【ブルべ】BRM422埼玉600アタック二本松を完走しました その1

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2023/04/22に開催されたオダックス埼玉のBRM422 アタック二本松(600km)を走りました。結果は36h38mで無事に完走です。今回も証跡はOKだったので、認定は大丈夫そうです。

2023シーズンとしてはこれが5本目。先月のアタック老越路でSRは既に取得していますので、PBPに向けての走り込みとウェアのテストとなります。

■まとめ

今回は埼玉県の入間を出発して福島県の二本松市で折り返す定番のコース。青森の桜はGWが見ごろですから、この時期であれば福島の桜が見ごろ。要するに寒い。そしてスタートの埼玉は暑い。この寒暖差が最大のポイントでした。

雨こそ降らなかったものの、埼玉の最高気温は25度。折り返しの二本松(福島県)を夜間に通過しますが、気温は4度まで下がりました。この気温は予報通りでしたから、荷物の量を考えながらどこまで防寒装備を準備するのか?に皆さん悩んだことと思われます。

他には2日間を通じで主に北風が吹いており、初日は向かい風で苦労しましたが翌日は追い風。それ以外は天候に恵まれて、春が訪れた福島は景色も良く、非常に走りやすいコースでした。

また前回のアタック老越路ではパンクが多発しましたが、今回はGarmin Edge1040の新手のバグが発生。要所で立ち止まってキューシートやRWGアプリでコースの確認を行わねばならず、地味に数分単位のタイムロスが積み重なりました。

各コントロール通過時刻

その結果はこちら。計画では36h45mでゴール予定のところ36h38m。結果的に7分差という精度の高い計画になってしまいました。

到着時刻貯金所要時間区間距離総距離
スタート(入間)6:000:00
PC1(セブン筑西梶内)10:131:394:1388.088.0
PC2(セブン馬頭北向田)13:093:152:5668.3156.3
PC3(ファミマ滝根広瀬)18:472:255:38101.8258.1
通過チェック(ファミマますや針道)21:214:352:3440.7298.8
PC4(ミニストップ本宮高木)3:130:155:5223.5322.3
通過チェック(セブン福島古殿)6:211:153:0861.5383.8
PC5(ファミマ市貝下赤羽)11:472:375:26101.8485.6
PC6(セブン加須外野)15:373:113:5066.4552.0
ゴール(入間)18:383:223:0150.9602.9

このコースはPC4(本宮市)の次が通過チェック(古殿町)となっています。従ってPC4のレシートを入手した後に本宮駅もしくは郡山駅周辺のホテルで仮眠を取るとホテル滞在時間を最大化出来るのですが、今回はあえてPC4手前10kmのルートイン二本松に宿を取りました。

理由は、ルートインには大浴場があるからです。そのためPC4通過時点では貯金が約10分に減っています。それでも3時間程度は寝られました。

コースについて

コースは定番の豊水橋をスタート、古河を通り福島県の二本松まで往復するというコースレイアウトです。那珂川から二本松が8の字になっており、往復で異なる景色が楽しめることがポイントです。大きな峠は無く、基本的には細かなアップダウンの積み重ねで標高を重ねていくことになります。

天候について

天候は2日間を通じて晴れ。雨の心配はありませんでした。

気温は埼玉では最高25度前後。夜間~早朝にかけて折り返しの福島を走行するわけですが、18時頃に日が暮れると早くも6度前後に低下。田村市にあるPC3には18:47に到着したのですが、全員が口を揃えて『寒い』を連呼、防寒装備への換装を行っていました。

深夜には更に気温が低下して予報である4度を下回るかに思われましたが、Garminの温度表示を見る限りは4度が下限でした。

風向きは基本的には土日を通じて北風で、往路は強烈な向かい風、復路はほどほどの追い風という状況。往路は苦労しましたが、復路では追い風のおかげでかなり楽が出来ました。

装備について

当日のウェアは以下の通り。

前述の通り気温は4度まで下がりましたが、予測されていた事象のため対策を練る時間は十分にありました。また昼間に通過する埼玉や茨城では20度以上の予報であったため、どちらの状況にも対応可能なウェアリングが必要となります。しかし基本は『寒い方に合わせる』なので、防寒装備をしっかりと準備します。寒いと動けなくなりますからね…。

今回の『最低気温は5度前後、最高気温は25度』という天候はPBPの気温レンジと同じらしく(某beyさんから150回くらい聞いた)、PBPに向けて格好のウェアテストの場でした。想定しているウェアリングで4度に耐えられるのかを確認する一方、寒いのも嫌なので冬用タイツも持参。

想定のウェアで耐えられることが分かると、後はタイツに着替え、グローブも冬用に交換、ベースレイヤーも重ね着して、非常に快適に走行することができました。

ウェアは今回も全てカステリです。()内はウェアの対応温度帯です。

  • ジャケット:Perfetto RoS Convertible(4-16)
  • ベースレイヤー1:CORE SEAMLESS BASE LAYER SS(8-20)
  • ベースレイヤー2:PROSECCO TECH LONG SLEEVE(6-16)
  • ビブショーツ:NANO FLEX PRO RACE BIBSHORT(12-20)
  • タイツ:ENTRATA WIND BIBTIGHT(-2-6)
  • レッグウォーマー:NANO FLEX 3G LEGWARMER(8-20)
  • その他:グローブにLIGHTNESS2(12-18)とSPETTACOLO(3-12)、つま先をカバーするTOE THINGY 2を使用。

