【ブルべ】BRM1007スーパーアタッククリスタル300を完走しました その4
2023/10/07に開催されたA埼玉のBRM1007スーパーアタッククリスタルの走行記録その2です。その3はこちらから。
■走行記録
久々のコンビニ休憩
20:05、ようやくファミマ塩山小屋敷店に到着。川上村から60kmぶりのコンビニ休憩です。借金は30分から5分に減りました。
屋外で休憩するもりだったのですが、このお店はイートインがあったため店内で休憩。先着の2人と一緒にイートインで食事をします。ダウンヒルで体が冷えているので、暖房の効いた店内から出られなくなりそうです。
食料を調達してイートインの椅子に座り、壁に寄りかかると、二度と立ち上がれなくなりそうです。頭に浮かんでくることは『帰りたい』(笑)
無駄に乗換案内を調べたりしますが、車をスタートに置いてあることや、20時過ぎに山梨から埼玉まで戻るのも面倒なので、柳沢峠を越えて走った方が良いという分かり切った結論を再確認しただけでした。
残る峠は柳沢峠1つです。とりあえずその分の補給が出来ればどうにかなります。焼きそば(妙に不味かったので残した)やプリンを平らげて、コースを確認したら出発。本音はもう少し休んでいたかったのですが、仕方ありません。20:20、柳沢峠に向けて出発です。
ラスボス柳沢峠へ
3kmほど走ると国道411号に合流し、いよいよラストの柳沢峠へ登りが開始です。距離は15km、スタート地点の標高は約460m、ピークは約1,470m。この峠さえ越えれば楽になれる…現在の借金は約10分。果たして時間内に登れるのでしょうか。
事前の計画では、20時に国道411号に出ることが出来なければDNFするとなっていました。現実はなんと30分も遅れています。
しかし計画は『少しだけ』余裕を見ていたこと、下りでのアベレージも保守的に見ていたこと、そしてまだ気力があることから、塩山駅ではなく柳沢峠へ向かうことに。
この峠ですが、まずは直線の登りをこなして、ランドマークとなる『大菩薩の湯』を目指します。この温泉まで約6kmありますので、約4割を終えたことになります。そこから先が峠区間。橋やトンネルを通過してピークを目指します。
その大菩薩の湯までは割と民家や街灯もあって走りやすいのですが、途中の斜度は10%あったりします。苦労しながらどうにか大菩薩の湯に到着。この温泉に入ったことがありますが、斜面に位置しているだけあって露天風呂からの眺めは最高です。
大きなヘアピンをクリアして、裂石温泉を過ぎると残りは半分。半分といってもまだ8kmもありまして、疲れで8km/h程度しか出ないので1時間かかる見込み…。
柳沢峠へ向かう国道411号は、以前(20年くらい前)は昔ながらの狭くて九十九折の峠道だったのですが、少しづつトンネルを通し、橋を架けて、昔の面影は全くなくなってしまいました。東京都側もトンネルが出来て旧道は廃止になり、走りやすくなって通行止めも減りました。
以前は斜度にメリハリがあったのですが、新しい道は斜度が一定に作られているので地味にきつい。きっちり8~10%の間に収まっており休むポイントがありません。途中で停車してストレッチを挟みながら登っていきます。
私と前後しながら走っていた2人の方も、途中で休憩していました。何しろ麓から2時間登り続けているわけですからね。休まないと無理です。
そして22:18、ついに柳沢峠(230km地点)に到着!主催から指示された『主催に文句を言う』ミッションも無事に達成!フラッシュが反射してなんだか分からないけど!
麓から15kmの距離を実に2時間かかりました。標高差が1,000mあるから仕方ないですな。この時点での借金は約1時間。残り距離は74kmで、クローズまでは3時間半。残りは全て下りとはいえグロス25kmが要求されるのですが、大丈夫なのだろうか…。
通過チェックへ向かう
まずは通過チェックである『セブンイレブン奥多摩古里店』へ向かうことにします。柳沢峠からの区間距離は45km、275km地点です。275km地点の仮想クローズタイムは0:20ですから、まずはその時間を目指します。
柳沢峠からの下りは寒いことが分かっていたので、指の感覚が無くなった11年前と同じ過ちを繰り返さぬようウェアの準備は万全。気を付けて下っていきます。
道はほぼ下りですが、45kmもあると1時間以上かかります。途中の道の駅たばやまで休憩しようかと思いましたが、とにかく時間優先でパス。奥多摩湖を越え、奥多摩駅を通過。時折登りもありますが、車がいないので距離は稼げます。
古里駅まで来るとようやく通過チェックのコンビニに到着です。275km地点、時刻は23:56。1時間あった借金を一気に返済し、24分の貯金ができました。
残り30kmを2時間かけて走れば良いので、ようやく完走が見えてきました。グロスアベレージ30km/hで1時間半走り続けて、ようやく24分の貯金が出来るコース、なかなか刺激的です。
前回は寒さのあまり道の駅たばやまで缶コーヒーも飲んだり、下りで速度を落としたりしましたので、防寒装備が十分だったことも大きいですね。
ゴールへ
あとは青梅まで下ったのち、入間を通ってゴールまで戻るのみ。コンビニではコーラとウイダーゼリーで手短に補給を済ませリスタートです。
青梅の市街地は信号が多かったですが、その後は車も少なく非常に走りやすく、スムーズに進んでいきます。
そして19時間ぶりに豊水橋に帰ってきました。時刻は1:12、クローズの48分前に無事にゴールです。あまりにも疲れていたのでゴールっぽい写真はありません…。11年ぶりの完走が嬉しくて、メダルデザインの切り替わり時期なのにメダルを買ってしまいました。
トラブル1回でタイムアウトになりかねない時間のため、かなり遅いゴールかと思っていたのですが、まだ10人程度しかゴールしていないとのこと。りゅうさんによるとゴールした人よりもDNFした人の方が多いとか…。
私はゴールで20分ほどおしゃべりしていましたが、クローズまで残り30分という時間帯にも関わらずその間は誰も帰ってこなかったですからね。残っている人達も、本当にギリギリで走っていることが伺えます。
私も前回は最後尾での到着でしたから、機材の力で少しは早く走れるようになって良かったです。
最後まで緊張感のあるコースでしたが、とにかく無事にゴール出来たこと、11年前のお礼を伝えることが出来て良かったです。
11月からはブルべの2024シーズンが開始となります。10月末にR10000の要件である『600kmで獲得標高8,000m以上』のコースが埼玉で開催されるのですが、そちらはスケジュールの都合がつかず見送り。11月最初の週末は地元で『さいたまクリテリウム』が開催されますので、それを観戦して忘年会を終えてから来シーズンの予定を考えたいと思います。
AJたまがわでも多数の開催があり、私も10月に自分の主担当で1つ開催します。まだスタートも決まっていないのでそちらの準備も進めなくてはいけません。それではまたどこかのブルべで。