新型デュラエース/アルテグラでクランク型パワーメーターを使う方法について。

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今回はR9200系、R8100系の新型デュラエース/アルテグラで、新型に対応したパワーメーターが出回るまでの間にクランク型パワーメーターを何とかして使う方法を紹介します。
※2022/02/22:STAGESが対応製品をリリースしていたので追記しました。日本への輸入はまだ先になりそうです。

私もR8100アルテグラの初回ロットを導入しています。11月に早速組み替えて3ヶ月が過ぎましたが、未だ流通していないパーツがあります。それはパワーメーター内蔵クランク(FC-R9200-P/FC-R8100-P)です。

前作のR9100系の時も、確か半年程度遅れてリリースされました。新型の初回ロットは11月にデリバリーされましたが、パワメモデルについては音沙汰がありません。予約は各通販サイトで受け付けていますが、果たしていつ入手出来るのか?

ちなみに前作のパワメ内蔵モデルは非常に評価が悪かったですが、今回はパワメを内蔵する前提で開発を進めているとのことですので、少しだけ期待出来そうです。

■パワーメーターをどうするか

そこで気になるのが、パワーメーターをどうするのか?ということ。特にクランク型を使っていた場合、4iiiiやSTAGESから未だ対応モデルがリリースされていないため、使えるパワーメーターが無くなってしまうということになります。

ちなみにSTAGESに関しては、本国サイトにはR9200/R8100の対応製品(左クランクタイプのみ)が掲載されています。ただし日本の代理店であるインターテックのサイトには未掲載。本国サイトでもR9200は172.5mm以外は全て在庫切れとなっており、日本に入ってくるのは当分先になりそうです。

使っているのがペダル型だったら何の問題もありません。ペダルを移植したら解決です。これがペダル型の最大のメリット。

『そもそもパワーメーターが無いと走れないの?数か月くらいなら、無くても我慢すれば良い話でしょう』という人もいます。しかし可能であれば、何とかしたい。

私も購入前は『どうしようか?』と色々と考えましたが、いくつかの方法があります。いずれも完璧な対応策ではないのですが、パワメが使えなくなるよりは遥かにマシなので、以下に紹介します。

■新型デュラエース/アルテグラでクランク型パワーメーターを使う方法

その1:4iiiiの工場取り付け

まずは4iiiiの工場取り付けです。R9200/R8100のクランクを4iiiiに送り、取り付けてもらいます。4iiiiのサイトには記載がないのですが、既に対応しているとのこと。パイオニアも基本的にはこのセンドバック方式でしたね。4iiiiの場合はもちろん海外に送ることになるので、納期がかかります。

私のいきつけのショップによると、納期は1~2ヶ月かかるそうです。その間は代替のクランクを用意する必要があります。私が見た事例では、代替のクランクとしてR9100を装着していました。11速のクランクですが、一応変速は出来るようです。

セットで購入した場合は、組付けする前にまず4iiiiに送ってしまうのも選択肢ですね。

その2:ホローテックⅡ対応のクランクを付けてしまう

次は新型デュラ/アルテがこれまでと同じホローテックⅡであることを利用して、同じホローテックⅡの左クランクを付けてしまうという方法です。私はこの方法でパワーメーターを使っています。

これがR8100のクランクです。取り付けして1週間で外されてしまう事に。

左クランクを外すとこの通り、新型もこれまでと同じホローテックⅡ。対応するクランクであれば取り付ける事が出来てしまいます。

今まで使っていた4iiiiのR7000を装着。

グレードやモデルをちゃんぽんする事が許せない人には受け入れ難いと思います。私は気にならないと言えば嘘になりますが、パワメを使えないよりは遥かにマシなのでこの組み合わせにしてしまいました。クランクのモデルが混ざったところで、違いなんて感じ取れません…。

対応するクランクを持っている人は多いですし、入手も容易ですから、お手軽といえばお手軽な方法です。ただしこの方法は左クランクを交換するという前提なので、『どうしても左右で計測したい』という人には適しません。

その3:11速のクランクセットを付ける

先ほどの『どうしても左右で計測したい』または『ちゃんぽんは嫌だ』という人向け。旧モデルの11速クランクセットに交換します。

私が見たケースですと、『その1』の4iiii工場取り付けで乗れない期間にR9100のクランクセット(パイオニアが付いていた)を使うという人がいました。ショップの話では、実用的なレベルで変速可能とのこと。

その4:STAGESを個人輸入する

先ほど記載したように、STAGESでは左クランクタイプの対応製品を本国サイト(US)で販売しています。日本への直送は未対応のようなので、中継して送ってくれる業者をはさんで入手するという面倒な方法が必要です。

ちなみにこの記事の執筆時点ではR9200で在庫があるのは172.5mmのみ。R8100は170mm、172.5mm、175mmが在庫ありとなっています。

■まとめ

以上、『何とかしてクランク型パワーメーターを使う』方法を紹介しました。個人的には2が最も楽だと思います。

『そこまでするなら、ペダル型を買えば良いのに…』言われそうですが、ペダルが対応していないと使えません。私はスピードプレイユーザーなので、買いたくても買えないのです(Wahooは早く発売して欲しい)。

これからグループセットを購入する方は、このような方法もあるということを念頭に置いた上でパワーメーター選びをされると楽だと思います。早く対応パワーメーターが出回ると良いのですが。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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