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【レビュー】体幹まで温まる カステリのベースレイヤー『FLANDERS WARM LONG SLEEVE』

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カステリのベースレイヤー『FLANDERS WARM LONG SLEEVE』を買いましたのでレビューします。-2度対応で非常に暖かいうえ着心地が良く、私は風邪をひいた時はこれを着て寝ているほどです。

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FLANDERS WARM LONG SLEEVE
FLANDERS WARM LONG SLEEVE

■総合評価

カステリの定番ベースレイヤーです。FLANDERS WARMにはハイネックとショートネックがありますが、今回はショートネックを紹介します。

  • 本当に暖かい裏起毛
  • パネルの枚数が多く、適度なタイトフィット感で着ぶくれしない
  • 脇の大きなメッシュで汗抜けも良い

まず、とにかく暖かい。気温が低い日にこれほど頼りになるベースレイヤーを他に知りません。それでいてタイトフィットながらフリースならではの伸縮性もあり動きやすい。おまけに着心地も良い。バランス良くまとまった製品です。

■購入動機

マイナス気温に対応した真冬用のベースレイヤーとして購入。

1~3月あたりのブルべではスタート時点の気温がマイナスのことも多い(スタート地点が河川敷とか、河川敷とかなので…)ため、このレベルの装備が必須なのです。また場合によってはオールナイトで400kmブルべやキャノボを走ったりしますので、肌に触れるベースレイヤーが優秀かどうかは死活問題。

これまでは重ね着をして対応していたのですが、やはり重ね着は動きづらいし、着ぶくれして空力的にもよろしくない。

カステリのウェアを買うようになってからは、製品の組み合わせを的確に行えば『ベースレイヤー+ジャケット(もしくはジャージ)』だけで十分対応できることが分かった(カステリがそのように作っている)ので、低温時に組み合わせるベースレイヤーとして調達した次第です。

■製品概要

製品スペック

まずはwebサイトに載っている情報を以下にまとめます。

  • 価格:12,650円
  • カラー展開:2色
  • サイズ展開:XS~XXL(6サイズ)
  • 対応温度帯:-2~10度
  • 重量:116g
  • 生地:SottoZero(起毛フリース)

価格は12,650円と中々のお値段…と思いますが、これでもカステリの冬用ベースレイヤーの中では中程度の価格帯。当ブログ専用クーポンを始め適宜発行されるクーポンを活用して、賢く買いたいところです。

また兄弟製品として、ハイネックタイプの『FLANDERS WARM NECK WARMER』もあります。

製品ライン上の位置づけ

カステリには長袖の冬用ベースレイヤーだけで多くの製品がありますが、他製品との棲み分けがどのようになっているのか、同カテゴリの製品を一覧にしてポジションを確認します。
※価格は税込です
※表はスクロールします

名称断熱防水防風通気軽量温度帯重量価格
FLANDERS WARM LS51133-2-1011612,650
FLANDERS WARM NECK WARMER51133-4-618412,650
BANDITO WOOL LS41133-4-1023416,500
CORE SEAMLESS LS411444-1619412,100
MIRACOLO WOOL LS211444-1511215,400

まず基本はFLANDERSシリーズです。ノーマルネックとハイネックの2種類も作っていることから、力の入れようが分かります。バランスタイプのベースレイヤーを求める人はこちら。

次により幅広い温度帯のBANDITOですが、こちらはメリノウールが48%入っています。レギュラーフィットなので、ガチ勢以外はこちらがお勧め。

CORE SEAMLESSはFLANDERSとはやや温度帯が異なりますが、縫い目が無く伸縮性の高い生地を使い、超ピッタリフィットを実現したベースレイヤー。MIRACOLOは、いわゆる『アミアミ』をメリノウールで実現し、しかも長袖という贅沢仕様。速乾性と快適性を両立しています。

私は他にも色々使っていますが、やはり厳冬期の基本はFRANDERSシリーズです。その上でバランスチャートの五角形の何かを捨てて他の何かに特化したベースレイヤーが必要であれば、ニーズに応じてその他の製品を選択するのが良いでしょう。

細部の紹介

細部の紹介です。カステリのベースレイヤーは、箱に入って届きます。パッケージには対応温度帯の表示がありますが、-5-8度となっており公式サイトとの差異が見受けられます。在庫が古かったのか?

