2024.03.15

【レビュー】もうサイズで迷わない。カステリ　バーチャルフィッティングルーム

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カステリのオンラインストアに2024年１月あたりから実装されたサイズ判定機能『バーチャルフィッティングルーム』のレビューです。

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■総合評価

カステリのオンラインストアで利用できるサイズ判定機能です。サイズチャートと使って判断する（判断には胸囲などの測定値が必要でした）必要が無くなるという便利な機能です。

従来は、胸囲などを測定した上でこのようなサイズチャートに基づいてサイズを判断していました。カステリの場合は詳細な測定方法も動画でガイドされており、他社と比較するとかなり親切です。

バーチャルフィッティングルームは、商品ページにアクセスした際に『サイズを見つける』をクリックすると起動する機能です。

ここをクリックすると、身長・体重・年齢の入力欄が表示されますので、入力します。年齢は関係が無いと思われますが、加齢に伴う衰えを考慮するとのこと…容赦ないですね。
※PCからアクセスすると、性別の選択欄も表示されます。

続いて体型を微調整する画面となりますので、自分の主観に基づき各項目を調整します。私はやせ型なのでとりあえず全体的に１つづつダウンさせました。

数秒待つと、サイズが判定され結果が表示されます。身長、体重、年齢および主観に基づく微調整から算出された体型値とサイズチャートを比較して、最適と思われるサイズを提案してくれます。

結果はＳサイズとのことでした。ジャージの場合は胸囲と腹囲のフィット感が画像で表示されます。

ビブタイツなどでは臀部のフィット感が表示されますし、ワンピース構造のスピードスーツでは全部表示されます。

画面の下部に『他のサイズも試してください』とありますので、『ジャストフィットは嫌だ』などの希望に応じて他のサイズでのフィット感も表示させることが可能です。

カステリのwebサイトにはアカウント作成機能がありますが、アカウント未作成の状態でも機能は使えます。ログインした状態で利用すれば登録した情報は記録されますので、身長などを都度登録する必要が無くなります。

そして肝心の判定結果ですが、カステリに年間ウン十万円を費やしている私から見ても意外と正確です。サイズガイドの表を確認する必要はなく、特にカステリウェアの購入経験が少ない方はこの機能を利用した方が良いでしょう。

ただし、私のようにフィット感へのこだわりが強く、妥協したくない人はオプション機能の利用をお勧めします。

オプション機能とは、胸囲などを個別に編集する機能のことです。画面下部の『編集する』ボタンをクリックすると以下の画面になり、詳細な情報の登録が可能です。

前述のように胸囲微調整機能がありますが『スライドバーの調節により、どの程度胸囲等が変わるのか？』というロジックは不明です。より正確に判定を行いたい場合は、（測定が必要になりますが）数値を直接入力した方が良いでしょう。

またPC版では、テープメジャーを印刷する機能まであります。

PDFファイルがダウンロードできますので、印刷してテープメジャーを作成することができます。日本であれば『テープメジャーなら100円ショップで買ってくるか』となる場面ですが、そんな環境は日本だけですからね。

体型の測定が必須だった従来のサイズチャート方式から進化して、オンラインでフィッティングが試せるようになりました。

入力された身長・体重から体型を算出してサイズチャートと突合する方式ですが、算出される胸囲などの値は割と現実的な値となっており、微調整と併用するとかなり実用的な機能です。

体型は個人によって様々ですし、ウェアに求めるものも異なります。私の場合は『ウェアが余る（特に胸回り）』ことが多いのですが、カステリのレースフィットの製品を少し小さ目サイズで買うことで解決できるようになりました。

人によっては『お腹に余裕を持たせたい…』など色々あるでしょうから、個人別のニーズに合わせた判断基準の１つになると思います。

またカステリでは条件を満たしていれば（カステリ国内オフィスまでの）返品送料が無料ですが、これを活用すればサイズが合わなかった場合でも安心です。しかしカステリ側から見た場合、あまりにコストがかかり過ぎるとこの制度が持続できなくなり、無くなってしまうかもしれません。

ユーザーとしてはバーチャルフィッティングルームを上手に活用して、なるべく無用なコストを発生させないようにしたいところです。

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