ブルべレポート2024

【ブルべ】BRM629渋峠400を完走しました その2

morou2

2024/06/29に開催された、RさくらのBRM629初夏の渋峠400(以下、渋峠400)の走行記録その2です。

その1はこちらから。

■走行記録

スタートまで

自宅を出発し、スタート地点である練馬の光が丘公園に向かいます。

路面は乾いていないものの、雨はすっかり上がっておりレインウェアを着る必要はありません。戸田から笹目橋を渡るとすぐに光が丘公園です。深夜でしたし、50分くらいでさくっと到着。手前のコンビニでドリンクを補充し、受付へ。

受付は既にそこそこ人が集まっています。DNSも20名ほどいたとのことですが、それでも44名がスタートに集まっていました(開催後のRさくら公式のツイートより)。

ひとみさん、みいさん、やがみさんにご挨拶。ブルベカードを受領すると、かとさんもやってきたのでしばし談笑。かとさんは初渋峠とのことで、渋峠が一体どんな場所なのか、登頂して是非とも体験して欲しいところです。

今回は雨が早めに上がったので、私と同じくDNSを取りやめた人も多かったことでしょう。しかし渋峠に登る400ブルべでこんなに人が集まるとは驚きです(ちなみに出走44名のうち完走は30名)。

ブリーフィングの後、装備チェックを受けて順次スタートしていきます。果たして無事に帰って来られるのでしょうか。

400kmの旅の始まり

PC1まで

まずは66.4km先のPC1、セブンイレブン邑楽狸塚(むじなづか)南店を目指します。区間距離が少々長いですが、深夜のうえ平坦なのですぐに到着してしまうことが予想されます。

コースは板橋を抜けた後、荒川は秋ヶ瀬橋を渡り新大宮バイパスを北上してR16へ入り、その後はひたすらR122を北へ。昭和橋で利根川を渡り、R354と合流した地点がPC1です。

まずは細い路地を抜けて志木まで。とにかく信号が多いためトレインが長くなるのですが、私も合流してしまうと迷惑な長さだったため、ペースを上げてトレインをパスします。その途中でタカさんと一緒になります。

途中でかとさんもパスしますが、次の信号でかとさんが追い付いてきたので3人パックに。秋ヶ瀬橋を渡り、新大宮バイパスに入ると私の地元、浦和に…。ロジャースの前とか、もういつもの場所です。

すっかり雨も上がっているので、コースアウトしていったん帰宅、重いマッドガードを外してからコース復帰しようかと思いました(結果的にはこの後本降りの雨に見舞われるため、本当に外さなくて正解だった)。

その後も宮前ICあたりまでは断続的に集団走行が続きます。宮前ICでR16に入るわけですが、道路は車を前提に造られているため、自転車は割と複雑なルートでの移動を強いられます。

良く知っている道なのですが、道端に埼玉県警のPCが張り込んでいたので心拍数が上がりました。IC周辺の道路なので速度超過はしようがないと思うのですが、どんな違反を想定していたのか…?一時停止も無かった気がしますし。

R122に入ってからは信号の間隔が長くなり、アベレージも上がります。かなり蒸し暑い夜だったのでボトルの水がどんどん減っていくため途中でコンビニに寄りましたが、他はノンストップでPC1まで。

時刻は2:57、無事にPC1であるセブン邑楽狸塚南店に到着です。66kmを3時間かからずに走ってしまいました。私にしては非常に速いペースですが、PCは非常に賑わっていました。皆さん速すぎでしょう…。

PC2まで

次は75.6km先のPC2、142km地点のローソン昭和川額(かわはけ)店に向かいます。

PCを出発後、しばらくは深夜の国道を淡々と進む展開。1時間ほど進んで国道を逸れたあたりからポツポツと雨が降ってきますが、小雨なうえ断続的だったので無視して進んでいきます。

そうこうしているうちに補給予定だった90km地点のローソンに到着。この先は40kmほどコンビニが無いため、ここでいったん補給します。雨はこれ以上強まりそうにないと判断して、レインシューズカバー+コンビニレジ袋の装備を外すことに。

