【ブルベ】BRM609たまがわ能登200 試走編(後半)
BRM609たまがわ能登200の試走編後半です。前半はこちらから。
さて神社を後にして、白米千枚田に到着です。
この辺ではかなり分かりやすい観光名所なので大型バスが何台も停車しており、海外からの観光客も多数。翌日は千枚田付近では雨だったそうですが、前日はこの通りの快晴。その代わりボトルの水がどんどん減っていきます。
この棚田は全部で1,004枚あるそうです。
ここでしばし休憩。ちょっとした軽食メニューもあって、そういうのも翌日のために全部TLにあげておく。サイダー美味しかった。
さてここからは内陸に進路を変えて、半島を横断して反対側の宇出津のPC2を目指します。宇出津でちょうどランチの時間、もりもり寿司という回転寿司で食べる予定。
山越えなのですが、千葉の様に10%超の斜度は登場せずに、あくまで7%程度の坂が続きます。途中に焦点なんか無いだろうなと思っていたのですが、能登半島にはこのような『寄り道パーキング』という小規模な施設が整備されており、サイクルラックも設置されていたりします。
無人の施設も多いのですが、ここは気さくなおばちゃんが店番をしていてびっくり。結構な山中だったのですが…。自販機だと通常価格のコーラやペットボトルが、お店の中の冷蔵庫で買うとオール100円と教えてくれたので、有難くいただくことに。しばし世間話をして、おばちゃんの娘がどこそこに嫁いだ、という事を教えてくれたのですが、登場する北陸の地名が全く分からない…。
一応試走なので、こういう情報を収集しながら行くわけですが、そのおかげでちっとも進みません。前半が追い風だったので、折り返しになる後半が非常に不安です。
山を下るとPC2。ここで私のことを目撃した地元のおじちゃんが、翌日にここに現れたK澤さんを見て『あんた、昨日もここに居ただろ!』と言われる事案が発生したらしいです。
PCから2kmほど走るともりもり寿司に到着です。ここもリサーチすることが目的なので、4皿だけ食べて10分くらいで退店。4皿で860円、関東ではこんなクオリティのネタは食べられません(見ての通りイカ好き)。
そしてお店を出るとイベント発生。クリートをはめる時に『パキッ』と音がして、『これはもしや…』と思ったら案の定スピードプレイのCリングが折れていました。
しかしちゃんと予備のリングを携行していたので事なきを得ました。
しかし↑↑の画像の通りネジ穴が土で埋まっており、プラスドライバーが刺さらない…。危うくネジを舐めて万事休す、となりかねませんでしたが、慎重に回して交換完了。このむき出しのタイプは既にディスコンしているのですが、『まだ使えるから』と使っていました。家に帰ったら買い置きしておいたウォーカブルに交換しなくてはいけません。
宇出津を出発すると、いきなり向かい風の洗礼です。ここから約100km、ずっと向かい風に抗い続ける必要があるのかと思うと気が滅入ります。
113km地点、三波簡易郵便局。失礼ながらかなりボロい外観ですが、なんと現役の郵便局です。ちゃんと日本郵政のHPにも掲載されています。
ここからはしばらく海岸沿いの県道34号に沿って、穴水の町を目指します。ここはかつてのと鉄道が走っていたのですが、2005年に廃線。今は路線バスに置き換わっていますが、非常に寂れた感じの県道でして、趣があります。
いくつか通過する漁村に入っても人通りもなく、道幅も『軽トラが通れたらそれで良い』と言わんばかりの道幅(実際は路線バスも通行します!)。
この約30kmの区間は、私が通った時は人にも車にもほとんど出会うことなく、静かな波の音の中を楽しんで走りました(実際は向かい風で25km/hくらいしか出ない上に、気温も30度前後でかなりヤラれていた)。
奥に見える橋も、コースです。
あまりののどかさに道端で昼寝したい位でしたが、タイムアウトになるので先を急ぎます。ここはフォトポイントになる貴重な『寄り道パーキング鹿波』。対岸に能登島を望む非常に眺望の良い駐車場です。
ここから更に15km走ると、ようやく穴水の町です。146km地点。新しいファミマがあるのでイートインで休憩。昼間からビールを爆買いしているおばちゃんがイートインでおしゃべりしていて、心を乱されました。
穴水を出てからも向かい風の中をひたすら踏み続けます。ようやく能登島に入ります。入り口はこちらの『ツインブリッジのと』。立派な斜張橋ですが、正式名称は『中能登農道橋』という農道です…。観光客の多くは和倉温泉に近い南側の『能登島大橋』から出入りしますので、こちらの橋は非常に空いていました。
こちらは南側の『能登島大橋』。こちらはかなりの交通量です。この直登ぶりが心を折りに来ます。実際、横風が凄く真っすぐ走れませんでした。
やっと174km地点の和倉温泉に到着。2年位前にも社員旅行で来た記憶があります。時刻は16:30、あと25kmなので、何とか宴会にも間に合いそうです。
田鶴浜駅の近くでのと鉄道に遭遇。
最後も町中の平坦路をひたすら踏んで、ようやく戻ってきました。18:00ちょうどくらい、約11h30mでゴールです。いやー100km向かい風は疲れた!
これでようやく今年のBRM初認定が受けられそうです。この後は風呂に入って前夜祭へ。昨日と同じぼうぼうに繰り出して能登の味を楽しむのでした。
それにしても能登半島は楽しいところでした。信号が少なく登りもなだらかなので、これだけ写真を撮りまくっても200kmを11時間半で走れます。おすすめです。
そして翌日はBRM本番へ。