ディスクブレーキ

【MAVIC】ディスク用ホイールはこれだけある!2019年度版まとめ

次は、一足先に昨年あたりからディスク用ホイールとチューブレスに注力しているMAVICです。ロード用ホイールはコスミックのTDFエディションなんかも含めて全部で33商品あるとのことでして、ディスク用が12、リムブレーキが21という内訳です。

リムブレーキについてはR-SYSがあったりエグザリットがあったりチューブラ― or クリンチャーがあったりしますので、ラインナップが増えている印象です。

ちなみにマヴィックもホイールのカテゴリーが3つに分かれていまして、『エアロ』『ファスト&ライト』『エンデュランス』となっています。DTswissと同じじゃないですか(笑)

カテゴリー分けからも、今の流行が見て取れますね。それでは早速見ていきます。

■マヴィックのディスク用モデル

※UST:Universal System Tubelessの略。要するにチューブレスです。
※重量はタイヤ込みの重量ではありません。
※カーボンリムの場合、製品名にカーボンと入っています。入ってなければアルミです。

エアロ

リム高 内寸 外寸 重量 価格
コメットプロカーボンSL
USTディスク
64 19 26 1,755 ¥320,000

ディスク用は1モデルしかありません。リムブレーキ用も3モデルしか無いのですが、ディスクホイールが無いのと、チューブラ―が無いので1つになってしまっています。チューブラ―に出来ないと激重ですね…。ちなみにリムブレーキ版の『コメットプロカーボンSL チューブラ―』の場合、重量1,490gとなっています。リムハイトは64mmですけど、そこまで軽い訳でもないですね。

ファスト&ライト

リム高 内寸 外寸 重量 価格
コスミックプロカーボンSL
USTディスク
45 19 28 1,515 ¥320,000
コスミックプロカーボンSL
チューブラディスク
40 25 1,540 ¥300,000
コスミックプロカーボン
USTディスク
45 19 1,650 ¥240,000
コスミックエリート USTディスク 30 17 24 1,850 ¥75,000

こちらは4モデルです。全体的に重いのですが、内寸が19Cとかなりのワイドリムであることがポイントです。今や17Cがすっかりスタンダードになってしまい、ワイドリムという表記も見かけなくなりました。むしろかつての15Cがナローリムと呼ばれて区別されるほど。

そして2019では上位モデルが更にワイドリム化して19Cです。『DTswissよりも微妙に重いな…』と思っていたのですが、19Cでこの重量なら納得です。ちなみに推奨タイヤサイズは25~32mm。マヴィックのUSTモデルにはマヴィックブランドの『イクシオンプロUST』という25Cのチューブレスタイヤがついてきますが、25Cをチューブレスで運用する場合の最大空気圧は6bar/87PSI。最大で、です。こんな低圧で大丈夫なのか…。世の中変わっていきますね。

重量はホイールの外周部から中心へ

ちなみにディスクブレーキ用モデルは、スルーアクスル化することでハブ周りがゴツくなって重量も増える傾向があります。その代わりエンド部の剛性は上がるのですが、もしリムブレーキモデルと同等程度の重量であれば、ディスク用の方が性能が高いと思っています。

その理由は、重量が外周部からホイール中心に移動するからです。慣性の法則によって、回転の中心から離れた場所にある質量は、回転の中心にある質量よりも動かす時により大きなエネルギーを必要とします。今までもリムの重量を気にしてきた訳ですが、ディスク用になったらリムにブレーキ面を作らなくて良くなりますので、更にリムを軽く作ることが可能です。

これがどの程度の効果があるのかと言うと、とあるホイールメーカーM社に言わせると…リムに50gの重りをつけたホイールと、ハブに50gの重りをつけたホイールを用意し『10%の勾配で20km/hまで加速する』テストを行ったところ、リムに重りを付けた方は、平地で20km/hまで加速する時間の5倍。一方、ハブに重りを付けた方は平地の4倍の時間で20km/hに到達したとのこと。外周部に重量のあることのデメリットが良く判ります。

