カステリ

私がカステリを好きな理由について

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2022年の一年間で、かなりの金額を購入したカステリ。このブログのレビューの数を見れば、どれだけ購入しているのか分かっていただけると思います。

色々なブランドのウェアに手を出すと、サイズ感が分からないとか、最適な商品を買うにはブランドごとに商品知識をつける必要があるとか、色々とデメリットもあります。

またカステリは公式オンラインストアで購入した商品は室内での試着のみであれば返品が可能で、返品の際の送料も無料です。公式オンラインストアはカラーもサイズも在庫豊富で、返品を活用すると試着し放題。そのためリアル店舗よりも利便性が高い面もあって、カステリに統一されてしまうという面もある(マーケティング施策の成功ですね)のですが、それ以上にカステリというブランドが好きなので買っています。

それでも1年間でウン十万円を買うというのは、少々買いすぎな気もします。このカステリ愛は私の中のどこから生じるものなのか?考察してみました。

■カステリ好きな理由

私があのサソリマークのカステリが好きな理由は、以下の3点のような気がします。

  • 私が自転車を始めた当時は海外ブランドが貴重品で、高根の花だった。中でもカステリは当時からGOREを使った商品を展開しており、高性能だった。
  • 当時はお金が無く、買いたくても買えなかった。
  • ロゴマークがかわいい。

昔に憧れていたブランドを、今になって購入しているという図式ですね。実に分かりやすい(笑)

ちなみに当時というのは2000年前後のことです。上野のワイズロードで『パンターニがダブルツールを達成したため超豪華になったビアンキのカタログ』を貰った記憶があります。その年にCannondaleのCAAD3を買ったのです。
(※パンターニのダブルツール達成は1998年。それを受けて豪華カタログを作製したのは翌年の1999年のことと思われる)

当時はネット通販などもほとんど普及していなかったですから、買うには実店舗に行くしかありませんでした。代理店を介さずにカステリ自体がユーザーにネットで直販するなど、当時からすると夢のような話です。

そのあたりを踏まえて、当時の事情を振り返ってみたいと思います。

■約20年前の記憶

ロードレーサーを扱うショップは限られていた

当時、ロードバイクは『ロードレーサー』と呼ばれていました。コンポで言うと、デュラエースなら7700系。7700系デュラエースの発表は1996年ですが、7800系にモデルチェンジするのは2003年のことです。

7700系では8⇒9速化、7800系では9⇒10速化を行っています。9⇒10速への進化に実に7年もかかっており、今では信じられないゆっくりしたペースです。
(※シマノが機能進化のたびに既存ユーザーを切り捨てるのは、この時代でも既に当たり前のこととして冷ややかに受け止められていましたが、毎回大騒ぎでした。6⇒7速になるあたりから既に『そんな多段化は要らない、今のままで十分、どうせ普及しない』と抵抗するユーザーが存在していたと聞いていました。今と同じです。ちなみにパインヒルズ’90の大塚和平さんは、周りが8速になっても6速のままで勝っていたそうで余計にたちが悪い)

当時はネットも今ほど普及していなかったですから、自転車関連の情報を得るのは雑誌と口コミしかありません。情報源も少ないですが、そもそもロードレーサーのショップも非常にマイナーな存在です。
(※当時の主な自転車月間誌は『Cycle Sports』『Bicycle Club』『FUN Ride』の3誌でした。別府3兄弟のレースでの活躍が記事になっていたような時代。『FUN Ride』は2015年に休刊し、現在はwebのみで記事を発信しています。)

そんな環境の中で、当時の私が買い物に行くような、在庫を揃えていたお店は『ワイズロード』『なるしまフレンド』そして『サガミサイクル』でした。

つい2年ほど前まで、当時に購入したカステリのウェア(3着あった)を大事に使っていたのですが、それを購入したのはいずれもサガミサイクルでした。なるしまもウェアの品揃えはかなりのものでしたが、カステリの扱いは無く、biemmeのウェアをなるしまで購入した記憶があります。

サガミサイクルというのは、神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境にある老舗のサイクルショップです。webサイトを見ると『創業50年』とありますので、20年前でも既に創業30年。相当な老舗です。

