ディスクブレーキ

油圧ディスクブレーキを1年間使ってみて。リムブレーキは消えゆく運命なのか②

さて今回はリムブレーキについてお話ししましたので『ディスクブレーキを1年使ってみて』という内容で話します。

フォーク先端
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自転車雑誌などでは既に『ディスクロードはここが良い』など色々な特集を散々しています。メカニズムの話なので基本的には一緒です。しかし中には『あなたはディスクブレーキのバイクを持っているのか?』と言いたくなる事もありました(多くは『試乗しました!』という内容なので)ので、おさらい的に書こうと思います。

繰り返しますが、特別すごい事が書いてある訳ではありません(笑)

■私が油圧ディスクブレーキに期待していたこと

まず私が油圧ディスクに期待していたことです。

  • 雨の日の制動力向上 ⇒制動距離が長くならない

これだけです。リムブレーキに特に不満はなかったんですよね。ただし雨の日の制動距離の長さだけは大きな不満でした。これはもうほぼ完全に解消されましたので、満足です。他にも細かいメリットはいくつもあるのですが、これは次項で列記します。

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特に私はブルべを走るので、雨の日も安全性を向上させるのは重要でした。ここが不安な方は一刻も早く油圧ディスクに変えたほうが良いです。と言ってもここ2~3年でロードバイクを始めた方も多いでしょうから、『3年しか乗ってないのに新しいバイク買えない…』という人も多いと思います。頑張ってお金を貯めて買いましょう、その価値はあると思います。

ちなみに前回書いたようにリムブレーキはこれから市場が縮小していきますので、ディスクに乗り換えるのであればホイールなりフレームなりは値段が付くうちに売却した方が良いと思います。決断のしどころですね。私もリムブレーキの機材はかなり処分しました…。

■油圧ディスクブレーキのメリット

さて油圧ディスクブレーキのメリットです。

油圧ディスクのメリット7つ

  • 雨の日に制動力が落ちない ⇒制動距離が長くならない
  • 制動力の立ち上がりが早い
  • ホイールが消耗しない
  • 雨の日でもフレームやホイールが汚れない
  • バイクの重心が下がる
  • ブレーキの引きが軽い
  • グレード間で性能の違いが少ない

というのが主だったところでしょうか。上記の7つから細かいポイントがいくつも派生してくると思います。例えば『雨でも制動力が落ちない』というのは、単に雨の日に安全に止まれるという面だけでなく、レースならリムブレーキの人よりもブレーキポイントが奥になる訳です。コーナーのたびに1秒は稼げます。

また交差点突入の前にちょっと気を抜いてしまい、いきなり赤信号になったとします。雨でリムブレーキだとそんな状況だと止まれません(私も停止線をオーバーしてしまった事が何度かありました)から、交差点の手前で気を抜くなんてもってのほか!かなり手前から先読みして予備ブレーキをしておく必要があります。

これが油圧ディスクブレーキだと先読みが必要になる距離が全然違います。晴れの日とほぼ同じです。安全である事はもちろんですが、この『常に緊張を強いられるかどうか』という点でも疲労度にかなり影響します。最後まで集中力が切れずに済めば、事故に遭う確率も減りますよね。

雨の日でも制動力が高い、という点だけでもこれだけの色々なメリットに派生します。これは上記の上げた他の点でも同様です。

あと、特に『引きが軽い』というのも大きなメリットだと思っています。手が小さい人や握力の低い女性、ロードに乗り始めた初心者の方などはメリットが大きいですね。雨の下りはもちろん、晴れの日でも怖い思いをせずに済みますよ。

また、ホイールのリムが消耗しない、せっかくのデザインが汚れないというのも個人的には大きいです。ブレーキングで減っていくのはローターですから、ハードに使おうともホイール自体は消耗がありません。雨の日に乗った後も、あの面倒なブレーキシューの汚れを掃除する手間がありませんし、お気に入りのロゴが黒ずんでしまうこともありません。リムの全面がデザインに使えるので、ディープリムの見た目が良くなるのも密かにポイントが高いです。

重心が低くなるというのは、実は微妙な点です。と言うのも、油圧ディスク+電動変速の組み合わせの場合に限るからです。油圧ディスク+紐変速の場合はどうしてもSTIレバー部分が巨大になってしまいますので、むしろ重心のバランスは悪くなると思います。私もそうでしたが、STI部分が重くなるとダンシング時などは非常にストレスなので、リムブレーキ時代に電動変速を使っていた人には受け入れがたいと思います…。

