【好調】シマノ2021年 第1四半期 決算の状況

シマノが2021年12月期の第1四半期(1Q)の決算を発表しました(発表は4/27です)。

■決算概況

2021年12月期の見通し

まずシマノが発表している今期の見通しを改めて掲載します。売上が4,550億円(前年比20.5%増)。営業利益が1,050億円(前年比27.0%増)となっています。コロナがむしろ追い風になり、好調な見通しを出しています。

2021年12月期(百万円) 前年比(%)
売上 455,500 20.5
営業利益 105,000 27.0

2021年12月期 第1四半期の業績(連結)

上記を踏まえて、第1四半期(1Q)の連結業績は以下の通りです。

1Q(百万円) 前年比(%)
売上 126,426 64.4
営業利益 32,571 157.3

1Qは営業利益が前年比で2倍以上になるなど好調な決算でした。欧州、日本では外出制限などにより回復が遅れているそうですが、アメリカでは景気対策が奏功していること、ワクチン接種が進んでいることから消費が回復し、上記決算となりました。

前年比では非常に好調に見えますが、これは前年の1Qが良くなかったためでもあります。今期の見通しに対する進捗率をみてみると、売上は27.8%、営業利益は31.0%となっています。1Qの場合、進捗率25%が計画通りということになります。

計画を上回っていますのでケチをつける点は何もないのですが、前年比の数字はイレギュラー的な要素があるといえます。ただしこのような良決算でも、特にサプライズでは無かったために株価にはあまり反映されていません。

またアジアの通貨安を反映して、当期純利益の見通しが40億円上方修正されました。

2021年12月期 第1四半期の業績(自転車セグメント)

次に自転車セグメントを見てみます。業績は以下の通り。

1Q(百万円) 前年比(%)
売上 103,757 76.3
営業利益 27,730 169.3

シマノは自転車セグメントが8割を占めているので、連結の実績と同じ傾向です。むしろ前年比では連結を上回っているので、釣具セグメントの伸びが自転車ほどではない…ということですね。これだけ好調なのだから、株価も上がって欲しい。。。

業績の内容としては、海外は引き続き好調で、工場はフル回転なのに相変わらず在庫不足のまま。ディスク用のブレーキパッドの納期が半年かかるという話がありましたが、生産が追い付かないと文句を言われてしまうのでシマノも大変です。日本よりも海外の在庫は更にひっ迫しているために、海外に回ってしまうのでしょう。

業績だけを見ると、新型のデュラエースなんて販売する必要ないじゃないか?という好調さです。

2021年12月期 第1四半期の業績(釣具セグメント)

釣具セグメントの業績は以下の通り。

1Q(百万円) 前年比(%)
売上 22,575 25.6
営業利益 4,846 102.7

こちらは日本を含め海外も好調だそうです。自転車のような在庫のひっ迫は発生していない様子。ユーザーからすると羨ましいですな。

以上の通り、前年から営業利益27%増という見通しを立てながらも、着実に達成している状況が分かりました。貸借対照表を見ても原材料や仕掛品が売上増に応じて増加していますので、生産も頑張っている様子が伺えます。在庫不足の早期解消を望むところです。

あと、早くデュラエースの発表をして!