今回使用したこれだけのウェアは全てレビューしていますので、レビューを確認したい方は『カステリ』のカテゴリからどうぞ。

ジャケットはParfetto RoS Convertibleで全行程走りました。このジャケットは袖の脱着が可能なギミックが付いていることが特徴。昼間は袖を取ってみたのですが、意外と風が冷たく感じたので終始長袖のまま。長袖の方が日焼けもしなかったので結果オーライでした。ベースレイヤーが高性能なので20度を超えても長袖で問題なしでした。

ビブのNANO FLEX PROは裏起毛レーパンなので、4度から20度超まで幅広く使えます。レッグウォーマーもカタログスペックでは8-20度対応ですが(20度でレッグウォーマーは要らない気がする)、『4度なら』平気でした。PBPでもここまでの低温になるのは夜明け直前の1時間程度だそうなので、問題ないでしょう。

カステリは似たようなラインナップが多く選ぶのが大変ですが、その代わりにどんな状況やニーズにも対応できる1着が必ずありますので非常に良いブランドだと思います。

■走行記録

スタートまで

それでは走行記録です。

今回は6時スタートを選択。集合は5時が目安ですから、浦和に住んでいても電車では間に合わないため車で移動です。そもそもこのアタック二本松は、beyさんが出走するというので『それじゃ一緒に走りましょうか』とエントリーしたもの。beyさんが6時スタートなので一緒にスタートすることにしました。朝は早いですが終わるのも早いわけなので、帰りは1時間分だけ楽ができますね。

当日は3時に起床、3時半に出発。途中のすき家でカロリー補給して5時に豊水橋に到着。6時スタートだと駐車スペースも余っており、良い場所に駐車することが出来ました。

前回のアタック老越路とスタッフの皆さんは同じなので、挨拶して受付完了。今回は天候も良いため参加者が多く盛況です。7時スタートと合わせて100人以上が走ったもよう。前回のアタック老越路では10人未満でしたからね…。

PEKOさんや7時スタートのヴァントゥさんとおしゃべりしてスタートまでの時間を過ごします。やっぱりこういうのが楽しいですよね!

埼玉名物の装備チェック行列。

PC1まで

ブルべカードにチェックを受けるとスタートです。ちょうどEdge540/840が発売されましたが、私は今回もEdge530(+拡張バッテリー)と1040のペアでいきます。そしてスタート直後からEdge1040のダメっぷりに悩まされることになります。

河川敷から橋を渡り最初の交差点『根岸』を右折するのが今回のコースです。

ところがEdge1040の画面は『直進せよ』と出ています。コースを全部暗記しているわけではないですし、この交差点を直進するのが埼玉の定番コースという印象があります。

そのためナビに従って直進しようとしたのですが、周りのランドヌールは全員右折していきます。『これはEdgeがおかしい』と直感で察知して、とりあえず右折。しかしEdge1040に入れたルートはキューシートを見ながら全て自分で引いたルートです。ルートが間違っているということは有り得ませんので、おかしいのはルートではなくEdge1040だな、とこの時点で確信。

一方でその原因は分からずもやもやしながらも、スタートしてしばらくは集団が出来るため(埼玉はウェーブスタートが無いのでなおさら集まる)くっついて進んでいきます。10kmほど進んだところにあったコンビニにピットインして、補給がてらEdge1040の状態を確認することにします。

そして判明した衝撃の事実は『アタック老越路(400km)のルートとアタック二本松(600km)のルートが同時に表示されている』ということ。

確かにEdge1040にはまだアタック老越路のルートは残っていますが、『2つのコースを同時に表示させる』なんて機能はありませんし、仮にそんな機能があったとしても、そんなことはするはずもありません。一体何が起こっているのか??

しかし、Edge1040には確かに両方のコースが表示されているのです…。意味が分からない…。

画像の右上方向に伸びているのが今回のアタック二本松のコース。中央の左側、少し太い線が先月のアタック老越路のコースです。この発想は無かった。斬新すぎる。

1000kmブルベってなかなか走れないですけど、400と600のコースを合体させたら1000kmですよね。そんなコース?走りたくないけど。

ついでに200と300も表示させたら、ヘブンウィークの完成ですよ。スタート地点は全部同じだけど。

そのうえ進行方向を示す矢羽根は、アタック老越路の方に表示されています。最初の交差点で私が直進しそうになったのは、アタック老越路のコースに矢羽根が付いていたからだったのですね。

Edge1040は発売から1年以上経過しており安定していそうだったからPBP用として買ったのですが、『これははっきり言ってバグだろw』と思いつつ、まずはコースを終了させて再起動。コース一覧からアタック老越路のコースを削除して(そもそも取り込んでいるコースは老越路と二本松の2つのみ)、改めてアタック二本松のコースを表示。

アタック二本松のコースのみが表示されていることを確認してようやくコース復帰。こんな意味不明の不具合で、私の人生を何分無駄にさせるつもりなのか。

しばらくは他の参加者に交じって走りますので、特に画面を見る必要もなく88km地点のPC1へ到着。時刻は10:13です。やきそばを食べながら、はらぽんさんと会話をしてリスタートです。

 ところがこの後、Edge1040の不具合は全く解消しておらず不必要な苦労を強いられることになるのでした。

どうもソーラーモデルを使っている人は全く不具合が無いらしいのですが、この不具合はEdge1040のノンソーラーだけのものなのか…?(私の使っているノンソーラーは、細かい不具合なら他にもある…)

その2へ続く。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。

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