【レビュー】オンロードでも使えます。カステリ(castelli)UNLIMITED BIBSHORT(アンリミテッドビブショーツ)
カステリ(castelli)のサイドポケット付きビブショーツである『UNLIMITED BIBSHORT(アンリミテッドビブショーツ)』を買いましたので、レビューします。いわゆるカーゴビブですね。
商品の購入はカステリ公式オンラインストアがお勧めです。本国の倉庫から出荷されるため、各カラー、サイズの在庫が豊富で納期も10日程度(税関含む)です。
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■総合評価
- サイドポケットは背中のポケットより使い易い。
- 普通のビブショーツと区別の付かない見た目。
- ロングライド的には、パッドが上位モデルになったものが欲しい。
■購入動機
ロングライド時に、『ちょっと頻繁に出し入れするアイテムの収納場所』として優秀そうだったからです。例えば私の場合だと、以下のようなものを想定しています。
- エナジーバー系の補給食(特に食べかけのもの)
- 上記補給食のゴミ保管場所
- 日焼け止め
- ブルベでのレシート保管場所(ジップロックに入れます)
『それってフードポーチ…』という声が聞こえてきそうですが、フードポーチはハンドル周りの場所争奪戦に敗れてしまい、使わなくなってしまいました。
今まではトップチューブバッグやらバックポケットやらに収納していましたが、トップチューブバッグは収納力に限界がある、バックポケットは取り出しづらいし物を入れておくと背中が疲れる。ちょうとそんな事を悩んでいた時に、カステリからもカーゴビブが出ていることを知ったのでまずは購入してみることにしたのでした。
■製品概要
そもそも『UNLIMITED』とは?
このビブショーツですが、『カーゴビブ』などの機能を示す商品名ではなく『UNLIMITED』というシリーズの名称が付いています。この『UNLIMITED』の商品ラインは、『どんな路面状況にも対応する』事がテーマになっています。また『現代のサイクリストに合わせ、舗装路とグラベルの両方に対応出来る事がこのシリーズの本質です』とのことです。
そのためビブショーツの他にもジャージなど色々なアイテムがあります。それらはベースとなる快適性などの性能の高さは当然として、グラベルに入った時に枝に引っかけたとか、スリップして落車したとかのアクシデントがあっても、すぐに使えなくならないような耐久性が与えられているそうです。これって単純に有難いですよね。
夏が暑くなることに伴ってペラペラのジャージが増えていますが、何かあるとすぐに穴が開いてしまうんですよね。グラベルとオンロードの境目がなくなってきている昨今では、こういう耐久性重視のジャージがあっても良いと思うのです。
UNLIMITEDラインのビブとしては、他に『FREE PROTECT RACE BIBSHORT』があります。こちらはフルームのリクエストで生まれたというビブショーツだそうです。まさに今年(2021年)のツールの様に、タイム差が開いていないために落車が頻発する序盤のツールで、身体へのダメージを減らすために破れにくい構造と素材を採用しています。動画で落車が必要なGCNのメンバーにも最適ですと書いてありますね(笑)
外観
たまにはブラック以外の色を買ってみようと思い、今回はグリーンをオーダー。割と合わせやすい色でした。履くといたって普通のビブショーツです。
ポケット部分にはフラップが付いており、中身が出てこないようになっています。
パッド
パッドはミドルレンジの『KISS AIR2 SEAT PAD』です。先日600kmブルべで使ったのですが、股のダメージが多少あったように感じます。上位モデルの『Progetto X2 Air』を使ったモデルが欲しいところ。先ほどの『FREE PROTECT RACE BIBSHORT』はこのパッドなので、これのサイドポケット付きモデルがあると良いのですが。
生地
ナイロンとライクラ(ポリウレタン)を使用しています。割と普通の生地です。ポケット付きなので、伸縮性を重視していると思われます。
シリコングリップ
ビブショーツについては、この裾部分のグリップがどうなっているのか気になります。このモデルは画像のようなシリコングリップがあしらわれています。縦方向に細いプリントがなされており、肌への攻撃性の低さと効果的なグリップを両立させている印象です。
■レビュー
それでは使用したレビューです。
サイズと着用感
今回はMサイズを購入しました。私の身長は170cm、体重は58kgですが、Sでは小さかったですね。これよりも大きめのサイズはL、XL、XXL、3XLまでありますので、全体から見るとMでも小さめサイズのようです。
ポケットについて
肝心のポケットです。ブルベで使用した時は、主に補給食を入れて走りました。コンビニでエナジーバー系のものを2本買い、左右に入れておく。チョコ系は溶けると思いますので避けました。
まず食べかけを無造作にしまっておくのに非常に好都合です。トップチューブバッグだとカスがこぼれてバッグの中が汚れますが、ビブショーツなら洗濯出来るので気にしない。信号待ちごとに取り出して食べます。そして食べ終わったら、また無造作にゴミをしまっておきます。めちゃ便利。
上記は他社のカーゴビブも含めて、サイドポケットがあれば出来ることですね。カステリならではのポイントとしては、フタが付いているために激しいペダリングをしても、物が出てくる心配が一切無いこと。ペダリングに集中出来るので有難いですね。一方で、フタがあるのでポケットへのアクセスは若干やりづらいです。無造作に手を突っ込んで取り出す、という簡便さはありません。
物を入れた状態でのペダリングは意外と問題ありません。これは日焼け止めを入れていますが、この時はこの状態で100km走りました。
何と言うか、ペダリングしているうちに脚の形に合わせてあるべき場所に物が移動して良い感じに収まる…という印象です。ただし重量物を身に付けて足を何万回も上下させることになりますから、ブルベなどで最初から最後まで入れっぱなしにするのは、少々効率が悪いのは確かでしょう。
次に、他社のようにメッシュになっていない点について。こちらは単純に生地が2重になっているので、謳い文句通り耐久性は高いです。見た目も通常のビブショーツと同じです。ただし外から中が見えないので、補給食のゴミを入れたまま洗濯してしまう可能性があります。
ちなみにR社などもそうですが、こちらの製品も背中にポケットが付いています(『UNLIMITED』ロゴの上のあたり)。
ジャージを着るとアクセス出来なくなってしまうし、ジャージにはバックポケットがあるので、正直なところ使い道が思い浮かびません。
グラベル系での使用も想定しているので、バックポケットの無いジャージで走りに行った時に使ってね、ということなのだろうと思います。他社も同じポケットが付いているので、そういうことなんだろうと思っています。
カステリロゴ
カステリのロゴですが、プリントではなくワッペンのような耐久性の高いものになっています。私の持っているカステリジャージの中には20年使っているものもあるのですが、プリントだとサソリが崩壊してくるのでこれは有難いですね。
■まとめ
カステリが『UNLIMITED』ラインとしてリリースしているカーゴビブショーツです。ポケットが付いているという付加価値があるのに、価格も16,500円(税込、カステリ直販の場合)とこなれているのも良いですね。
私はバックポケットをあまり使いたくない派なので、このポケットは非常に有用でした。パッドが上位のモデルになったものがあれば良いのですが、色も含めて気に入ったので当分は一軍として使います。ポケットが付いている以外は普通のレーパンですから、気軽に買ってみてはどうでしょうか。
カステリ社から当ブログ用のクーポンコードを発行いただきましたので、ぜひ利用ください。コードは2つあります。使用はいずれも1回まで、また既に割引になっている商品に対しては使用することが出来ません。
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期間内であればいつでも使えますので、新製品などのセール対象にならないアイテムの購入にお勧めです。
※商品の購入やクーポンの使用により、私に収益が発生することはありません