副次的なメリット

上記の他にもおまけ的に発生するメリットがあります。

1つはタイヤを太くすることが出来ること。これはキャリパーブレーキだとアーチを大きくすることに限界があるので、これまでは25Cでも太いタイヤという位置づけでした。ところが今では普通に32Cまで履けて、更にマッドガードも装着出来ると謳うハイエンドモデルまであります。

25Cというのは『ロードに25Cより太いタイヤは不要!遅くなる!』という訳ではなく、単にキャリパーブレーキという部品の制約で決まっていただけだった…という事が図らずも明らかになってしまいました(もちろん最適なタイヤの太さは状況で異なりますが)。最近は重量を増えるにも関わらずホイールはワイドリムになり、28Cを標準にするメーカーもあります。私の好みの走り方でもありますが、太いタイヤによってタイヤの変形を減らして路面と接する時間を増やす、荒れた路面でも安定してトラクションをかけて進み続ける、ということが重視されるようになりました。

2つ目はスルーアクスルです。

これは必ずしも油圧ディスク=スルーアクスルではないのですが、実際はほぼスルーアクスルになってしまっています。ブレーキパッドとディスクローターの隙間は0.5mmくらいしかありませんから、ホイールの取り付けに精度が必要なためだと思います。後はフォークやリアエンドという末端部分に、ブレーキのパワーに耐えられる強度が必要になったためでしょうか。

スルーアクスル化によって重量は増えてしまいましたが、剛性が上がって下りなどではかなり安定して走れるようになりました(当然ながらホイールとの組み合わせにもよる)。最近は各ブランドもフレームが改善されていますので、以前のように単にフォークがガチガチなだけというものは少ないと思います。

■次に油圧ディスクブレーキのデメリット

次に油圧ディスクブレーキのデメリットです。

デメリットは4つくらい?

  • 重くなる
  • 輪行時に手間がかかる
  • メンテナンスが大変
  • 調整がシビア

これくらいでしょうか?『価格が高い』『リムブレーキとホイールが共用出来ない』というのは間接的な話なので、ここでは取り上げません。重量に関しては、フレームもかなり進化しましたのでそこまでの差は無くなってきています。ただしヒルクライムのようにブレーキの性能は関係ないという状況ですと、デメリットでしか無いですよね。

輪行時に手間がかかるのは、慣れたら大丈夫。私は今では5分くらいでパッキング完了します。

むしろ現在リムブレーキの人が心配なのはメンテの点と、調整がシビアという事かな?と思います。私も以前はほとんどのメンテを自分でしていましたが、油圧ディスクのオイル関係は面倒くさいのでお店にお願いするようになりました。お店と自分の予定を調整してお店に預けてくるとか、車に載せてお店まで運ぶとか、今まで無かった手間が発生しますよね。

前述のようにパッドとローターの隙間が非常に狭いので、『何もしていないのにローターが擦れて音が鳴りだす』という非常に面倒くさいトラブルが発生することがあります。大抵の場合は放置していると勝手に解消するのですが、気になる人にはストレスMAXな現象だと思います。

これはシマノのローターで起こりやすいのですが、(平地でも)ハードブレーキングでローターが熱を持つとローターが僅かに歪み、それが原因でパッドと接触するようになるせいだと私は考えています。これを確認するためにローターをカンパニョーロの製品に変えたのですが、以前よりもこのトラブルは減ったと感じています。

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■まとめ

このようにメリット・デメリットのどちらもありますが、トータルではメリットが上回っていると思います。なので今後もディスクブレーキは普及していくことになるでしょう。

しかし2年前に30万だしてリムブレーキのボーラウルトラを買ってしまっていても、ディスクロードを買ったらもう一度ディスク用のボーラウルトラを買う必要があります…。

費用の問題でディスクロード導入をためらっている人は非常に多いと思いますが、導入の際は良く考えて…いたら一生導入出来ないと思いますので、さっさとディスクブレーキのロードとホイールを買って、買ってくれる人がいる内にリムブレーキの機材は処分しましょう。

これが私からのアドバイスです!ババ抜きですね(笑)

POSTED COMMENT

  1. えこたま より:

    この記事は信用しません

    • 匿名 より:

      いやまぁこの記事しっかり読むとわかるけど、雨天走行せざるを得ない一部を除いて、現在リムブレーキ車乗ってるライダーがわざわざ買い換えるメリットはほぼないってことだよ

  2. 通りすがり より:

    最後になんで買い換えましょう!になったのかわかりません

  3. 匿名 より:

    「次にバイクを買うとき」にはディスクが良いというのは理解できるとして、今乗っているバイクに対して「値段が付くうちに”処分”しましょう」とかは、ちょっと感性が自分とは違うなと感じました。

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