私は埼玉県に住んでいますのでこのショップまでは相当遠いのですが(車でも電車でも片道2時間くらいかかる)、このショップがカステリのモデルもカラーもサイズも豊富に在庫しているという、素晴らしく貴重なショップであったのです。

ネットもろくに無い時代にどうやってサガミサイクルを認知したのか覚えていませんが、雑誌の広告くらいしか考えられません。サガミサイクルのwebサイトを見ると今でもサイスポに掲載した広告が載っているページがありますので、当時から積極的に広告を掲載していたものと思われます。

今では埼玉から神奈川の三ツ境までわざわざウェアを買いに行くというのは考えられません(手っ取り早くネットで買いますよね)が、当時はこのお店しか無かったのです。先ほどの3着は全てこのショップで買いましたので、結構な金額を使ったはずです。

そもそも現地に行ってみないと、どんなモデルのどのサイズがあるの分からないですし、価格すら不明です。今だと、少なくとも事前にネットでモデルの概要や価格の情報収集くらいはしますよね。

それほどに情報が限られていたので、

  1. まずはサガミサイクルに行き、どんなモデルがいくらで売られているのか、サイズはあるのかを確認する。この時は何も買わずに帰る。
  2. 自宅で予算やサイズを勘案し、他ブランド(と言ってもパールイズミ位しかない)と比較検討する
  3. 買うと決めたら、もう一度サガミサイクルまで行く。

という非常に面倒なステップを踏んで買っていました。

『わざわざそこまでして、カステリを買わなくても良いのでは?』と自分でも思いますが、パールイズミと比べるとデザインは格段におしゃれでしたし、当時からGOREのWINDSTOPPERを使っており高性能だったカステリは唯一無二のブランドだったのです。

当時ですらGOREを使ったウェアは1着2万円程度の価格だった記憶がありますので、雀の涙ほどの給料しかもらっていなかった私には相当に奮発した買い物でした。

当時もどこかの代理店が日本にまとめて輸入していたと思われるのですが、2000年前後だとどこが扱っていたのか気になります。カステリと言えば永らくインターマックスでしたが、設立は1998年。既にインターマックスだったのでしょうかね?

■時代は変わる

そして時は流れて2021年。カステリがwebサイトを改修して、各国語に対応。各製品の紹介ページと通販機能を統合して、直販を開始。日本法人(MVCジャパン)も設立されます。

永らくカステリやSRAM、ZIPPなどメジャーブランドの代理店であったインターマックスですが、同じ2021年に、同じ山梨県に、同じ今中姓の方が代表取締役を務める『株式会社メニーズ』が設立されます。

私はてっきりSRAMなどと同様にカステリもメニーズが契約を引き継いで輸入を続けると思っていたのですが、『取引会社』の記載を見るとその記載はありません。どうやらカステリについては、代理店を介さずに直販を行う方向に舵を切ったようです。

そのタイミングでカステリwebサイトの利便性は一気に向上し、日本語の商品情報も当然ながらリアルタイムで更新(インターマックス時代は半年に一度、PDFファイルが更新されるのみでした。サガミサイクル時代とあまり変わらない)。

発送は本国の倉庫から行われますが、航空便を使用しているため日本まで1週間かからずに到着。ユーザーは関税も支払う必要は無く、室内での試着のみであれば返品の送料もカステリが負担。Amazonワードローブのように、いくつかのサイズをオーダーしてフィットしなかったサイズを返品するということが可能になります。

またプロモーションも代理店を介さず行えるようになりましたので、SNSを使用して積極的に商品の魅力やラインナップを伝える体制に進化しました。

色々なタイミングが合致することで一気に買いやすくなったカステリ。販売体制の変更で劇的に買いやすくなったこと、また初めてカステリを買ってから20年を経て、私も少しは稼げるようになったことが合わさって、カステリばかり買うようになってしまった…というのがこの1年の原動力でした。

もうサガミサイクルに行くことは無くなってしまいましたが、買い物の楽しさというのは今も重要な要素だと思います。今後も皆さんがカステリを買う際の役に立てるよう、カステリの情報を発信していきたいと思います。

カステリ公式オンラインストアはこちら
カステリ公式オンラインストア
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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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