私が使っているホイールはフルクラムのレーシング5ディスクですが、重量は1,610gと特に軽くはありません。それでも加速の時にもたつく感じは重量ほどにはありません。また重心も下がるので、下りのコーナーリングは走りやすいですね。登りでは、単純に重量増になるのでその分キツくなりますが…実際には登りの方が細かく加減速を繰り返していますから、上記のテストの通り楽をしているはず!と思う事にします。

エンデュランス

リム高 内寸 外寸 重量 価格
キシリウムプロカーボンSL
USTディスク
32 21 32 1,475 ¥320,000
キシリウムプロカーボン
USTディスク
32 21 1,620 ¥240,000
キシリウムプロ USTディスク 22 19 1,650 ¥145,000
キシリウムエリート
USTディスク
22 19 1,670 ¥100,000
キシリウム USTディスク 22 19 1,690 ¥75,000
アクシウムエリート
USTディスク
22 19 1,790 ¥50,000
アクシウム ディスク 21 17 1,905 ¥36,000

みんな大好きキシリウムシリーズです。商品数も7つになって、価格も30万オーバーから3万円台のアクシウムまで選り取り見取りです。重量も、最も軽量なプロカーボンSL USTディスクで1,500gを切ってきました。その重量の割にリム幅が32mm、内寸が21mmもあるという超ワイドリムです。以前フルクラムからレーゼロのディスク版(2018)が出た時に内寸が19mmで驚いていたのですが、更にその上を行きます。

そして使用するタイヤは28Cに最適化しているとあります。だったらデフォルトで付けるタイヤも28Cにしてくれ…と思いますが、他と同じく25CのイクシオンプロUSTが付いてきます(イクシオンプロUSTには28Cのラインアップもあるにも関わらず)。ちなみに同じキシリウムプロカーボンSL USTのリムブレーキタイプは同じリムスペックではなくて、内寸は19mmになっています。重量は1,445gなので、幅の違いがあるにも関わらず30gしか変わりません。

止まらないワイド化

ディスクになるとワイド化するのは、ブレーキアーチの幅の制約が無くなる、油圧の発生する強力な(初期)制動力を有効活用する、という理由があるそうですが、果たしてそんなにワイドなリムが必要なのか…というのは非常に興味があるところです。

しかしながらZIPPやENVEも既にかなりのワイドリムです。この辺については『空気抵抗の削減』というよりは『安定性の向上』に主眼がおかれているそうです。ハイトを上げると横風にあおられて直進どころではなくなる事があるのですが、ワイドリムの形状は横風に対する安定性が高くなり、強風時の微妙な蛇行が無くなる・ハンドリングではなくペダリングに集中出来る…という効果で結果的に速くなるということらしいです。

ここまでくるとホイール単体で風洞実験しても無意味なので、少なくともプロが使用するモデルについてはフレームとホイール・タイヤまでをセットで開発するというのが前提になってきますよね。

キシリウムは30mm前後とハイトが低いので、どこまでこの辺の事を気にする必要があるのか微妙なところではあります。しかし重量の割にお求めやすい価格になっていますので、この重量と価格ならお得感が出てくる人も多いのでは。

■まとめ

マヴィックではディスク用ホイールは12モデルでした。エグザリットなどの派生品が無いことを考慮すると、商品点数にそこまでの差があるようには感じません。コメットからコスミック、キシリウムまでカバーしていますのでひとまずは選択肢に困ることは無いように思えます。また来年になったらこなれてきて、更に軽量のモデルが出るかも知れませんが、現時点ではまともなホイールが無い!とまでは言えませんよね。

個人的にはコスミックプロカーボンUSTディスクが欲しいですが、最初に買うならキシリウムですかね。Amazonでも安い。ただしモデルイヤーが書いていないのであれですが、USTの記載が無いので2018モデルでは無さそうなのでご注意。

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