【レビュー】使い勝手の良い万能ベスト カステリ『ESPRESSO2 VEST』
2026年の秋冬新製品として発売された、カステリの新製品『ESPRESSO TRNSTN BIBTIGHT』のレビューです。

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■総合評価
- ESPRESSOらしい着用感の万能ベスト
- 7色のカラー展開
- 携行性も防風性も求める人
- ESPRESSOシリーズと合わせて
■入手経緯
通常は『購入動機』となるこのパートですが、今回はカステリ社のご厚意によりこちらのベストを提供いただきました。いつもありがとうございます。そのため『入手経緯』としています。
■製品概要
製品スペック
まずは製品スペックを改めて確認します。
- 価格:20,900円(税込)
- サイズ展開:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
- 対応温度帯:12~20度
- カラー展開:7色
- フィット:テイラードフィット
- 背面生地:Air_O Stretch
- 実測重量:104g(Sサイズ)
ESPRESSOシリーズらしく、ベストなのにカラー展開が7色もあることが特徴。どんなジャージにも合わせられます。ダブルジッパーなど機能も申し分ありません。価格も20,000円台ですが、当ブログ用クーポンを使用すれば常時20%OFFとなります。
製品ポジショニング
カステリは非常に多様な製品を販売しています。同様の温度帯の製品と比較して、本製品のポジショニングを整理します。現時点で販売されているベストは以下の4製品。
| 名称 | 保温 | 防水 | 防風 | 通気 | 軽量 | 温度帯 | 重量 | 価格 |
| ESPRESSO2 VEST | 3 | 1 | 4 | 2 | 4 | 12~20 | 104 | 20,900 |
| PERFETTO2 VEST | 3 | 2 | 5 | 5 | 5 | 10~18 | - | 28,050 |
| ARIA2 VEST | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 10~18 | - | 20,350 |
| FLY DIRECT VEST | 3 | 1 | 4 | 3 | 3 | 10~19 | - | 30,690 |
まずAIRA2はウィンドブレーカーをベスト化したものとイメージすれば良いでしょうか。生地は薄く、軽量です。
PERFETTO2は多少の防水性も持ち合わせながら、生地にRISTRETTOを用いており、保温性と通気性を両立している高性能さが特徴です。
FLY DIRECTは中綿入りで保温性に優れています。
ESPRESSOは非常に中庸的な性格で『レイヤリング』の核となる商品となっています。ARIAの次に軽量で携行性もある、保温性もそこそこある、というポジションです。どのジャージにも合わせやすく、活躍してくれることと思います。
■細部の紹介
細部の紹介です。まずは全景から。
襟はやや高め、フロントジッパーはダブルになっています。左肩に反射素材の『CASTELLI』ロゴが入ります。前面には伸縮性のある素材が使用されています。

シリコングリップ(半周)も装備して、前傾時のずり上りを防ぎます。


襟元にはフラップを装備して風の侵入を防ぎます。

背面は3ポケットを装備。背面はESPRESSOジャージと同じ生地を使っていることが特徴で、ポケット入り口もジャージと同様にフラットな造りになっています。中央には左肩と同じく『CASTELLI』ロゴが入ります。

生地
生地の素材構成はこちらの通り。前面はポリエステル78%、ポリウレタン22%と、伸縮性の高いポリウレタンが多めとなっています。

背面はポリエステル92%、ポリウレタン8%。『ESPRESSO2 JERSEY』と全く同じ混紡比率です。

洗濯表示はこちら。

実測重量
実測重量は104gでした。超軽量、というわけではありませんが、ダブルジッパーなども備えてこの重量は優秀と思います。

■実走レビュー
それでは実際に着用したレビューです。まずはサイズ感から。
サイズ感
私の体格は身長170cm、体重58kgです。今回はSサイズを着用していますが、ジャストフィットです。他のESPRESSOシリーズと同じく、生地には伸縮性があり多少の体格差は吸収してくれます。


着用感について
ベストですからサイズ感はシビアではありませんが、ダウンヒル時に使うことが多いので、バタつきは少しでも減らしたいところ。↑の画像では裏起毛ジャージの『ESPRESSO THERMAL2 JERSEY』の上から着用していますが、タイト感はありません。
着用感としては、ジャージを重ね着している感じです(背面生地はESPRESSO JERSEYと同じ)。そもそもジャージの上から着用することが前提のウェアですから、同じSサイズでも、わずかに大きく作られている印象です。
実走
さて実走です。この日は9月下旬。2026年9月の関東はほぼ毎日雨が続き、この日も曇り。かろうじて雨の降らなかった日を逃さずに走りに行きます。
この日は久しぶりに定峰峠(埼玉県)へ向かいます。9月下旬ながら曇り空のため、麓の小川町の気温は20度あるか無いか。峠はかなりガスっており、いかにも寒そうです。

この日は麓の小川町と定峰峠をします。1本目はジャージに裏起毛の『ESPRESSO THERMAL2 JERSEY』を着用して登ります。下りは『ESPRESSO2 VEST』を着用して下ります。
気温は18度前後でしたが、裏起毛ジャージでほど良く発汗した後の下りで汗冷えしかねない状況のところ、背中に入れておいた『ESPRESSO2 VEST』のおかげで快適に下れました。ダブルジッパーなので、下りながら微妙な体温調整が可能なのもポイント。
続いて2本目。ジャージを『ESPRESSO2 LS JERSEY』に着替えて登ります。裏起毛ジャージほど汗はかかないものの、こんな感じでガスっている状況なので少し肌寒い。非常にジャージのコーディネートに悩む天候です。

ということで、再び『ESPRESSO2 VEST』を着用して下ります。ジャージが薄手なのでジッパーはクローズ状態です。

今回もしっかりとした防風性のおかげで、凍えることなく麓まで下りました。
やはりこの季節、ベストは常にポケットに入れておくべきですね。『ESPRESSO2 VEST』は比較的薄手の製品ですが、例えば『PERFETTO2 VEST』は、もう少ししっかりした生地です。
ダウンヒル時にピンポイントで着用するよりは『袖なしジャケット』というイメージで、平地でも『体幹だけ保温したい』という場面で重宝します。
その日のライドや手持ちのワードローブに合わせて、『平地で高強度』なのか『峠をいくつも越える』のか?によってベストを使い分けられるとベストですね(ダジャレではなく…)。
また(他社製品も含めて)薄手のベースレイヤーや、夏生地の長袖ジャージしか無いという場合はPERFETTO2のような厚手のベストを合わせたり、裏起毛ジャージやしっかりしたベースレイヤーを持っているのであれば、ESPRESSO2のような薄手のベストがあると、着回しの幅がかなり広がると思います。
またジャケットほど嵩張らないというのもメリットなので、ブルべで夜間走行が入る場合に、ベストをポケットに1枚入れておけば対応できる場合も多いと思います。
■まとめ
比較的薄手の生地を使った万能タイプのベストです。
重量は約100g、畳むとポケットに余裕で入るサイズになりますので、携行することを想定されています。
その割にそこそこ暖かく、その秘密はESPRESSOらしい伸縮性のある生地が使用されており体に密着することが大きいと思います。
と、このように春秋のレイヤリングに非常に重宝する製品です。ベストを買うなら、まずは『ESPRESSO2 VEST』がお勧めです。ベストはダウンヒルの時だけ着用するものではない、ということが良く分かると思います。

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