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【レビュー】アミアミで快適な夏を。カステリ CORE MESH3 SLEEVELESS

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カステリのベースレイヤー『CORE MESH3 SLEEVELESS』を買いましたのでレビューします。汗を効率よく吸い上げて素早く蒸散する速乾性の高いベースレイヤーです。いわゆる『アミアミ』と呼ばれるアイテムです。

■総合評価

  • 湿度の高い日本の夏の必須アイテム
  • 多少緩めのフィット感で風通りがあり、涼しい
  • 胸に輝くカステリロゴ

見た目のインパクトを乗り越えて、高温高湿度の日本の夏に必須となりつつある『アミアミ系』のベースレイヤーです。有名なところは某M社ですが、カステリにもしっかりラインナップされています。

私はM社製品もノースリーブ⇒半袖と使ってきましたが、細かい点で違いがありますのでその点を含めてレビューします。

国内には在庫が少ないためカステリの公式オンラインストアでの購入がお勧めです。当ブログ専用のクーポンコードもあります。クーポンコードは記事の末尾を参照ください。

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CORE MESH3 SLEEVELESS
CORE MESH3 SLEEVELESS

■購入動機

とにかく暑い日本の夏。そもそもそのような気温と湿度の中での運動自体が推奨されていませんが、それでも走りに行ってしまいます。

これまではM社のドライナミックを使っていましたが、カステリにもあることは知っていたのでいつか購入しようと考えていました。

ドライナミックの使用年数が4年目になったこと、他のベースレイヤーの記事でも書いた通り、カステリの30%OFFクーポン(過去最高の割引率)が出ていましたので買い替えのため購入しました。

■製品概要

スペックについて

まず価格を含めた製品スペックを確認します。今回レビューしているのは袖なし版ですが、半袖版もあります。

  • 価格:7,150円(税込)
  • カラー展開:ホワイト、ブラック
  • サイズ展開:S/M、L/XL、XXLの3サイズ
  • 対応温度帯:20~40度
  • 重量:112g

対応温度帯が最高40度まで。同じく夏場でも十分に使えると思われるPRO MESH 2.0の対応温度帯が15~32度となっていることを見ると、CORE MESHは明らかにアジアの夏向け製品となっています。フランスやイタリアでは、真夏と言えど40度まで気温が上がらないですからね。

カステリベースレイヤー製品の中のポジショニング

カステリの製品はどれを買っても外れが無く高性能、高品質です。あえて難点を挙げるとすれば『アイテム数が多すぎて何を買えば良いのか分からない』こと。ベースレイヤーも例外ではなく、非常に種類が多いですね。そのうえ『PRO MESH』『CORE MESH』『CORE SEAMLESS』とか商品名も似通っています。

本記事では以下にカステリの主な夏向けベースレイヤー製品を並べ、製品ラインナップの違いと、その中でのCORE MESH3の位置づけを確認していきます。ベースレイヤーは評価項目が少ないので表形式ではなくリスト形式としました。
※『SS』は『SHORT SLEEVE』の略で半袖を表す
※価格は税込み

  • CORE MESH3 SLEEVELESS:20~40度、7,150円
  • CORE MESH3 SS:20~40度、7,590円
  • PRO MESH 2.0 SLEEVELESS:15~32度、8,910円
  • PRO MESH 2.0 SHORTSLEEVE:15~28度、9,570円
  • PRO ISSUE SLEEVELESS:15~30度、6,050円
  • PRO ISSUE SS:15~25度、7,150円
  • ACTIVE COOLING SLEEVELESS:25~35度、10,780円

順に解説します。まずCORE MESHは軽量さを重視したいわゆるアミアミ構造。対応温度帯が最も高いです。太目に撚った糸で生地が構成されており、通気性を確保することで蒸散性を高めています。40度対応を謳うのはこの製品のみ。

PRO MESHはポリエステル100%。3Dメッシュ構造で速乾性を重視していますが、対応温度帯は上から3番目です。パールイズミなどと同様なオーソドックスな構造だと思います。

PRO ISSUEは生地はPRO MESHと同じくポリエステル100%の3Dメッシュです。PRO MESHとの違いはカッティング。肩甲骨の上下でパネルが分かれる独特のカッティングで、少しだけゆったりした着心地となります。肌への密着度が下がる分、対応温度帯が狭くなります。

ACTIVE COOLINGは最も高価ですが、『Polartec Delta』という高機能な生地を採用しています。疎水性の糸と親水性の糸の両方を使用することで、乾燥時間を調節することが可能になるという高性能生地です。通気性ではCORE MESHよりも優れているとのこと。ACTIVE COOLINGもいずれ使ってみたいですね。

細部の紹介

さて細部の紹介です。

まずは箱からです。カステリのベースレイヤー製品はこのような箱に入って届きます。GOREを使ったジャケットと比較するとベースレイヤー製品の体積は非常に小さいと思うのですが、何故か箱に入って届きます。

開封すると綺麗にたたまれたCORE MESH3が鎮座しています。今回はブラックのS/Mサイズを購入。

全体像。シンプルにアミアミです。仕方ないのですがタグが目立ちますね。

M社よりも、編み目は若干細かになっています。ジャージのジッパーを開けた時に見える位置には、カステリロゴが輝きます。積極的にジッパーを開けてアピールしたいところ。

手を入れると、普通にこれくらい透けます。生地はポリエステル90%、ポリウレタン10%とのこと。

ちなみに一緒に一緒に買った『PRO MESH 2.0』はこれくらいの透過具合なので、構造が全く異なります。

■レビュー

サイズ感

今回はS/Mサイズを購入。私の体型は身長170cm、体重57kgのやせ型です。前述の通り、この製品のサイズ展開は3つのみ。アミアミ構造のため伸縮性が高く、カバー範囲が広いためでしょう。

