ディスクブレーキ

【ディスクロード】フルクラムのレーシングゼロ(レーゼロ)ディスクブレーキ版について

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さて今更ですが、6月にフルクラムから昨年のレーシング4~7の4兄弟に続いて待望のレーシングゼロ(レーゼロ)にもディスクブレーキモデルがリリースされました。

レーシングゼロと言えば、私も Supersix ではリムブレーキのモデルを使っています。ホイールの説明をするのに、リムブレーキなのかディスクブレーキなのかの注釈をつけなくてはいけない時代が来るとは…。

ごついフランジと、アルミのストレートプルスポークが抜群の安定感です。普通の人はこんなの必要ないと思いますが、乗っていて快適なのは確かです。

レーシングゼロ

■スペックについて

ディスクブレーキ版のスペック

ここでレーゼロディスクブレーキのスペックをおさらいします。

・リム:アルミ 30mmハイト、内寸C19
・適合タイヤ幅:28~50mm
・重量:1,590g
・スポーク:フロント/リア アルミストレートプル、共に21本
・フロントハブ:カーボン、アルミオーバーサイズフランジ
・リアハブ:アルミ、アルミオーバーサイズフランジ
ベアリングは共にUSBセラミック

リムブレーキ版との数値的な違い

リムブレーキ版との違いは、

重量:1,518g ⇒ 1,590g にアップ
内寸:C17 ⇒ C19 に拡大
スポーク:フロント本数が16本 ⇒ 21本 に増加

ここでおかしなことに気づきます。そうです、リムがC19になっています。適合タイヤ幅MAXの50mmって完全にオフロードです。ロードだけでなくてグラベルもOKということですね。確か、つい昨年位までは『C17』がワイドリムだ!と言って騒いでいた気がしますが…。私もリムブレーキ版のレーゼロ2017モデルは『ワイドリムだ!』と言って記事を書いていました。

https://morou2.com/2016/11/30/51927733/

この記事が2016年の11月。永らく続いたC15のリムに、突如『ナローリム』という呼び名がついて、ワイドリムと区別されるようになりました。この時もワイドリムには23Cのタイヤが使えるのか?とか、ワイドリム化は困る、25Cのタイヤなんて重いから要らない、とか物議を醸しました。

それから1年。時代は進んで、C17のリムサイズすら過去のものに。いくら何でも時代が進むのが早すぎます(笑)

2017年:リムブレーキのC17を買いましょう
2018年:ディスクブレーキのC19を買いましょう(タイヤは28Cから。25Cのタイヤすら履けない…)

毎年こんなに買えるか!(※メーカーは商品をリリースしているだけであって、買えと言っている訳ではない)

スペシャライズドのRoubaixにも、標準のタイヤは28Cが付いてくる位です。Tarmac や Venge でも26Cです。もはや25Cは『細いタイヤ』なんですね。

しかし上記のスペックを見てわかるように、重量は70gくらい増えていますが、リム幅が更に太くなり、フロントのスポーク本数も5本も増えて、それでいて70gの増加で抑えられているのは驚異的なことだと思います。まぁここにローターが付きますから、ホイールシステム全体としてはもう少し重量増なのでしょう。

それでも、リムがブレーキの摩擦面という過酷な役割から解放されることで、かなりの重量減になっていることは想像に難くありません。

■ディスクブレーキ用ホイールの今後

フルクラムの本気

フルクラムから割と『ちゃんと作りました』という気合を感じるディスクブレーキモデルが出たことで、ディスク用ホイールの選択肢が広がりました。あのアルミオーバーサイズフランジのホイールがディスクでも使えるなんて。ぜひ買って使ってみたいのですが、マヴィックのチューブレスも非常に魅力的なので悩むところです(レーゼロDBもチューブレスレディですが)。

散々言われている事ではありますが、『リムにブレーキの役割を持たせる必要が無くなった』ことで、今後は更に多様なホイールが出てくると思います。

カーボンリムの今後

特にカーボンリムですよね。今まではカーボンリムはブレーキが課題で、色々と試行錯誤があった訳です。しかしディスクブレーキになることで、リムはブレーキのことを一切考慮する必要が無くなります。ホイールは全体の重量もさることながら、外周部の重量を軽減することが重要と今までも散々言われてきました。

リムブレーキ ⇒ ディスクブレーキ の流れは正に『外周部の重量を削減する』ということにもなります。更に軽量なホイールが出てきてもおかしくは無いのですが、あえて軽量化に向かわずにリムのワイド化を進めているということは、軽量化よりもワイドリム化による各種の抵抗削減のメリットが上回るという研究結果あってのことなのでしょう。パンクのリスクも減りますしね。

ディスクブレーキ用のモデルはまだまだこれから幾つも出てくると思いますので、しばらくはウォッチしていこうと思っています。次はレーゼロカーボンディスクブレーキとかコンペティツィォーネとか出てくるんですかね?

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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