ディープリムの悩み バルブエクステンダーにも沼があった、見事にはまる

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バルブエクステンダーを買いましたが、使っているポンプヘッドによっては使える製品が限られますので要注意です。

■ディープリムのチューブ

現在、ホイールはDTswissのERC1400SPLINE47を使っています。その名の通り、リムハイトは47mmです。このリムハイトのせいで手持ちのチューブが使えなくなってしまいました。選択肢としては、バルブ長60mmくらいのチューブを買い直すか、バルブエクステンダーを買うか、のどちらかです。

バルブエクステンダーは2本セットで1,500円くらいするセレブ商品な上に、運用が面倒で空気漏れのリスクもあるというオマケまで付いてくるという事を考えるとさっさとロングバルブのチューブを買うのが賢いと思います。ところが、手元にあったスペシャライズドのチューブが実はバルブコアが外れるタイプでして、チューブを有効活用したいという気持ちに負けてバルブエクステンダーを買ってしまいました。

パッケージにもwebサイトにも説明は無いのですが、バルブコアが外れます。

入手したバルブエクステンダーは、画像の通りパナレーサーのもの。空気が漏れては困りますので、一番信用出来そうなブランドということで。リムハイトとスペシャチューブのバルブ長が同じ長さなので、20mmも出てくれたら問題が無いはずでした。

■現在使っているポンプヘッド

現在、ポンプヘッドはairboneの『ZT-A15』を使っています。

【ヒラメを越える?】小型なのに高性能、斬新メカニズムのポンプヘッド airbone ZT-A15 インプレ

バルブにわずかでもネジが切られていれば、ガッチリ食いついて高圧まで入れる事が可能です。リアホイールで使っているチューブ(R’air)はエクステンダーを使っておらず、ロングバルブのものを使っています。バルブ長は60mmなので、計算では13mmしか出ていませんが問題無く使えています。なので20mmも突き出し量があれば全く問題無いはずなのです。

ポンプヘッドが食いつかない

ところが装着してみると問題発生。パナのエクステンダーは、このような形状になっています。先端にネジ山のようなものがあるのですが、ここにポンプヘッドが食いついてくれません。

airboneのヘッドは、レバーを倒して固定するタイプではなく、内部に切ってあるネジとバルブ側のネジによって固定するタイプ。普通のチューブで試してみた時は、バルブ本体にネジ切りが無いMAVICのようなタイプでも問題無く固定出来たのですが。まぁ本来はこのようなバルブ本体にネジ切りが無いタイプだと固定が出来ないはずなので、このMAVICのバルブが例外だったのかも知れませんね。

今回はしっかり固定されず、何度やっても途中までしかバルブがヘッドに入っていきません。『3barまでなら入る』程度の固定力しか発揮されないのです。どうにも相性が悪いらしいです。

結局買い直しに…

仕方ないので、別なバルブエクステンダーを買い直すことに…。。。エクステンダー本体部分いネジ切りがされているタイプなら、ポンプヘッドが食いついてくれるはずです。最初から60mmのチューブを買えば高級なR’airを買ったとしても1,500円位の出費で済んだのに、完全に沼にはまっています。

今思えば、別なバルブエクステンダーの購入はきっぱり諦めて、チューブを買うという選択肢も被害額が少なくて済んだのですが、完全に埋没コストにとらわれて合理的な行動が出来なくなっていますね。ブログの記事の為にやっているようなものです(笑)

『ここまで来たら、意地でもバルブエクステンダーとスペシャのチューブを使ってやる』という考えのもと、ショップへGO。沼にはまりに行きましょう。自転車で5分も走ればショップなので、良くも悪くもこういう時に助かります。ショップが近くになければ、買いに行けませんからね(笑) 確か記憶によればバルブエクステンダーだけで3種類くらいあったはず。3種類もあれば、1つ位はネジ切りタイプがあるだろう…。

シュワルベのエクステンダーを入手

お店に到着して物色すると、ありました。ネジが切られているタイプが。シュワルベですね。この1本で750円…。本来は2本セット(1,400円)なのですが、お店でバラして単品売りしてくれるだけ親切です。

ちなみに長さは30mm。シュワルベのサイトを見てみると、30mmしかラインナップがないようです。自宅に戻って早速交換してみます。

装着完了。長い…。リムハイト47mmに対してバルブ全体で80mmですから、明らかに不自然です。でもこれで走るしかありません。だから最初から60mmのチューブを買った方が安いし見た目も…。

ポンプヘッドを装着してみると、エクステンダーのネジ切り部分に見事に食いついて、ガッチリ固定されます。空気も問題無く入りました。はやりこのネジ切り部分は必要なのですね。MAVICのバルブが例外なのか。

■まとめ

ということで、散々無駄遣いをした結果

『ネジ固定タイプのヘッドを使っている場合は、バルブエクステンダーもネジ切りタイプを使いましょう』

という教訓を得る事が出来ました。ネジで固定するタイプのヘッドなのですから、バルブ側にネジが無いと固定出来ないのは当然なのですが、MAVICが大丈夫だったので油断していました。

更に大事なことは

『バルブエクステンダーはなるべく使わない』

ということに尽きます。しかしチューブなんて1,000円位ですから余ってもヤフオクに出すのも微妙ですし、ゴムだから何年も保管がきかないし、エクステンダーを買って有効活用したいというのも人情です。

その場合はちゃんと製品を選びましょうというお話でした。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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