着用してみると適度なフィット感。サイズはS/Mが一緒になっていますが、私の体型ですとSサイズに該当する体型でしょう。ベースレイヤーはとにかく肌との密着度が重要ですが、Mサイズ体型(身長175cm、体重65kgくらいか?)の人の方がよりフィットすると思います。

フィット感

某M社の製品はかなりタイトフィットな造りで、この私でも着用時には苦労します。その代わり着用すると上半身との密着度はかなりのもので、とにかく汗を吸い上げることに重点が置かれていることが伺えます。

一方カステリのCORE MESHは、M社と比較するとわずかに肌との隙間がある造りです。これは一見するとデメリットに感じてしまいますが、そうではありません。

まずこの商品の説明文には『ジャージと肌の間に空気の流れを作り出すため、暑い日に好んで着用するライダーもいます。』とあります。この『ジャージと肌の間に空気の流れがある』という点が重要。

単に密着することだけが良いのではなく、あえて若干のスペースを作り、空気の流れが生まれるようにする。感想は後ほど書きますがこの点がM社製品との大きな違いであり、M社とCORE MESH3で好みが分かれるポイントになると思われます。

実走レビュー

それでは実際に着用して走ってみます。7月のとある日、走り出しの気温は既に25度。場所はいつものように埼玉県です。この日の最高気温は33度の予報。いつもの白石峠まで登る予定ですが、空を見ると雲も少なく実際の路上気温は35度をオーバーするでしょう。

合わせるジャージはカステリの『Climber’s 3.0 SL』。ペラペラの夏用ジャージです。ビブも速乾性の高い『PREMIO BLACK BIB』を着用して完全な真夏シフト。ジッパーを開けるとカステリロゴが2つ、ジッパーのスライダーに付いている小さなロゴも含めると3つもロゴが並んでアピール度が高い。カステリマニアとしては非常に満足感が高い。

さて、さいたま市から白石峠の入り口までは約70kmほどあります。その間は適度なアップダウンのある丘陵地帯を日差しに焼かれながら走りますが、まず感じたことは『アンダーのおかげで意外と風が通る』ということ。

これまではM社のアンダーでしたから、求める事はとにかく密着性が第一。どんどん汗をかいて、汗は外側へ移動させ蒸散、気化熱で体温を下げるという正攻法です。ただしこれは効果は確実なものの、涼しいという感覚は特にありません。

一方カステリのCORE MESH3は肌との間に若干の空間があるので、そこを風が通る感覚があります。僅かではあるのですが、これが意外と涼しく感じるのです。この感覚があるので個人的には、CORE MESH3の方が好みですね。

頑張って走り、白石峠の入り口に到着。本番の登り開始です。

8~10%の斜度が延々と続きますが、CORE MESHは低速の状態でも期待通りに汗を吸い上げてくれます。心拍数は180以上が続き額からは汗がしたたり落ちますが、上半身は快適です。

ドライナミックと比較すると若干密着度は低いですが、タイトに締め付けられる感覚は無く、蒸散性でも十分な性能を発揮しています。ドライナミックは私の体型ですら締め付けがきつくて少々スパルタンなので、CORE MESHくらいの着心地がバランスが良いのでは?と感じます。

■まとめ

真夏に真価を発揮する蒸散性能の高いベースレイヤーです。肌との間に僅かなスペースがあるので、ジャージのジッパーを開けると涼しさも感じることが出来ます。
※製品のサイズは3サイズのみなので、肌との密着度は体型により変わります

ここがこの製品のポイントで、まとわりつくような真夏の熱気の中で、涼しさを感じるということはモチベーションを保つ上で非常に重要です。もちろんジャージの中を風が通ることは、冷却性の向上にも役立っています。

気化熱による冷却効果は十分に備えていますので、通気性の良さという付加価値が付いているCORE MESH3を選ぶか、密着度の高い製品を選ぶか、お好みで選択するのが良いと思います。

汗かきの方には非常に役立つ製品だと思いますので、関東地方でいえば9月末あたりまでは十分に活躍してくれるはずです。気になる方は早めに購入して、長く使い倒したいですね。

購入は以下のリンクからどうぞ。カステリは18,000円以上で送料が無料です。またサイズに不安がある場合は室内での試着のみであれば返品の送料も無料なので、別の1サイズを取り寄せて確認することも可能です(詳細な条件は必ずサイトを確認ください)。

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CORE MESH3 SLEEVELESS
CORE MESH3 SLEEVELESS

カステリ社から当ブログ用のクーポンコードを発行いただきましたので、ぜひ利用ください。コードは2つあります。使用はいずれも1回まで、また既に割引になっている商品に対しては使用することが出来ません。
・『Morou20』:20%OFF。2024/07/31まで。
・『RideJapan』:15%OFF。有効期限なし。
※商品の購入やクーポンの使用により、私に収益が発生することはありません

ちなみにこの製品には半袖版もあります。半袖版はこちらから。

カステリ公式オンラインストアはこちら
CORE MESH3 SS
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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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