ディスクブレーキ

ディスクロードこそカーボンホイール。隠れた秀作DTswiss(DTスイス)のカーボンホイール『ERC1400 spline 47 DB』を買いました その3

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それではその3です。

リム幅

リムの幅はかなり広いです。内寸、外寸とも仕様通りの19mm/27mm。

リム内寸 リム外寸

断面

これだけリムが広いと、もはや23Cでは厳しそうです。DTswiss(DTスイス)のサイズチャートによると内寸18/19mmだと推奨タイヤサイズは25~30C。23Cは推奨しないが装着は可能とあります。ちなみに最大は56C。56Cを使うなら素直に違うホイール買った方が良さそうですね…。ERCシリーズはディスクブレーキ専用ラインナップなので心配は無いですが、これだけリムが広いと一昔前のフレームには入らないでしょう。

これだけリムが広いのは、より太いタイヤを装着出来るようにするためです。自分はコンチネンタルのGP4000SⅡの信者ですが(今はヴィットリア教に変わりました)、25Cだと17mmのリムに嵌めるとほぼ27mmの幅があります。ということは、このリムに嵌めればほぼツライチになって理想的な形になるはず。GP5000も試したいですが、まずは今使っているタイヤを移植ですね。これだけリムが広くなっても重量が1,500gに収まっているのは優秀です。マヴィックのコスミックプロカーボンSL USTディスクもほぼ同等のリム幅ですが、リムハイトは45mmで1,515gです。微妙に…DTswissが優秀(笑)

ちなみに幅が27mmもあるとかなり太いです。断面は完全にU字型。如何にこちらの方が空力が良いとは言え…正直、速そうには見えない…。しかしテスト結果ではZIPP303 FCとほぼ同等の空気抵抗削減効果を出しているとのこと。単に細いよりも、こちらの形状の方がドラッグの発生が抑えられるのでしょうか。

リム

ハブ・スポーク

ハブは240Sをベースにしたオリジナルのものです。フランジの切削加工がたまりません。この他社に供給されまくっているハブがDTswiss(DTスイス)のキモですね。DTswissのフリーボディのラチェットはスターラチェットと呼ばれており、爪の数が18/36/54と3種類あります。ミドルグレードは18T、ハイグレードには36Tがインストールされていることが一般的です。このERC1400は36Tですね。DTswissのフリーは分解が簡単なので、オプションで販売されている54Tラチェットに交換して更にかかりを良くすることも可能です。

リアハブ

スポークはフロント:DTエアロライト、リア:DTエアロコンペのストレートプルが使われています。どちらもダブルバデッドのエアロスポークで、エアロコンペでも十分エアロなのですが、エアロライトは扁平部分が更に薄くなり軽量になっています。トルクのかかるリアの方は剛性重視ということですね。本数はどちらも24本(2:1)のクロス組です。

ニップルも当然インナーニップルです。

チューブ

ホイールからは話が逸れてしまいますが、リムハイトが26mm⇒47mmになると今までストックしていたチューブが全て使えなくなりました。今までは48mm程度のバルブ長の製品を使っていましたが、これからは最低でも60mmが必要です。

バルブエクステンダーも使ってみましたが、バルブコアを取らない単純な継ぎ足しタイプだと、ポンピング中にやはりエア漏れします。バルブコアを外すタイプも、エクステンダー自体が良いお値段だったりします。

結局これも完璧では無いですから、だったら最初から60mmのものを買いましょうということでチューブを購入。バルブが長くなってしまう分、重量がかさむのはデメリットですね…。

エクステンザ

とりあえずエクステンザを調達

エクステンザ

重量は68gなのでまあまあです

ちなみにリアは28Cを履かせる予定です。そうするとチューブの太さが1つ上がって、重量もかさむ。。。18~25Cってのが多いんですよね。それで選択したのは…軽量なので今まで気にはなっていたのですが、『痛い目に遭ったので絶対に使わない』という人も一定の割合でいるこれ。

パナレーサー

パナレーサーのR’AIRに手を出しました。軽くしたかったので…。前:25C、後:28Cになったので、キャリーする予備チューブは28Cに合わせなくてはいけなくなりました。軽量と謳っていないチューブで28C対応するものは、平気で100g以上あったりして重いんですよね…。それにしても軽量チューブはお高い…。パンクしない様に走るしかない(笑)

ということで、一通りDTswiss(DTスイス)のERC1400SPLINE47 DBについて紹介しました。DTswissは良いです!迷ってるなら買う価値あります。カーボンは絶対的な金額が高めではありますが、アルミリムにも良いものが沢山あります。

例えば『PR1400DICUT 21 DB』。21mmハイトで1,443g、約10万円。

ワイドリムが良ければ『ER1600SPLINE23 DB』。1,638gです。

ハブが高性能、グリスアップが簡単で性能が維持しやすい、見た目がかっこいい(重要)、人とかぶらない(重要)と良いことずくめ。あなたも是非!

【DTswiss】ディスク用ホイールはこれだけある!2020年度版まとめ

ディスクロードこそカーボンホイール。DTswissのカーボンホイール『ERC1400 spline 47 DB』購入その1

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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