【ワイヤレス接続機能編】多機能リアライト Bontrager(トレック)の『Flare RT Rear Bike Light』

Bontrager(トレック)のリアライト『Flare RT Rear Bike Light』のレビュー2回目。今回はワイヤレス接続機能編です。

前回の記事はこちらから。

前回も書いたのですが、まず商品名に入っている『RT』は『ボントレガーTransmit Remote、またはANT+互換デバイスと組み合わせるとリモートコントロールが可能になるデバイス』と定義されています。商品名にこのような単語を入れるほどですから、ワイヤレス接続機能が売りのようです。

■機能の概要

Bontragerのライトである以下3商品は、同じくBontragerの『Bontrager Transmitr Micro Wireless Remote』やGarminとの接続が可能です。Bontrager Transmitr Micro Wireless Remoteは、ライトをリモート操作するためのスイッチですね。

  • Ion Pro RT
  • Ion 200 RT
  • Flare RT

接続すると、バッテリーの残量を確認したり、自動でON/OFFしたりモードをサイコンから変更したりすることが出来るようになります。

■接続方法

接続方法です。まず上記の3製品はデフォルトで接続機能が有効になっています。もし無効にする場合は、電源ボタンを15秒長押しすると無効になります。そのため、接続を行いたい場合はライト側の初期設定は不要で、garminのメニューから以下の手順でペアリングを行います。『Settings』⇒『Sensors』⇒『Add Sensors』です。

例によってどのセンサーを追加するのか聞かれます。『Search all』で問題ありません。ライトが検出されたら、チェックを入れて『Add Sensor』を選択して決定。

無事にペアリング(接続)されました。

■出来る事

それではGarminと接続すると何が出来るのか、見ていきます。サンプルはEdge530です。

バッテリー残量の表示

まずはバッテリー残量の表示です。最初の画面から↑ボタンを押すとこの画面に移動しますが、ここでバッテリー残量の確認が可能です。

前回の記事で、バッテリー残量はLEDの点灯具合で判断出来ると書きました。ところがその表示区分が『25~100%』『5~25%』『5%未満』の3パターンのため、非常に大ざっぱなのです。25%以下に減るまでは100%と区別がつかないので、充電するかどうかの判断が難しいのです(使用のたびに充電しても良いのですが)。

サイコンはスマホと同様に詳細な残量が表示されますが、ライトでは意外とこのような機能はありません。あれだけ使っているキャットアイのVOLT800なども残量表示機能はありませんので、ブルべの前は満充電状態だろうが何だろうが、とにかく充電しておくしか無かったのですよね。

デバイス管理画面から

次はデバイスの管理画面から遷移出来るメニューです。Flare RTは『Taillight』として認識されています。ここから先に進んだ場合のメニューです。

1つ目は自動減速のON/OFFです。日本語版だと『自動減速』という表記になります。そのままですね。恐らくキャットアイのラピッドXキネティックのように、加速度センサーにより減速を感知して明るく点灯する機能だと思います。しかし一人でこの機能を確認しようとしたところ、ブレーキングしても明るくなる現象は確認出来ませんでした。

確認出来なかった理由としては、恐らく既に最も明るいモード(デイフラッシュ)だったから、という可能性があります。要するにこれ以上明るくならないのです。

キャットアイのラピッドXキネティックの場合は、ブレーキング時には最も明るい50ルーメンで発光します。その代わり、通常に選択出来るモードではローモード(25ルーメン)が最も明るいモードとなっています。

次にライトモードです。これは後述するライトモード(紛らわしいのですが、異なる機能です)が『Individual』の場合にのみ操作が可能になります。ここでのライトモードは、『デイフラッシュ』『オールデイフラッシュ』などのライトのモードの変更です。『Individual』というのは手動でモードを変更可能にする設定なので、これらのモード変更がサイコンから可能になります。

ネットワークオプションから

次はネットワークオプションから移動出来るメニューです。

ネットワークオプションから先に進むと以下の4つのメニューがあり、まずはライトモードの設定から紹介します。

ライトモードには以下の4つがあります。Autoにするとモード変更はおろか、ライトのON/OFFすらマニュアル操作では不可能になります。スイッチを押すと一旦モードが変わるのですが、強制的に元のモードに戻ります。OFFにすることも可能ですが、一旦は消灯してもゾンビのように勝手に点灯します。

その他のモードでは手動でのモード変更やON/OFFが可能です。昼間に検証しても分からなかったのですが、恐らくハイビズは基本がデイフラッシュになるモード、Trailはオールデイフラッシュになるモードと思われます。Individualは完全マニュアル(手動)モードです。私はIndividualにしています。

また前述のように、Individualにするとサイコンからのモード変更が可能になります。

次にライトの起動方法の設定(Light Beam Activated)です。ここではライトの自動起動方法を『Timer Start(Edgeの記録開始と共に点灯)』か、『Device Power Up(Edgeの電源ON時に点灯)』の2つから選択が出来ます。

最後に接続のテストです。このメニューを選択すると、ライトが光ります。このスクショはお店でコーヒーを飲みながら撮っていたのですが、ライトがいきなりまばゆい光を放ったのでひんしゅくを買いました。自宅でやりましょう…。

機能については以上です。

■まとめ

ライトとEdgeとの接続機能についてまとめました。ただしEdgeと接続したからと言って何かもの凄い機能が新たに使えるわけではありません。ライト側にはディスプレイがありませんから、ライトの管理機能をEdge側に担当させる機能です。それでもバッテリー残量や現在のモードなど、見えなかったものが可視化されますから非常に助かる機能です。

Edge530、130などはそれなりに普及していると思いますので、持っている人は接続しておいて損は無いと思います。私はEdge530を使っていますが、計測開始すると自動点灯してくれるのが楽です。点灯し忘れたり、点いているのかどうか分からなくなることがありましたからね。余計なストレスが1つ減りました。

紹介した様に『Flare RT Rear Bike Light』は優秀なリアライトですが、これを点灯していれば事故に遭わない…というものではありません。あくまでも車からの視認性を上げてくれるためのものです。道路上での安全の基本はルールの順守と周囲とのコミュニケーションだと思います。道具を過信せずに、安全なライドを楽しみましょう。