大型サドルバッグ suew のFast Cruise を4年使ってみて
今回は、今まで使っていた suew の『Fast Cruise α』(※α はもう廃盤になっており、後継の『Fast Cuise』もしくは『Fast Cruise Limited』のどちらかとなります)がどのようになっているかを確認したいと思います。
と言うのも新しくPF1を入手してみて、改めて Fast Cruise がかなりヘタっているということが分かったからです。どんな物でもそうですけれど徐々に劣化していくので、使っている本人はそれが当たり前に感じており、新品と比較しないと劣化具合が感じられないですね。
しかしながら、初期のFast Cruise は先端部分に荷重がかかる設計になっており、ここが徐々につぶれてしまうという課題がありました。私は割とその点を留意して使用していたので、4年半と言う使用期間の割にはヘタりが少ない方だと思います。百聞は一見に如かず、どの様になっているのか見てみましょう。
まずFast Cruise というのは、こんなバッグです。大切に使っているつもりですが、それなりに経年劣化しています。
装着した時の画像です。バッグ先端に荷重がかかる構造になっていることが分かると思います。この時点で、既にバッグ先端が潰れてしまっており、シートポストにめり込んでいるのが見て取れます。
先端部分を見てみると、やはり先端にクセがついてしまっています。なるべく先端まで物をキッチリ詰めて潰れないようにしているのですが、どうしてもこのような状態になってしまいます。
装着時の先端を拡大するとこんな感じです。
こうやってクセがついてしまうと、どんなに頑張ってパッキングしても自然にこの状態に戻ってしまうので、後は修理するしかないのかも知れません。
この部分が潰れてしまうとどの様な弊害があるのかと言いますと、
・バッグが安定しない
・『尻上がり』で装着出来ず、垂れ下がった装着になる
の2点です。とは言え、現行の Fast Cruise でもバッグの装着方法については改善されているようですので、これから購入される方はあまり気にしなくとも良いのかも知れません。