【ブルべ】BRM1007スーパーアタッククリスタル300を完走しました その2
2023/10/07に開催されたA埼玉のBRM1007スーパーアタッククリスタルの走行記録その2です。その1はこちらから。
■走行記録
志賀坂峠へ
次は埼玉と群馬の県境である志賀坂峠を目指します。峠までの21kmはひたすら登り。長いですね…。
しばらく進むと東京電力の巨大な新秩父開閉所の前を通過。今回は止まっている余裕はないので写真を撮らず。このあたりでたけさんと会いました。
更に進むと、ピーク手前の九十九折に差し掛かります。この区間は直線距離だと約600mしかないのですが、道なりだと何と3.4kmもあるという凶悪な九十九折の道です。その分、10%の斜度とか出てこないのですが。
登り終えると視界が広がり、先ほどまで登ってきた道が一望できます。今回唯一のビュースポットなのでここだけは写真を撮る。志賀坂峠はこれがあるから良いですね。
ようやく2つ目の峠、志賀坂峠に10:46に到着。標高772m、約21kmを1h20mかかってクリア。群馬帝国に入国します。この頃は、まだ体にも心にも余裕があった。
ぶどう峠へ
次は34km先の118km地点、前半のメインであるぶどう峠を目指します。いったん標高480mまで下ってから、神流川沿いをじわじわと登りつつ補給ポイントの道の駅上野を目指します。
約30分後、11:10に道の駅上野に到着。ぶどう峠を登るためのカロリー補給としてカレーを食べます。この道の駅は鬼怒川600でも必ず利用しており、メニューも把握しているのでレストランの注文カウンターのすぐ脇にある通用口みたいな扉から入店し、即オーダー。オーダーしたのは毎回食べている『いのぶたカレー大盛』。5分くらいで出てきました。
食事の最中に、トリさんもスーパーアタッククリスタルにエントリーしていたがDNSだったことを知る。エントリーしてたんだ…。『いってらっしゃい!』と爽やかに言われたので、まさかエントリーしているとは思いませんでしたよ(笑)
要するにエントリーしたこと自体を忘れていたことらしいですが、忘れていたということは、連絡なしのDNSになります。トリさんもスタッフなので良くご存じと思いますが、これはかなりのやらかし事案です(笑)
さて食事を終え、トイレも済ませて出発。滞在時間25分でした。私が出発する時に、入れ違いでたけさんが到着。ソフトクリームを食べていました。『メニューは把握している』などと偉そうなことを言いながら、ソフトクリームが買えるのは知りませんでした。しかもソフトクリーム用の注文カウンターまであるとは。美味しそうでしたね…。
道の駅上野の他には6キロ先に川の駅上野という施設がありますが、コース上にコンビニは無いため食事をするならこのどちらに立ち寄るしかありません。しかし私の他に道の駅上野に立ち寄っている人はおらず、皆さん補給は一体どうしているのか。
PC1で補給食を大量に買い込んでいるのだと思いますが、この後に何人もパスしましたが補給食を食べている人も見かけなかったのですよね。このコース、食べないと走れないと思うのですが気になります。
道の駅から6kmほど進むといよいよぶどう峠の入り口に到着。R299から県道に入り、長野へ入国すべくぶどう峠を目指します。日航機墜落事故の慰霊碑へもこちらのルートから。時刻は11:57。
慰霊碑には私もいつか訪れてみたいと思っていますが、軽い気持ちで足が向く場所ではありませんね。
さてぶどう峠へのアプローチ。前半こそ川沿いの道を気持ちよく登っていきますが、後半になると一気に斜度がきつくなります。サイコンを見ていると10%超えの斜度表示は当然、12%の斜度表示も出てきます。サイコンを見ていると心が折れそうになります。
この峠でも何人かの参加者と会いましたが、皆さん言葉もなく非常にキツそう(実際キツい)。それでも必死に登っていくと、ようやくピークであるぶどう峠(118km地点、標高1,507m)に到達。3つ目の峠をクリア、長かった…。時刻は13:31で、麓から1時間半かかっていますね。貯金は49分⇒30分に減少です。
ちなみにこれが前回のぶどう峠の様子。ひどいですね。小雨が降っていて、ダウンヒルはガスっていました。今回はこれ以上ないサイクリング日和なのでかなり楽。
馬越峠へ
ぶどう峠を越えると長野県に入ります。まずは北相木村(980m)まで下ったのち、南相木村を通って馬越峠(1,613m)を越え、川上村へ入ります。
