃないんですけどね…。モチベーションの問題です…。

さて相変わらず脚の合う人を見つけては、適当にパックを組んで回しながら進んでいきます。暑さについては2日目ほどではないものの、基本的に日影が無いため日差しに焼かれながら進んでいく。

私設エイドの有難み

それでも一定間隔で私設エイドを出してくれている方が必ずいるため、ご厚意に与りながら街から街へ進んでいきます。ここではクレープやパウンドケーキもいただきました。地味に200kcal程度は補給できます。良く見るとゴミ箱まであってサポートの手厚い私設エイドです。これだけランドヌールが群がっているところを見ると、久々のエイドだったことが伺えます。

並んでいるクレープやケーキなどはマダムの手作りなので、勧められたら断らずに必ず美味しく食べましょう。それが何よりの恩返しとなるのではないでしょうか。

アンブリエール= レ=ヴァレーのエイドに立ち寄り

先ほどの私設エイドから10kmほど走ると、アンブリエール= レ=ヴァレーの街に到着しました。約50km地点で、川沿いにある大きな街です。街の中央を流れる川(ヴァレンヌ川)にかかる橋を渡ると、レストランが設営しているエイドがあります。

想定していた大規模な補給ポイントなので『ここを逃すと次は無いかも』と直感して、距離的にも中間地点でちょうど良いですし、暑さのクールダウンと補給のために停車。時刻は15:50。

後から調べると『Bistro de la Varenne』というお店が開設しているエイドの模様。隣ではジェラートを振る舞うお店もあり、こちらも有名らしく多数の人が利用していました。

私は自転車を停めて、しっかり補給。パスタとプディング(お米を使ったプディングらしい)とコーラです。美味しかった。

この一式で15ユーロ弱(2,000円くらい)するのですが、普通です。特にコーラが高級品で5ユーロくらいします。このエイドではベッドまで用意されていました。次回参加することがあれば、当てにしたい。

続いて71km地点に差し掛かると、ル・リベという街に到着、17:23。こちらの街でも大規模なエイドが設営されていました。

1時間前に補給したばかりなので、ここでは何も買わずにストレッチをしてリフレッシュ。相変わらず暑いのでクールダウンも兼ねて10分程度休憩して先へ進みます。だいたい5kmおき位に街を通過するのですが、応援してくれる人が必ずいるので元気をもらっています。

1,000km到達記念。

ヴィレンヌに到着

18:17、ようやくヴィレンヌの街に到着。フジェールを出てから90kmに5時間半かかりました。計画比で7分の遅れは上出来です。クローズタイムからは3時間の貯金がありますが、お尻と脚の痺れを少しでも回復すべく、まずは1時間の仮眠をすることにします。

この街はお祭りが開催されており、道の両側に街の人が詰めかけていてすごい熱気です。ゴール地点のランブイエよりも盛り上がっています。

自転車ラックに停めるのも一苦労なのですが、街の人が手伝ってくれたりしました。当時のツイートを見ると、とにかく寝たかった様子です。

コントロールとトイレ

さてこの街は2日目の深夜にも訪れて仮眠所を使っており、各施設の配置などは頭に入っています。おさらいすると、『D20』という道路を挟んで北側が市役所(地図上では『メリー』)の施設、南側はelementary school、private nursery schoolの施設を利用していると思われます。

まずはコントロールでチェックを受け、トイレを済ませてシャワーを浴びるために道を挟んで南側の区域に向かいます。時間には多少余裕があるので、フジェールでもシャワーを使いましたが仮眠の前に浴びておきます。股の健康には替えられぬ。

トイレはコントロールの近くにあった仮設トイレに『たまには仮設トイレでも使ってみるか…』と思って入ってみましたが、処理が間に合っておらずオーバーフロー気味、扉を開けてそのまま閉めました。後ろにいた外国人も同様だった様子で、互いに顔を見合わせて『Oh…』と苦笑い。他にもトイレはあるはずなのでそこで済ませましょう。

シャワーと仮眠

南側の区画へ移動、2日目と同じ場所にあったシャワー/仮眠所へ向かい、どちらも使いたい旨を伝えて料金を支払います。

前回と同様に小学校高学年~中学生くらいの子供がアテンドしてくれます(フランスの小学校は10歳までらしいので、恐らく中学生)。その5の記事でもこの時の出来事を書いていましたが、英語教育の一環でこのような運営体制になっている様子で、突然たどたどしく『How are you?』と尋ねられて驚きました(フランス語かと思ってしまった)。大人よりも子供の方が英語が通じるので助かります。

最初に案内されたのはシャワールーム。入口にもスタッフがおり、なんと布製の立派なタオルを支給されます。さすがにこの時間に利用者はいないのか、他に海外勢1人と私の計2人がシャワールームへ案内されます。

スタッフから『個室を使うか?』と聞かれましたが、今更どっちでも良かろうと思い個室でない方へ…行こうとすると、ちょうど中からbaruさんが出てきます。おお、奇遇ですね…これまでの道中でも何度も会っていましたが、ここで会うとは(笑)

baruさんから『個室の方が水の勢いが強い』とアドバイスをもらい、横にいた海外勢に申し訳ない…と思いつつも個室へ。どうやら配管の系統が別らしく、確かに快適にシャワーを浴びることが出来ました。ここには固形の石鹸もあったので、拝借して全身を綺麗に。さっぱりして次は仮眠所へ。

再び受付の建物に戻り、先ほどの子供を見つけて声をかけ、仮眠所へ案内してもらいます。往路でも仮眠所を使いましたが、その時の建物とはまた別の建物でした。中に入ると7割ほどの埋まり具合。先客の1人にはbaruさんもいました。行動パターンが同じですね。

恐らく1時間寝てすっきり。これで痺れや痛みが大きく回復するわけではありませんが、寝ないよりはマシでしょう。

食事

起床後は再び受付に立ち寄り、先ほどの子供にお礼を伝えてレストランへ。↓の画像の撮影時刻は21:00ですので、シャワーと仮眠で2時間半ほど滞在していることになります。メニューはパターン化したシャンボン&ライスとサラダ。1日4食くらいこのメニューを食べていますが、美味しいんですよ。

レストランに並ぶのは確かに時間がかかりますが、いったん食べ始めてしまえば、スプーンでガツガツと一気にライスを食べるのは非常に時間効率が良いのですよ。欲望のままに胃袋に収めることが可能なので満足度も高く、血糖値もすぐに上がる(笑)

ちなみにここはお皿が紙でした。他のPCではそんなことは無かったのですが、こんなにたっぷりとソースをかけているのに、フランス人的にそれで良いのか?クレーム来ないの?

さて手短に食事を済ませ、次のPCである81km先(1,099km地点)のモルターニュに向けて出発します。出発時刻は21:30。クローズタイムは4:07のため81kmを約6時間半で走ればOK。残り距離も少なくなってきて、ようやく余裕が出てきました。

その15へ続きます。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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