ここから10kmほど進むと赤城山の麓を横断する『からっ風街道』へ入ります。このからっ風街道はSR600のコースになっているだけあり、全く平坦が無い区間。

そしてこの辺りになると、止んだはずの雨が徐々に強まってきます。

しかし中々本降りにはならず『強い小雨』という状況で、レインウェアを着るか非常に判断に悩みます。雨雲レーダーを見ても局地的な降雨が何か所かあるだけで、すぐに止みそうではあります…が、現在地で降っている小雨はレーダーには映っていない。

予報通りなら、そもそもこの時間に雨に遭遇することは無いはずなんですが…楽観的な予想は捨てて、サドルバッグから装備を取り出すことにします。

特にレインシューズカバーは先ほどのローソンで外してしまったばかり。自分の判断の甘さを恨みつつも、まずレインシューズカバーを道端で装着。レジ袋はもう捨ててしまいましたので、30分もするとクリートの隙間から浸水してくることでしょう。

これ以上雨足が強くならないことを祈りつつ先へ進みますが、願望に反して徐々に雨足が強くなってくる…。

周囲のランドヌールは今のところは完全ノーガード戦法で、レインウェアを装着している人など一人もいません。しかし私は嫌な予感がしたので、公民館の軒先をお借りして上はGOREのシェイクドライ、下はレッグウォーマー(Nano Flexなので撥水性がある)を装着。空振りに終われば良いのですが。

しかし1km進むと早くも雨が本降りに…。これはレインウェア上下を着ていないと辛いレベル。レインウェアの下を持っているのに履かなかったことを後悔しましたが、これは予想できない。

周囲の皆さんは相変わらず完全ノーガードで、ずぶ濡れです。雨の予報が無かったところで降られているのですから、その内に止むという想定なのでしょう(今更レインウェアを着ても遅いということもあるでしょうね)。

とにかくアップダウンしかない『からっ風街道』ですが、かなりの雨に打たれながら先へ進んでいきます。私は上だけはレインウェアを着ているのでかなりマシですが、ノーガードの皆さんは見るからにペースが落ちています。この雨の中をレインウェア無しでダウンヒルは、中々辛いものがあります。

かくいう私も保険のためにレインウェアを着たつもりだったので、こんな展開は予想していませんでした。シューズは完全に水没していますし、またMAVICのフリーボディメンテも必要でしょうね。先週やったばかりなんですが。

諦めて進んでいくと、20kmほど進んだところでようやく雨が上がります。

相変わらず平坦の無い道に悪態をつきながら、この先にあるはずのコンビニ目指してペダルを踏む。

ほどなくして、ようやく40kmぶりのコンビニ(131km地点)に到着。敷島駅の先にあるセブンイレブン渋川赤城津久田店です。さすがに腹が減ったので補給のために立ち寄ります。空も明るくなってきたので、もうレインウェアを脱いで良いでしょう。

このコンビニには先客としてTIMEに乗った方がおり、『ずぶ濡れになったのでもう帰りたい』などとお互いに愚痴大会。私も補給をしながらレインウェアを片付けたり、プロテクトJ1を塗り直したりと、長めに滞在しました。

ちなみにPC2はここから11km先なので、この久々のコンビニに立ち寄る人は少なかった印象。このTIMEの方とは、この先何度も抜きつ抜かれつしながら、同じ位のペースで走ることになるのでした。

補給やらを一通り済ませるとリスタート。上越線に沿っていくつかのトンネルを抜ける趣のある区間です。10kmほど走り、岩本駅を過ぎた辺りで利根川方面へ下るとすぐにPC2に到着。ローソン昭和川額店です。142km地点、時刻は7:47です。

1時間前まで雨が降っていたのに、PCに到着したら晴天で暑い。わずかな日陰で補給をして、シューズも脱いで足を乾燥させます。使うと思っていなかった予備のソックスに履き替えて、先に進みます。

次のチェックは80km先、222km地点の渋峠ホテルですが、その前に権現峠(151km地点)、暮坂峠(187km地点)、草津(201.5km地点)への登りと3つの大きな登りをクリアする必要があります。

雨のおかげで既に消耗していますが、まだ1/3しか終わっていません。獲得標高(約5,000m)の何割はこの区間で稼ぐことになりますので、ここからが本番です。まずは草津にたどり着かないと…。

その3へ続きます。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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