【ブルべ】BRM629渋峠400を完走しました その4

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2024/06/29に開催された、RさくらのBRM629初夏の渋峠400(以下、渋峠400)の走行記録その4です。

その3はこちらから。

■走行記録

通過チェック:渋峠ホテルまで

さていよいよ大ボスの渋峠です。ここからは約20km、標高1,100mアップ、2時間の長丁場。途中に補給ポイントは一切ありませんので、チョコバーをサドルバッグに突っ込んでボトルの水も満タンに。

セブンイレブンを出発すると、即座に登りの始まり。草津中心部の北側を走るベルツ通りを通ってR292へ合流し、しばらくは日陰もある普通のキツい峠道を登っていきます。10kmほど進むと殺生河原を通過。

この時点で既に1時間が経過しています。まだ半分しか登っていない。分かっていましたけど長い。

しかし今回は天候が安定しているので、まだ助かります。渋峠に登るのは3回目ですが、過去2回はSR600FUJIを走った時。大荒れの天候で普通に?横殴りの雨だったり夜間だったりで、良い思い出がありあmせん。1度目の時は某いーちょさんと登りましたが、森林限界を超えているのに雷が鳴っており、生きた心地がしませんでした。

それに比べると今回は単に登りがキツいだけなので、かなりマシです。

しばらく登ると雲を抜けたので、このタイミングを逃すまいと1枚。私が下山する時には再び雲が昇ってきており一面真っ白でしたので、運が良かったですね。

しかし、かなり標高が上がったのに全く涼しくなりません。草津は20度だったのに、標高1,800mあたりまで来ても20度のまま。どう考えてもおかしいでしょ。。。

2,200mまで上れば涼しくなるのか…?予報では渋峠の気温は16度でしたし、物理的にも標高に応じて気温は下がりますから、それに合わせて裏起毛のジャージを着てきたのですが?

暑さに文句を言いつつも、先ほどの画像のポイントを過ぎたあたりで気分転換も兼ねて押し歩きしながらチョコバーを補給。残りはまだ10km以上ありますし、ここまでに10人程度パスして時間には余裕があるはずなのでゆっくり行くことにします。この辺でTIMEの方とスライドした記憶があります。速いですね。

ちなみに渋峠は10kmを過ぎてからが本番。これまでもキツかったですが、先ほどの写真の森林限界を超えたあたりで斜度が緩やかになった後に、再び10%前後の斜度が登場するようになります。

我慢してこの区間を越え白根レストハウスに辿り着けば、山田峠までの下りが出てきますので一息つけるのです。例え30秒でも下りがあれば、使う筋肉が変わるので休憩になるんですよね。

そしてやっとの思いで白根レストハウスに到着。良く晴れていますがスマホのバッテリーが少ないので写真は無し。このあたりでやっと標高2,000mまで登りました。最高標高地点が2,172mですから標高差では残り約200mほど。しかしいったん下りを挟み、山田峠へ。

山田峠を過ぎると再び登り開始。登り始めてすぐの地点、中央分水嶺の碑があることを初めて視認しました…。今まで雨の中ばかりだったから気付かなかったですわ。この辺りだと白根山~四阿山(あずまやさん)~浅間山が中央分水嶺なんですね。

更に2kmほど進むとようやく国道最高地点の碑に到着!時刻は15:07。3回目の渋峠にしてようやく晴れました。既に感覚が麻痺していますが、2kmの登りって普通に嫌ですよね…。写真はたまたま居合わせた同じ渋峠400の参加者の方に撮っていただきました(既に渋峠を折り返した後とのことで、大変健脚です)。ありがとうございました。

ちなみに前回(2013年)はこれ。雨ではなさそうですが夜だった。この後、中野側にダウンヒルしたわけですが、当時の装備でよくやっていたと思いますね…。

ここまで来たら後は1km弱を下るのみ。無事に渋峠ホテルに到着です。会いたかったよ、渋峠ホテル(11年ぶり)。今回は横殴りの雨じゃない!