ぶどう峠への登り(群馬県側)はかなり舗装状況が悪かったのですが、長野県側に入ると舗装が途端に良くなります。
北相木村は下りなのですぐに通過。村境のトンネルを越え南相木村へ入り、水の残りが少なくなってきたので自販機を探していると…なんとヤマザキショップが出来ていましたので立ち寄り。自販機で買うと小銭が発生して重量増になってしまうので、コンビニがあって助かりました。『小鹿野のコンビニから先は、川上村までコンビニは無い』と書いておきながら、11年の間にコンビニが出来ていました。
水も十分に補給して馬越峠へ。ここは畑の中を登っていくため一見楽そうに見えるのですが、実際は10%超の斜度が当たり前のキツい峠。何人かの参加者と口を揃えて『キツい』と言いながら、ようやく4つ目の馬越峠(143km、1,613m)へ到着。時刻は15:09ですが、明らかに気温が低下してきたのでジャケットを重ね着してダウンヒルへ。
なお貯金は30分⇒21分に減少しました。
信州峠へ
馬越峠を越えるとレタスで有名な川上村です。1,160mまで下ったのち、信州峠(1,462m)を越えて山梨県に入国します。
川上村は90kmぶりの通過チェックが設定されていますので、セブンイレブンに立ち寄って補給です。時刻は15:24でまだ日も高いのですが、標高が1,100mを越えており気温が11度しかありません。寒い。
このコンビニでは10名程度の参加者が滞在しており賑わっていました。
しかし時間的にはかなりギリギリのはずなので、皆さんそろそろ出発しないとマズいのでは…と思いながら(余計なお世話ですね)信州峠に向けて出発。私はスタートの時点で最後尾だったはずですが、この時点でこのコンビニに到着できていない人もいます。やはり厳しいコースですね…。
ちなみにこの先の補給用に、カロリーメイトとわらびもちを買っておきました。
コンビニの隣は前回の重要補給ポイントであったナナーズ。前回はセブンイレブンが無かったので、このスーパーのお世話になりました。
川上村はレタスの有数の産地であり所得も高いことで有名です。村内ではベンツが普通に走っていると聞いていましたが、最初にすれ違った外車はベントレーでした。もし事故ってももみ消されそうです。怖い。
さて信州峠。距離こそは短い(セブンイレブンから8km)ものの、山を切り開いて一直線に道を作ったことがすぐに分かる直登の峠です。そしてその斜度が10%を超えています。もう少し、こう九十九折にする発想は無かったのか?と思いますが、そういう道なので諦めてとにかく登るしかありません。
根性で登ってようやく5つ目の信州峠(157km、1,462m)に到着。時刻は16:15。ここからは4つ目の県である山梨県に入ります。
11年前は看板がしっかりと見えていたのですが、今は木が成長して何も見えませんね。
なお、馬越峠で21分あった貯金は15分に減っています。
瑞牆山荘へ
いよいよ山梨県に入り、本番のクリスタルラインに突入です。次は峠ではないのですが、いったん1,180m付近まで下ったのち、165km地点、1,516mにある瑞牆山荘を目指します。
信州峠からはわずか8kmのはずなのですが、これが非常にキツい。相変わらず普通に10%超えの斜度が出てきます。もはや8km/h程度の速度しか出ないのですが、登らないと進まないので諦めて進みます。
この辺りから、登りの途中で休憩を取ってストレッチしながら進むようになってきます。確実に時間をロスするのですが、ストレッチしないと出力を維持できません。
時間帯的にちょうど良いのでしょう、恐らく瑞牆山荘から自宅へ帰るであろう多数の車とすれ違いながら進んでいきます。
そして165km地点、標高1,516mの瑞牆山荘に16:52にやっと到着。信州峠からの8kmのうち4割程度は下りなのですが、それでも40分かかりました。貴重な自販機もあり、クリスタルラインで唯一の文明がある場所です。峠の名前はありませんがコース的には6つ目の峠。
なお、信州峠で15分あった貯金は8分に減っています。
次は7つ目の峠である木賊峠へ向かいます。無茶苦茶辛いのですが、まだ半分しか走っていないという衝撃の事実。一応貯金は8分ありますし、とにかく柳沢峠まで走れば後は下りで取り返せる…はず。そこまで根性で頑張ります。
その3へ続きます。