~キャノンデールシナプスの軽量化~ ステムの交換、果たしてどれだけ軽くなるのか?
さて久々に軽量化の話です。
■現在の進捗
今まで交換したもの
まず現在の進捗をまとめます。交換したものは、下記の2つ。
- シートポストを純正のカーボンに:96g
- ホイールをDTswissのカーボンホイールに:94g
合計で190g軽くなりました。ホイールは軽くするのが目的では無かったですが、結果的に(リムハイト47mmの割に)それなりに軽くなって大変満足です。ローハイトのものを買えばもっと軽く出来ますが、今回はあえて見た目重視でいきました(笑)
厳密にはチューブも銘柄が変わったので、そこも重量を計測する必要があります。60mmのロングバルブになりましたが、軽量なパナのR’AIRにしたので恐らく軽くなっているはずです。
■今回はステムを交換する
現在のステム
今回は、ステムを交換します。現在使っているのは、3Tの『ARXⅡ PRO』。ボルトをトルクスにして本数を減らし、軽量化しているタイプです。
これの重量は125gあります。長さは80mmです。
もともと交換したかった
実は軽量化はおまけのようなもので、本当はポジションを変更したかったのです。2018年の4月にキャノンデールのシナプスに乗り始めましたが、エンデュランスモデルということもあり少しアップライトなポジションなのです。ブルベでは、ハンドルを遠く・低くすると後半に大変な時も多いので、とりあえず従来と同じライズ6度・80mmのステムをそのまま移植していました。
ところが乗り慣れてくると、徐々に近くて高いと感じるように。既にスペーサーの移動では下げられないところまでステムを下げていますが、それでも高い。
どの程度変更しようか悩んでいたのですが、1か月ほど悩んでとりあえずは下記の様に変更してみようと決断。
- 長さは10mm延長
- ライズを17度にする
結構な変更です。まずはどちらかだけの変更で様子を見たいところですが、あまり何本も買うのも面倒ですし、現在のポジションの余裕度から見て大丈夫そうなので、一気にやってみることにしました。
3TのARX TEAMを調達
選んだのは同じ3Tの『ARX TEAM』。
Ⅱからノーマルに逆戻りです。ハンドルとステムは太さの相性があるので、なるべくブランドを変えたくありません。ちなみに現在、3Tのロード用ステムは以下の3種があります。参考までにTEAMグレードの110mmの場合の重量も書いておきます。
- ARX TEAM:125g
- ARXⅡ TEAM:120g
- APTO TEAM:154g
最も軽いのはARXⅡです。ではなぜ、わざわざARXに戻したのか?答えはこれです。
トルクスのレンチです。ARXⅡにすると、これだけのためにトルクスレンチを携行する必要が出てきます。これが28gありまして、5gの軽量化なんて帳消しです。こんなしっかりしたレンチを持たなくても…とは思いますが、自分の中ではレンチは扱いやすさを重視して、このタイプのものを持つようにしています。暗闇の中で扱いづらい工具でボルトを回すのは大変なんです…。ブルベは特にハンドル周りの密度が高く、レンチが届きにくいし。
だったらそもそもARXⅡにするなよ、というお話なのですが、当時は多少の重量増は気にならなかったんでしょうね。あと、単純に新製品を使ってみたかったのだと思われます(笑)
後は、全てのサイズで柄付のレンチを携行せずとも、このような製品を使って必要なビットだけ携行するという方法もあります。これならトルクスのビットだけ持てば良いので、軽く出来るかも。しばらくしたら現在の携行工具と重量を比較して、(ARXⅡの採用とセットで)軽く出来るのであればこちらを採用するかもしれません。
重量比較
今回はARXⅡ PRO(80mm)からARX TEAM(90mm)への交換なので、長さもグレードも異なり単純比較が出来ません。一旦しっかり計測してみます。
今まで…125+28=153g
交換後…122g
差引き31gの軽量化です。ほとんどがレンチの分ですね…。ステム単体で比較しても、10mm延長したのに3g軽くなりましたから十分です。
ライズも17度になりましたので、水平になって見た目も多少変わりました。トップチューブバッグ付けてると良く判りませんが。
見た目でいうならワンバイエスの『スージーステム』がかなり良かったのですが、こちらはやや重ためなので今回は諦めました。でも1本は持っておきたいなぁ。
ということで、今回は31gの軽量化です。今までの190gと合わせて221g軽くなりました。次回はどこをやろうか…。今のタイヤが使い終わったら、GP5000にする位しか思いつきません。どうしましょう。ボトルとか良いかもしれない。