チェックポイントの証跡は、渋峠ホテルで発行される『日本国道最高地点到達証明』です。この時刻はまだホテルのフロントが営業していたので、無事に入手することが出来ました。

ちなみに到着時刻は15:10。草津から約20kmを2h13mかかっています。区間平均速度は9.3km/h、貯金はマイナス22分です。果たしてここから巻き返せるのでしょうか。

そして肝心の渋峠の気温ですが、標高1,100mの草津(気温は20度だった)から1,100mもupしているにもかかわらず何故か気温が上昇している。27度もあるってどう考えてもおかしい。予報は16度だったから裏起毛のジャージを着てきたのに!こんなのは渋峠じゃない。

渋峠に着けば涼しくなると信じてカステリの裏起毛ジャージで汗だくになりつつ登ってきたのですが、完全に裏目に出ました。まさか草津よりも暑いとは。ただ、この後すぐに雲が出てきて日差しが遮られると気温が下がったもよう。

まぁ標高2,000mを超えると天候については何があるか分からないので、準備を怠るわけにはいきません。私の運が悪かったのでしょうね。横殴りの雨よりはマシですが。

PC3まで

渋峠に到着しましたので、後はひたすら下ってゴールを目指すのみ。まずは100km先(321km地点)、藤岡のPC3を目指しますが、その前に草津で補給ですね。

長居は無用と、証明書を入手したらすぐに下山です。1~2kmも進むと雲が昇ってきて、一面真っ白になってしまいました。景色の良さって登りのモチベーションになると思うのですが、後から登る人は大変そうです。

草津では『私が最終走者なのか?』と思ったりしたのですが、下っていくと草津までの間に20人弱のランドヌール(ズ)とスライドしました。道中では中々会わないので、全く分かりませんでした。

2時間かかった登りも、下るとわずか30分。バスターミナルの手前にあるセブンに到着したので、3時間ぶりの食事。塩分が欲しかったので、天ぷらそばを食べた気がします。往路の草津では食欲が無く辛かったですが、食欲も戻って一安心。

しばらく休憩しながらルートを確認。渋峠から20km下ってきましたが、長野原草津口まで更に20kmほどひたすら下りです。しばらくは楽が出来ることを確認してリスタート。

道も分岐は無く、車と一緒に流れに乗って下っていきます。どんどん回復するグロス平均速度。30分ほど下ると大津の交差点に到着、左折して県道へ。長野原中学校の前では猿の群れに遭遇。

相変わらずの暑さなのでボトルの水も少なくなってきたころ、タイミングよく道の駅『八ッ場ふるさと館』があったので立ち寄ります。大きな道の駅で賑わっていました。ドリンクを補給してトイレに行ったところ、足湯もあるというので、シューズを脱いで入ってみました。熱めのお湯が気持ち良すぎる。

リフレッシュしたので、高崎側へ抜ける大柏木川原湯トンネルへ向かいます。こちらはトンネルの直前、吾妻川にかかる不動大橋からの眺め。

大柏木川原湯トンネルは3kmほどもある長大トンネルですが、なんと全区間が上り。過疎っていて車はほとんど来ないとのことでしたが、普通に交通量があったので広い歩道を走りました。3kmの上りは抜けるのに時間がかかったので、歩道が広くて助かった。

やっとトンネルを抜け、もう登りは無いだろうと油断していると再び登り。3kmほど続きましたが、この登りは予習していなかったのでいつ終わるのか全く分からず、中々キツかった…。

まとまった登りはこれで終わり。下り基調の道を進みますが、PCまで先が長いので高崎の市街地に入る前に休憩しておきます。たまたま現れたローソン榛名下室田店(290km地点)にピットイン。レシートを見ると時刻は18:20。少し休憩してリスタート。

PCまでは残り30km。実はPCの近くにスーパー銭湯があることを調べておいたので、PCではレシートをもらうだけで休憩をせず、スーパー銭湯でお風呂と食事をこなす予定。朝は雨に濡れて散々な目に遭ったので、お風呂を楽しみに先へ進みます。今回は前半の登りでかなり疲れていますから、少しでも翌日に疲れを持ち越したくない、という思いもありました。

安中まで戻り、板鼻あたりに来ると徐々に暗くなってきます。PC3に到着する頃にはすっかり夜になっていましたが、無事にPC3(321km地点)に到着。時刻は19:58。渋峠からの約100kmを4h50mで移動しています。グロス平均は実に20.6km/h。貯金も1時間半に回復です。

ゴールまで

残るは80km走ってゴールへ向かうのみ。1時間半の貯金を有効活用して、その前にお風呂に向かいます。3kmほど走って神流川を渡り埼玉へ入りますが、すぐにコースアウトしてスーパー銭湯へ。1kmほどのコースアウトで済むのでありがたい。

