【レビュー】あのスピプレが新しくなった。wahooスピードプレイペダル ゼロ

wahooの傘下となり新しくなったスピードプレイを買いましたので、レビューします。発売から数か月が経っていますが『買った』という人をあまり見かけないので、細かな違い、本当に旧モデルと同じなのか?などを紹介します。

ペダルを買う少し前に、wahoo版クリートも買っています。レビューはこちらから。

■総合評価

5.0
  • 従来のスピードプレイペダルそのままに基本性能が向上
  • 新ペダルは旧製品のクリートと完全互換している

新型は性能向上のために、旧製品との互換性を切り捨てる…というのはコンポでありがちな話ですが、wahooは互換性を保ったままリニューアルを行いました。今回購入したのはステンレスシャフトの『SPEEDPLAY ZERO』です。価格は税込み27,500円(8,000円相当のクリート付き)。

使用感としては旧モデルと全く同じです。

■購入動機

これまで使っていたスピードプレイのペダルボディが摩耗しており、wahooの新クリートに交換したらシャフトと干渉するというトラブルが発生したためです。事の顛末はこちらから。

スペシャのS-WORKS 7シューズ(4万円)を買った後、折角なのでクリートも新調したら(8千円)、ペダルを新しく買う羽目(2万7千円)になりました。
※実際は、paypayキャンペーンで20%還元が適用になったおかげで3つとも20%OFFで購入出来ています

■製品概要

パッケージ内容

今回購入したのは、ステンレスシャフトのゼロ。後程紹介しますが、ペダルを購入するとクリートもセットでついてきます。クロモリシャフトのコンプのみイージーテンションクリートが付属。他モデルはスタンダードテンションクリートが付属します。

クリート、シム、ネジが左右セットで入っています。

外観

旧製品との最大の違いは、ペダルの全周が金属で覆われるようになったこと。従来は樹脂の部分が多くクリートとの摩擦で削れてしまいますが、今回からはペダル側の摩耗は少なくなるのではないでしょうか。

もしペダル側がクリートのCリングよりも硬い金属になっていれば、削れるのはCリング側になります。Cリングの寿命は短いですから、Cリングの摩耗によるトラブル(固定力が弱まる等)が発生する前に割れてしまい、結果としてトラブル発生は防げるはずです。そのような意図での変更だと良いのですが。

重量

重量です。ゼロの公称重量は左右で222g。実測110gですので、公称より-2gです。非常に優秀。

旧製品は少し軽いですね。公称重量は206gなので、ジャストです。金属部分の少なさで軽いのだと思われます。

各部の寸法

私がペダルを購入した理由は『クリートとの接触を解消する』です。互換性があると言っても、シャフトの太さなどが変わっている可能性があります。太くなっていたら接触が解消しない可能性がありますので、念のためシャフトの太さとボディの厚みを測りました。

まずは旧モデル。削れてしまった箇所の1mmほど横を計測すると11.04mm。

新モデル。目視ですが、同じ個所を計測すると11.06mmとほぼ同じ。

続いてボディ部分の厚みです。旧モデルは16.94mm。

新モデルは16.90mmです。こちらもほぼ同じ寸法です。

寸法なども旧モデルから引き継いでいることが確認出来ました。これで安心して新モデルを使えます。

現在の商品ラインナップとペダルタイプの新旧互換性について

最後に新モデルのラインナップと、新旧の互換性についてです。ここではペダルとクリートそれぞれの互換性について書いておきます。
※クリートのレビューで書いた内容と同じです

新モデルのペダルは、旧モデルのどのクリートも使えるので互換性の心配はありません。本記事はペダルのレビューなので、この記事の中では『新旧は完全に互換している』と書いてきました。しかし新モデルのクリートについてはそうではありません。

まず新モデルのペダルラインナップは以下の通り。主にシャフト素材の違いで4モデルあります。

ペダルのラインナップ

  • SPEEDPLAY NANO(チタンモデル)
  • SPEEDPLAY ZERO(ステンレスモデル)
  • SPEEDPLAY AERO(片面エアロモデル)
  • SPEEDPLAY COMP(クロモリモデル)

次にクリートです。クリートは以下の2種類のみ。

クリートのラインナップ

  • スタンダードテンション
  • イージーテンション
  • ※この他にクリートカバーのみも販売されるようになった

wahooモデルであれば、上記のどのぺダルとクリートのとの組み合わせでもOKです。2つあるどちらのクリートでも、4つあるペダルをどれでも使用可能です。

ところが、旧型スピードプレイの場合。旧型では新型のスタンダードテンションに相当する『ZERO』と、同じく新型のイージーテンションに相当する『ウルトラライトアクション』がペダルとクリートそれぞれに存在します。

まず旧型クリートの『ZERO(ノーマルなタイプ)』は新型ペダルのどのモデルにも使用可能です。

しかし 『ウルトラライトアクションペダル』は形状が独特なので、それを使っている方は新型の『イージーテンションクリート』のみ使用可能です。 新型の『スタンダードテンションクリート』は使えません。従来も『ウルトラライトアクションペダル』を使っている人は『ウルトラライトアクションクリート』しか使えませんでした。

逆に『ウルトラライトアクションクリート』は、新型wahooのどのペダルも使用可能です。その他の『ぺダルタイプ間』の新旧互換性については、以下のCYCLE PINEさんのサイトに詳しい表が出ていますので、確認ください。

■レビュー

取付け

まずは取り付けです。旧モデルから仕様が変わっており、六角レンチを使うようになりました。

レンチをかける角度が60度刻みになりましたので、作業性が少し向上しました。

また従来はペダルレンチをかける部分に左右を表す『L/R』の表示がありました。

左側が旧モデル。根元部分に表示があります

新モデルからは、画像の通りにペダルレンチをかける部分がありません。ではどこで左右を判別するのか?それは『wahooのロゴマーク』です。このロゴマークが正位置になるようにペダルを取り付けます。下の画像は右のペダルですね。

グリスホールの廃止

他の変更点として、グリスホールの廃止が挙げられます。ベアリングがシールドベアリングに変更になり、グリスアップが不要になりました。

使用感

使用感については、旧モデルと全く変わりません。細かな点をリニューアルさせつつ、従来の使い心地を引き継いでいるのはユーザーとしては非常にありがたいです。

■まとめ

wahoo傘下となり、リニューアルしたSPEEDPLAYです。定期的なグリスアップが必要である、樹脂のボディが削れる、というネガをしっかりとつぶしてきました。それでいて価格はほぼ据え置きという嬉しいリニューアルです。

基本的に旧型のクリートと問題無く互換しているので、スピードプレイユーザーは迷わず買ってOKです。個人的には、パワメタイプが早く出て欲しいのですが…。