ダイソン『V8 Slim』を購入、掃除機がコードレスになったら戻れなくなった。
ダイソンのコードレス掃除機『V8 Slim』を買いました。カミさんには非常に好評なので、買ってよかったです。我が家にはAnkerのロボ掃除機もありますので、掃除機を使う時にコンセントにつなぐなんて面倒な行為にはもはや耐えられません。掃除機のコードレス化、便利すぎる…。
自転車の場合だと機械式変速⇒Di2、リムブレーキ⇒油圧ディスク、の移行が不可逆の変化をもたらしました。便利なので戻れないのです。今回の掃除機のコードレス化も同様でした。
■購入経緯
ダイソンといえば便利で高性能ですが、ブランド力がありますので価格も高い。それでも購入した経緯は、我が家には『家事の省力化』という古くて新しいテーマがあるからです。古くは全自動洗濯機とかもそうですけれど、家事の機械化は家庭の重要なテーマですね。
特に掃除機は、ルンバとダイソンの登場により『コードレス化』が進んでいます。我が家もリビングの掃除はAnkerのロボ掃除機に任せていますが、電源をつなぐ必要のある従来タイプのキャニスター式掃除機は稼働率が1割くらいになってしまいました。ロボ掃除機を動かす前は部屋の片づけをする必要があるのですが、それを差し引いても『コンセントに繋いで、コードの範囲内で掃除をする』という行為が本当に面倒に感じるのです。
ちなみに我が家は一戸建てですが、1階は壁を少なくしてリビングを広く取る設計にしたので、ロボ掃除機向きのシチュエーションです。一方、2階は寝室が複数ありますし、物も多いので掃除機かけの難易度が高いです。そこも含めて我が家の掃除機の使用スタイルの変遷を振り返るとこんな感じです。
- 1階も2階も、1階に置いてあるキャニスター式でカバー。12年前に新築した時には、掃除機専用の置き場を造りつけてもらったほど。
- Ankerを買う。キッチンも含めて1階には壁が少ない構造なので、リビングの掃除はAnkerが担うようになる。2階の掃除は引き続きキャニスター式が担当だが、掃除機を2階に持って上がるのが面倒に感じ始める。
- 2階の掃除について、いつの間にか車の掃除用に買ったハンディ掃除機(当時のハンディにしては高性能)をメインで使うようになる。キャニスター式を2階まで運ぶのが面倒だったということが判明。キャニスター式はほとんど使わなくなる。
- ハンディ掃除機が高性能といっても、購入してから7~8年くらい経過しているので、使いづらさを感じるように。思い切ってダイソンを購入。
という歴史です。なんとダイソンは2階の掃除用なのです(我が家は6人家族で、風呂・洗面台の水回りが2階にあるため2階もかなり汚れます。特に風呂上りにブローした後の髪の毛)。収納用ブラケットも2階に設置しました。
そしてダイソンが到着して1か月ですが『1階の掃除をする際に、2階に置いてあるダイソンをわざわざ取りに行く』という掃除スタイルも生まれつつあります。キャニスター式を1階から2階に持っていくのは面倒なのに、ダイソンを2階から1階に持っていくのは面倒とは思わないという…。だって持ち運びが圧倒的に楽なんですもの…。
■思いついた時に掃除をする
掃除は本当に面倒な家事です。掃除機をかけてホコリを吸い取っておけばそれだけで良い、という訳ではありませんが、まず床の上のゴミが無くならないことには拭き掃除も出来ません。
ダイソンを買ったおかげで、こと2階の掃除に関しては『掃除の時間を作って掃除する』から『気が付いた時にさっと掃除する』スタイルに変わりました。
以前は大きくて重いキャニスター式の掃除機を出してくるのが面倒だったので、ある程度汚れないと掃除機がけをしませんでした(恥ずかしい話ですが…)。それでもこの2~3年はハンディ式を2階に常備してそちらを使うようになった効果で、掃除の頻度は上がっていました。使っていたのはツインバードの少し前のタイプですね。
それでもコードを伸ばしたり収納したりする手間や『ついでに隣の部屋も掃除機をかけてしまいたい』と思っても、コードの長さが足りずコンセントに繋ぎ直したり。
実際に『掃除機をかける』行為の前後に存在していた『電源につなぐ』という行為から解放されただけで、こんなに積極的に掃除機をかけるようになるなんて自分でも驚きです。カミさんも、掃除機をかける頻度は明らかに上がっています。
なにしろダイソンを始めとするコードレス掃除機の場合は、壁や充電スタンドから外すだけ。いきなり使えてしまう上に、収納時も壁やスタンドに置くだけ。コンセントに繋ぐという儀式が無くなり、掃除への心理的なハードルが下がると、マメに掃除をするようになるとは。おかげでここ数週間は、綺麗な状態を保っています。
それなりの投資額でしたが、買ってよかったコードレス掃除機。次回はダイソンV8 Slimのレビューです。