箱を開けるとFLANDERS WARMが鎮座しています。グレーのフリース素材のベースレイヤーはいかにも暖かそうです。

全景です。多くのステッチが入っており、デザイン上のアクセントになると共に、複雑なカッティングでフィット感を重視していることが分かります。フィット感の高さは汗抜けの良さと同一ですから、ここは非常に重要なポイント。

脇には大きくメッシュの生地が配されています。ここだけ生地を変えて縫製するのは工数がかかりますが、あえてそれをしています。

裏側はしっかりとした起毛になっています。

この裏起毛が良いのですよ…。非常に滑らかで気持ちが良い。

■レビュー

サイズ感について

今回はSサイズを購入しましたが、ジャストフィットです。私の体格は身長170cm、体重57kgです。

これだけカステリ製品を買いまくっていると確認しなくてもだいたい分かるのですが、カステリサイトの新機能である『バーチャルフィッティングルーム』のガイドに従い選択しました。

確かに私は胸囲がやや小さいため、余裕があるんですよね。割と正確じゃないか。胸囲についてはジャストフィットではないが、ルーズまではいかないレベルで十分に許容範囲。袖の長さも含めて快適に着用できています。

暖かさについて

さてFLANDERS WARMのテストのため、2月の寒い日に朝から走りに出かけます。辺境の地、サイタマの朝の気温はマイナス2度。正直、布団で寝ていたい気温です。

この日の予報は、昼に10度近くまで上がるとのこと。FLANDERS WARMの上限と同じ気温なのでウェアの選択に悩みましたが、とにかく体が温まるまで寒いというのが耐えられない。『ウェアを着て出かける』というハードルを越えないと始まらないので、昼には汗だくになるかも…と思いながらFLANDERS WARMを着て出発。

合わせるジャケットは『ALPHA RoS2 JACKET(現:ALPHA DOPPIO JACKET)』。スタート時点の気温がマイナスならこれしかないですし、2重構造で気温の対応幅が広い。暑くなっても何とかしてくれるでしょう。

自宅⇒荒川CRへの移動は市街地を横断するため心拍も上がらず寒いのですが、FLANDERS WARMのおかげで快適。ALPHA RoSは-5度対応なのですが、心拍を上げて自家発電できないと寒いのですよ。そんな状況でもFLANDERS WARMがあれば、モチベーションをつないでくれます。

CRに到着して10kmも走ると体も徐々に温まってきます。まずはALPHA RoSのインナーシェルだけジッパーを開けて対応。河川敷の堤防上に作られたCRは相変わらず寒いですが、FLANDERS WARMのおかげで体幹は温まっています。この製品はタイトフィットなのですが、適度に伸縮性があるフリースが皮膚に密着してくれており、体全体がほんのり温かい。

ALPHA RoSはGOREのWINDSTOPPERが使われていますので、防風はジャケットが担当し、保温はベースレイヤーが担当するという役割分担で非常に快適。FLANDERS WARMはフリース生地ですから、適度に風を通すため蒸れる感覚もありません。

昼になり、10度になるとさすがにこの組み合わせでは暑くなってきます。

このような時はALPHA RoSのダブルジッパーを活用して、アウターシェルのジッパーを下から8割くらい開けて対応します。アウターは多少バタつきますが、汗だくになるよりは遥かにマシです。

この状況で峠にアタックしたら流石に冷却が追い付かずに辛かったと思いますが、この日はALPHA RoS+FLANDERS WARMの組み合わせで上手く乗り切ることが出来ました。

やはり体が温まるまでの朝の寒さを乗り切れることが非常に重要で、マイナス気温から10度近くまで対応できるFLANDERS WARMは心強いアイテムでした。

ジャケットとの組み合わせについて

カステリは、ベースレイヤーとジャケット(もしくはジャージ)の2枚の組み合わせで問題が無いような製品ラインナップとなっています。

2つの組み合わせを考える時、ベースレイヤーとジャケット(もしくはジャージ)の対応温度帯を揃えて運用することが基本です。

しかし、組み合わせはワードローブの中身にもよりますし、常にベストな組み合わせが出来るわけでもありませんので、色々な組み合わせがあると思います。

例えば春秋用ジャケットである『BETA RoS JACKET』の対応温度帯は8-18度です。これにFLANDERS WARMを組み合わせて、5度くらいから運用するということも可能だと思います。

手持ちのジャケットはそのままで、3~4度くらい低温に対応させたい…。新たなジャケットを買うほどではない…。という場合はFLANDERS WARMのような高性能ベースレイヤーを1枚持っておく、というのは十分検討に値する選択肢だと思います。

■まとめ

複雑なカッティングにより適度なタイトフィットで保温性が高く、フリース生地のため通気性もあるという高性能ベースレイヤーです。

ベースレイヤーが体に密着することがいかに重要かということを体感して欲しいと思います。

しっかりと起毛のあるフリース生地は伸縮性もありますから、シワにもならず着用感も非常に良好。非常に気に入っているので、起毛を無くして5-15度対応くらいのバージョンも作って欲しいくらいです。

ちなみにこの製品ですが、着心地の良さから我が家ではライドよりも日常生活で活躍しています。デザインも下着っぽくないので、これ1枚で自宅をウロウロしても娘から怒られません。

購入は以下のリンクからどうぞ。カステリは18,000円以上で送料が無料です。またサイズに不安がある場合は室内での試着のみであれば返品送料が無料なので、別の1サイズを取り寄せて確認することも可能です(詳細な条件は必ずサイトを確認ください)。

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FLANDERS WARM LONG SLEEVE

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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