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【レビュー】1着だけど2着分。2層構造のカステリ ALPHA ROS 2 LIGHT JACKET(アルファロス2ライトジャケット)

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カステリのジャケット『ALPHA ROS 2 LIGHT JACKET(以下、アルファロス2ライトジャケット)』を買いましたのでレビューします。以前レビューした『ALPHA ROS 2 JACKET』の軽装版です。主に春や秋、冬の日中に対応し、アルファ構造により細かな温度調整が可能な点が特徴です。

■総合評価

  • 2層構造(カステリはアルファ構造と呼んでいる)で幅広い温度帯に対応
  • 似た商品のPERFETTO RoS LONG SLEEVEと比べると、より高強度に対応する
  • 対応温度帯:7~15度

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ALPHA RoS 2 LIGHT JACKET
ALPHA RoS 2 LIGHT JACKET

■購入動機

秋~春や冬の日中に使える軽めのジャケットが欲しかったためです。同様のジャケットとして既に『PERFETTO ROS CONVERTIBLE』を持っているのですが、守備範囲の広さから使用頻度が高く、劣化が早くなりそうでした。

ボロくなったらまた買っても良いのですが、せっかくなので微妙に性格の異なる別の製品を買って、負荷の分散と使い分けをすることを考えました。

また『ALPHA ROS 2 JACKET』の2層構造が非常に優秀な仕組みで気に入っていたので、同じ構造のこちらの製品も使ってみたかったのです。

どれも2021シーズンのカラーなので、同じ色のジャケットが3着揃う結果となってしまいました。

■製品概要

スペックについて

まず価格などの製品スペックです。

  • 価格:36,000円
  • 重量:421g
  • カラー展開:グリーン、ブラック、ブルー、オレンジ、シルバーグレー
  • サイズ展開:S、M、L、XL、XXL、3XL
  • メイン生地:GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER 150+Nano Flex Xtra Dry
  • 対応温度帯:7~15度

47,500円のALPHA ROS2 JACKETに続き、ジャケットでは2番目に高い価格帯の製品です。寒さに対応させると高価になるのは分かりますが、7度から使える製品としては中々高価だと思います。カステリでは、同価格のジャケットとして他に『PERFETTO ROS LONG SLEEVE』、『PERFETTO ROS CONVERTIVLE』があります。

対応温度帯を見ると重複していると思われるのですが、どの様に使い分けるのか?見ていきます。

生地について

このジャケットは、前と後ろで生地が異なります。前身頃のメイン生地は『GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER 150』。INFINIUMは、GORE-TEXですが防水性を落として軽量さと伸縮性を向上させた生地です。後ろ身頃は『Nano Flex Xtra Dry』。ニット生地で通気性と伸縮性が良く、表面張力を利用して水も弾きます。

同じ温度帯の他のジャケットと違い、背面の通気性を高めて高強度に対応していることが特徴です。また肩口にはシームテープ処理がなされており、冷気の侵入を防ぎます。

2層構造について

このジャケットの最大の特徴である2層構造です。『アルファ』と付くジャケットは2層構造になっており、細かな温度調節が可能となっています。

アウターはPERFETTO(GABBA)シリーズの生地そのものです。裏起毛はありません。薄手のGORE-TEXのINFINIUM WINDSTOPPERで、防風性と生地の柔軟さを兼ね備えています。そのため2重構造になっている割に動きやすいです。

インナーはProsecco Stradaというジャージに使われる薄手の生地が使われています。ノーマルのアルファロスはフリース生地でしたが、こちらは通気性が重視されています。インナーは薄手なのですが、体幹にぴったりフィットすることで保温性能を向上させています。

インナーはノーマルのアルファロスと異なり、前身頃しかありません。ジレの前側だけがインナーとして縫い付けられているイメージです。

この構造により、風を受ける前面だけ保温性、防風性を強化して、背面は通気性が良いという構造になっています。

Nano Flexの生地は背中だけではなく、腕の後ろ側にも配置されているという手の込みようです。これにより腕は3枚のパネルで構成されることになり、コストがかかっています。

ジッパーについて

ジッパーは安定のYKK製。アルファロスにあったアウターフラップは無く、首元にだけインナーフラップが付いています。

その他

襟周りはハイネックになっており、ネックウォーマーが不要なのもメリットの1つ。うなじ部分は更に生地が追加されています。

裾には大きなシリコングリップが配置されています。ノーマルのアルファロスも同様ですが、この大きなシリコングリップのおかげで前傾しても裾が上がってくる事がなく、ベストな位置をホールドし続けられるのは秀逸です。

バックポケットは3つ。小さな反射素材があります。

左側には貴重品ポケットが1つ。ジップホルダーの色をわざわざ変えてくるあたり芸が細かい。

■レビュー

サイズ感について

今回はSサイズを購入しました。6つあるサイズの中で、最も小さいサイズです。ちなみに私の体格は、身長170cm、体重58kg。身長が170cmあってもSサイズがジャスト。ただし日本人は手足が短いのか、袖が余ります。。。

カステリは主要な商品にはしっかり女性用モデルを用意しており、カッティングもサイズも作り分けている点が特徴です。フィット感に対するこだわりが見て取れます。しかし男性で身長160cmだったりすると、Sでも大きくなってしまうと思います。ここはXSサイズが欲しいところ…。イタリア人には理解しづらい点なのか?