付近には人の気配はありませんでしたが、スーパー銭湯の駐車場は満車で驚きました。素早く受付してお風呂へ、露店風呂に10分ほどゆっくり入ってマッサージ。めちゃくちゃ気持ち良い…。癒される…。

ロードバイクに乗っていると常に緊張を強いられますから、集中力回復のためにもリラックスする時間が必要ですね…。いやぁ良い湯でした。

続いて食事。すぐに出てきそうなものということで棒寿司を注文。喉が渇いたので炭酸水も。やはり食事は座って食べるのが良い。うまい。

食べたら速やかに退出。滞在時間は40分程度でした。PCでは全く休憩していませんから、中々効率の良い休憩でした。

外に出ると夜風が気持ち良い。ここからは勝手知ったる埼玉を通って練馬まで戻ります。

道は知っていると言いつつも埼玉は信号が多いので憂鬱でしたが、今回のルートは非常に走りやすく、下ハンを握って飛ばせました。特に寄居あたりのK274という道が素晴らしく、近い内に昼間に走りに行きたいですね。

途中で2度ほどコンビニで水を補給しながら、東松山~川島へ。戸守のローソンの前を過ぎると『帰ってきたなぁ』という実感が湧きます。残りは約30km。R254に合流し、入間川を渡るといよいよ川越に入ります。

間もなく日付も変わる頃。『R254は夜間でも交通量が多いなぁ』と思いながら走っていると、突然『モロさん!』と後ろから声をかけられ、めちゃくちゃ焦りました。振り向くと、そこにはカブに乗ったぜっとさんが。

信号待ちの間に会話しましたが、かとさんを応援しに行ったが時間が合わず引き返してきたとのこと。私は相変わらずスマホのバッテリーが少ないため、ツイートもほぼ無かったのに良く見つけましたね(笑)

ゴールで待ってますよ、とのことで残り約20kmを頑張って走ることに。この辺りは自宅まで10kmという場所なのですが、帰りたい気持ちを抑えてまずはゴールへ向かいます。

ところが川越線を越えた辺りから向かい風になり、中々速度が乗らない…。途端に集中力が切れて眠気も出てくるようになり、残り10kmのところでたまらずコンビニ休憩。ぜっとさんを待たせてしまうのは申し訳ないが、背に腹は代えられない。

休憩でリフレッシュするとリスタート。志木を越えて朝霞のあたりで往路とのコース重複区間に戻ってきます。残りは約6kmほど。このコースは404kmあるので、400kmを超えてからが地味に辛い。

最後のアップダウンを頑張って踏み、最後の交差点を右折…しようと思ったらそこがゴールのセブンイレブンでした。実はゴールの位置を間違って記憶していており、もう少し先と認識していたのですが、、、

直後にぜっとさんも到着。買い物してレシートを取得すると時刻は1:06。25h06mで無事に完走です。今回は中々疲れました。

そのまま『もろさんの労いに来たわけでは無い、iGPSPORTのVS1800(ライト)を見に来たのだ(笑)』と言うぜっとさんと30分ほど?おしゃべりした後、ブルべカードを完成させてポストに投函。証跡も揃っていますので、認定は恐らく問題ないでしょう。

今回は有人ゴール受付ではないのですが、最後にぜっとさんとおしゃべりが出来たので楽しい締めとなりました。その後は自走で1時間ほどかけて帰宅。無事に渋等400が終了です。

※無事に認定されました。ありがとうございました。

今回は山岳コースのうえ雨に降られたりと色々大変でしたが、何とかシーズン前半で400と600の認定が取れましたので、後半のスケジュールがかなり楽になりました。

SRまで残るは200と300ですが、200は私が開催するコース(小鹿野200)がありますので、今シーズンはまぁどうにかなるでしょう。と言ってもAJたまがわでの300の開催は、白馬・木崎湖シリーズと北近江シリーズの遠征しか無いため、日程を何とかして遠征するか、他団体を当たる必要があります。早めに決めないといけませんね。

ということで夏の間はシーズンオフですから、しらばくブルベは未定。走力が落ちないように維持するのみです。

開催いただいたRさくらの皆様、ありがとうございました。それではまたどこかのブルベで。

※今回は帰宅当日にしっかりとフリーのメンテを行いました。グリスは半分程度しかありませんでした。危ない。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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