ブルベ装備

【レビュー】レベレイトデザイン タングルバッグ(フレームバッグ)購入。

morou2

レベレイトデザインのフレームバッグ『タングルバッグ』を買いました。非常に良い商品なのですが、あまり情報がないので紹介してみます。

走行した時のインプレはこちらから。

https://morou2.com/2020/07/03/revelate/

■購入経緯

コンパクトさと防水性を求めてアピデュラのレーシングシリーズ フレームバッグを購入したところ、私のフレームのスローピングがきついせいで見事にボトルと干渉。バッグが型崩れしないという特徴が仇となり、浮気することを決意。しかしアピデュラの製品自体は非常に品質が高いので、本当に浮気するか?最後まで悩みました。

選定の条件は以下3点。

  • バッグが柔らかく、ボトルと干渉しても取り出せること
  • 細長い形状で、小さなフレームサイズでも下部にスペースがあること
  • 容量はそれほど要らない

個人的にこれらを満たしたのが、レベレイトデザインのタングルバッグでした。

他にも、トピークのミッドローダー

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R250のフレームインナーバッグ

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なども検討しました。しかしトピークは見た目が野暮ったいので却下。R250はブルべなど過酷な状況での使用が想定されていないと思われるのでこちらも却下でした。

■製品詳細

それでは早速製品の詳細を紹介していきます。まずレベレイトデザインは、アラスカ発祥のブランドです。そのため特に寒冷地での使用に強いと言われており、堅牢さも特徴です。ブルべで酷使される運命ですから、ぴったりですな。

大きさ・重量

この製品はサイズがS・M・Lの3サイズもあります。とにかく干渉したくない私はSサイズを選択。Sサイズの場合、全長が約450mm、高さが100mmとなります。ちなみに本家サイトを見てみると、XSという更に小さなサイズが販売されています。

まず全長はほぼ450mm。高さも100mmぴったり。厚さは80mmといったところです。この手の製品にあまり厳密なサイジングを求めても仕方ないですが。

重量は247gでした(Sサイズ)。

ストラップの配置

意外と重要なストラップの配置です。上に3つ、前後に2つ、下に1つの合計6つで固定されます(Sサイズの場合)。サイズが大きくなると、後ろのストラップが増えます。前と下のストラップのみシリコン製のバンドになっており、固定力が高いです。

またジッパーのスライダーが収まる部分にはフードが設けてあり、雨を防ぐ仕組みになっています。ジッパーは止水タイプだそうです。完全ではないでしょうが、ある程度は防いでくれるでしょう。ゴツい見た目に反してジッパーの開閉は非常に滑らかですね。

荷室の様子

荷室は左右に分かれており、左側はマチなしというオーソドックスな造り。それでは左側から見ていきます。マチが無いのでレシートやブルべカード、ケーブル類を入れておくと便利そうです。しかし防水性は完璧ではないと思うので、雨が降るなら電子機器はジップロックに入れておく事が必須でしょうね。スマホを入れておくにも良かったです。

内側にはポケットがついています。輝く『MADE IN USA』。

右側のメイン荷室です。裏地は赤く、内部の確認はしやすいですね。生地はウレタンコートされた耐摩耗性の高いRev X-PACという生地が使われています。

内側上部には、ポンプを吊るすためのストラップがあります。テントのポールなどにも使えそうです。

このストラップは、不要であれば外すことが可能です。

内側を見る限り、縫い目からじわっと浸水しそうです。これで防水性が高ければ良いのですが、そのような『全部盛り』の製品は現実にはなかなかありません。そこまで手間暇かけると価格も上がります。それで沢山売れたら良いのですが、現実には一部の人にしか売れませんからね。

■装着してみます

それでは装着して実際の収まり具合を見てみましょう。大きくスローピングしているフレームですが、下部に大きくスペースが出来ています。ボトルの出し入れも問題なし。

ヘッドチューブに巻くシリコンストラップです。かなりの固定力です。

ロングタイプのトピークのツールボトルをつけると、上部が少し干渉します。でも気にならない範囲ですかね。ずっとこのままだと、バッグ側に変なクセがついてしまいそうですが。

そもそも、何故ロングタイプのツールボトルを使っているのか?と言うと、この『例のポンプ』シリーズのポンプを携行するためでした。これはミニじゃない方の、ノーマルのトピーク版例のポンプ(ローディTT)。

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先ほど紹介したように、このフレームバッグにはポンプ用のストラップが装備されていますので装着してみます。ぴったり収まりますね。中で暴れないですし、他の荷物と干渉もせず地味に素晴らしい仕組み。これでロングタイプのツールボトルは使う理由が無くなりました。

ミニのローディTT、お助けチューブ、ワイヤーロックを無造作に入れても十分な余裕があります。Sサイズの場合、容量は3.5Lです。

唯一の問題点は、(この製品だけではないですが)スローピングフレームに装着した場合、荷物が後方に寄ってしまう事。

見事に後ろに向かって角度がついています

これだけの角度がついていたら、後ろに寄らない方がおかしいというものです。荷物が集まってしまうと、バッグも膨らみます。すると脚に当たる等の、別の問題を引きおこす可能性もあります。解決するには防水も兼ねてスタッフバッグに分けて収納するのが良さそうです。

これはモンベルのスタッフバッグです

これで外を走るとこのようになります。いかにも堅牢そうな製品なのですが、武骨過ぎずに非常にデザインが良いです。フレームとも良く馴染んでおり満足な買い物でした。

ちなみにお値段が16,000円するというのが、唯一のウィークポイントか…。でも変なものを買うよりは余程良いです。

■まとめ

レベレイトデザインのフレームバッグ『タングルバッグ』の紹介でした。ポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 堅牢製の高い生地と造り。多少の雨なら平気そうなので、荷物の防水さえ工夫すればブルべで十分活躍してくれそう。
  • 容量は3.5Lで十分。
  • 細長いデザインなので、ボトルと干渉しにくい。
  • ジッパーが秀逸で、止水ジッパーかつ開閉が非常に滑らか。
  • その分、価格が高いが納得の品質。

雨の日は走らない、ブルべには出ても300kmまで、という方にはオーバースペックかもしれませんが、それ以上を求める方にはお勧めできます。問題はこれが活躍できる日はいつくるのか…。

走行時のインプレ編はこちら。

https://morou2.com/2020/07/03/revelate/

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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