2層構造について

肝心の2層構造についてです。ジャケットが届いた次の週末に早速走ってきました。この日の埼玉は寒く、11時でも7度しかありません。テストにはうってつけです。ベースレイヤーにはクラフトの保温性の高いものを選択。このベースレイヤーの上にアルファロスライトを着用します。

このジャケットですが、PERFETTO ROS の長袖と比べると前面だけ2重になっています。そのため風にはめっぽう強いです。走っている限りは、全ての生地がGORE-TEXのPERFETTO ROSよりも寒さに強い。5度くらいでも大丈夫でしょう。ただし背面は通気性が良いので、追い風の時に信号で停まると寒いです。

またアルファ構造のおかげでアウターを全開放してもインナーが風を防いでくれるので、高強度にも対応しています。背面もGORE-TEXではなく通気性の良いNano Flexのため、PERFETTO ROSの長袖では汗ばむ状況でも快適に走れました。

この『ベースレイヤーの上にも、もう1枚インナーがある』というのが重要なのです。これは使ってみないと分からないのでぜひ買ってみて体験してほしいと思ます。

この日、もう少し気温が上がったので試しにALPHA ROS LIGHTのアウターとインナーの両方のジッパーを開けて走ったところ、腹を下しました(笑) ベースレイヤーにはクラフトの保温性の高いタイプを着ていたのに…。ALPHA ROS LIGHTのインナーは夏ジャージに使われる薄い生地なので防風機能など無いのですが、このインナーがあると無いとでは大違いなのです。

またALPHA ROS LIGHTの『アウターのジッパーは閉じる+インナーのジッパーだけ開ける』というパターンを試したところ、これもかなり寒かったです。アウタージッパーにフラップが無いので、ジッパーを閉めていても冷気が入ってきます。インナーを開けているだけでも、ジッパーからそれなりに冷気が入ってくることを体感しました。

ヒルクラだと速度が落ちるので『アウター全開+インナーは閉じる』の組み合わせが良いと思いますが、速度が出ている場合は『アウターは閉じる+インナー全開』でも高強度に対応出来ると感じました。このような個人の好みに合わせた細かい調節が可能な点が最大のメリットですね。

対応温度帯について

このジャケットの対応温度帯は7~15度になっていますが、ベースレイヤーの選択とアウターとインナーの開閉の組み合わせによりかなり幅広い温度帯に対応出来ます。これがアルファシリーズを買う最大のメリットです。

ただしこのライトジャケットに関しては、前提として『走っている限り』という条件が付きます。暖かめのベースレイヤーを着ていれば、前面は2重になっていますから『走っている限り』は気温5度でも対応出来ます。ただし背中の通気性が良いのでコンビニ休憩時は寒い。

気温が上がっても、アウタージッパーにフラップがないためジッパーを閉じていても冷気が入ってきます。そのためインナーだけ開けるパターンでも、結構な冷却性能を発揮します。インナーを開けただけでは大した変化は無いだろうと思っていたのですが、これは意外でした。ジッパーってかなり風を通すのですね。おまけに背面の通気性も良いので、高強度でもしっかり15度まで汗冷えせずに使えると思います。

また冬になると、走り出しの朝は寒いのでどうしても厚手のベースレイヤーを選択しがちです。PERFETTO ROSの長袖(ロングスリーブ)は前面・背面ともGORE-TEXのため、冬期の9時位までやコンビニ休憩中は適度に暖かいのですが、気温が上がる13時頃にはむしろ汗だくになるということがしばしばありました。

PERFETTO ROSの長袖はジッパーにフラップが付いていることも、汗だくになってしまう原因の1つです。結局、汗をかく方が冷えてしまうのでドライ系のベースレイヤーを着用して、朝の寒さは我慢するという運用をしていました。

ところがALPHA ROS LIGHTの場合は、走り出しの寒さをしのぐために厚手のベースレイヤーを着用しても、暑くなったらアウター/インナーのどちらかのジッパーを開けるという対応が出来ます。対応力が高いのはALPHA ROS LIGHTの方ですね。

■まとめ

カステリ独自のアルファ構造で、秋・春はもちろん冬の午前中から昼すぎまで幅広い温度帯に対応する点が特徴のジャケットです。コンビニ休憩が多そうな場合は保温力の高いベースレイヤーと組み合わせて。気温が上がりそうな場合はドライ系のベースレイヤーと組み合わせるとより効果的です。

普通のジャケットではフロントジッパーを開けると冷えすぎてしまいますが、このジャケットはインナーのおかげでワンクッションあるのが非常に有用です。

対応温度帯が7~15度となっていますが、『高い気温に対応する』というよりは『高強度のライドに対応する』という捉え方が良いと思います。気温5度からスタートして、陽が昇って10度を超えても暑くなり過ぎずに強度を保てるという使い方です。

冬の間も沢山走りたい人には、すぐに元が取れるジャケットだと思います。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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