レベレイトデザインのフレームバッグ『タングルバッグ』を購入。ボトルと干渉問題の解決編

フレームサイズが小さいのでフレームバッグとボトルが干渉してしまう問題を解決するため、レベレイトデザインのフレームバッグを調達しました。
詳しいレビュー編はこちらから。
https://morou2.com/2020/07/06/tanglebag/
■アピデュラではボトルと干渉してしまう
以前、アピデュラのフレームバッグを購入したものの、ボトルと干渉してしまうという記事を書きました。
https://morou2.com/2020/06/07/apidura_3/
最終的には、ボトルをダウンチューブからシートチューブに移動。ツール缶をダウンチューブに移動させて、しばらくこれで運用する予定でした。
しかし『もっと生地が柔らかいバッグを買えば、ボトルの取り出しでこんな苦労はしないはず』と思い(気づくのが遅い)、買ってみました。それが今回の『レベレイトデザイン タングルフレームバッグ』です。このオルタナティブバイシクルズさん扱いの商品は、ヤフーや楽天にはあまり流通していないので、少々買いづらいです。しかし直販しているので、サイトからお願いすればすぐに送ってくれます。楽天でも売っていますが。
この手の柔らかいバッグは別にレベレイトデザインだけでなく、他社からも沢山出ています。しかしブルべで永く使用するには、適当な安物を買うと絶対に後悔します。最低でもトピークあたりを買うのが無難です。
しかしトピークはデザインが全般的に私の好みと合わないので、今回はアピデュラと並ぶバイクパッキングブランドであるレベレイトデザインを調達しました。
詳細なインプレは別途記事にします。まずは早速装着して走ってみる事にします。
■装着して走ってみました
全体感
6月の晴れた週末。早速装着して走ってみます。まずは全景。カラーはブラックとカモフラの2タイプありますが、私が買ったのはフレームと合わせてブラックです。
右側から。ロングのツール缶だと、上部が少しぶつかってしまっています。しかしアピデュラとは違いバッグ側がいくらでも変形してくれるので、特に気になりません。つぶれているのはすぐに分かる位の状態なので、ずっとこのままだとクセがついてしまいそうではありますが。
また上記画像の通り、ボトルとの干渉はありません。取り出す時もバッグが変形してくれますので、全く問題無し。
上から
柔軟な素材なのは良いですが、逆の見方をすると『型崩れする』のが欠点です。上から見ると左右に膨らんでおり、トップチューブから若干はみ出ていることが分かります。
アピデュラのレーシングシリーズは全く型崩れしないのがメリットで、トップチューブからのはみ出しは全くありません。その代わりに少しでも何かと干渉すると脚とガツガツ接触するので、もうどうにもならないのですが…。
少し引いた画像です。ファスナーのストラップはかなり前方にあるので、ひざには全く触れません。しかし中央部の膨らんでいる部分は、正直なところ膝と接触します(私のペダリングが内股気味なのもあります)。
しかし接触しても、このタングルフレームバッグの場合は『気になりません』。アピデュラの場合はバッグの素材が固かったので、膝と接触すると非常に気になりました。このレベレイトデザインのタングルフレームバッグの場合は、膝に当たってもバッグが変形してくれるので気にならないということが分かりました。
実は評価の軸は『当たるか or 当たらないか』ではなく、当たった時に『気になるか or 気にならないか』なのだということに気が付きました。
バッグとしての機能
フレームバッグとしてはオーソドックスな造りです。右側にメインの荷室、左側に薄いものを入れるための荷室があります。ファスナーは長いですが、動きはなめらかでストレスは感じません。走りながらの荷物の出し入れもストレスなし。生地は防水の様に見えますが、明確に防水との表記はありません。いずれにしても縫い目からは浸水するでしょう。
ブランドの発祥はアラスカとのことなので、生地の堅牢さが魅力のようです。『ファスナー』と『生地』にコストがかかっているのが、良いバッグの証ですね。
この日はメインの荷室にスマホ2つを入れて走りました。スマホのような平らな形状のものは、バッグの中でどうしても横になってしまいます。するとバッグもそれに合わせて膨らんでくるので、更に膝に当たるという現象が発生。
これは、そもそもメイン荷室にスマホの様な形状のアイテムを入れたらダメということですね。しばらく走ってから左側の薄い荷室にスマホを移したところ、当然ながら縦のままでした。問題解決。
まぁ私の場合、通常はフレームバッグにスマホを入れません。スマホのように頻繁に取り出すものはトップチューブバッグに入れます。
ということで、実際に走ってみました。まとめると、以下の3点がポイントです。
- 生地が柔らかいタイプなので、ボトルと干渉しても問題ない。
- 膝に当たる時もあるが生地が柔らかいので気にならない。
- ファスナーの動きが良く、走りながらの出し入れがスムーズ。
アピデュラのレーシングシリーズ フレームバッグもメリットが沢山あるのですが、私の使い方と合わなかったので非常に残念です。人によってメリットがデメリットになることも、その逆もあるという事が良く分かりました。
フレームサイズが大きく、干渉しなさそうであればアピデュラのレーシングシリーズの『型崩れしない』という点は大きなメリットですね。非常に使いやすいと思います。
しかしある程度余裕を持った運用をしたい、膝と当たったとかボトルと干渉したとか1cm単位で騒ぎたくない、という方は生地が柔らかいタイプのバッグがお勧めですね。
それでは次回は、レベレイトデザインのタングルバッグを細部までレビューしてみます。
https://morou2.com/2020/07/06/tanglebag/