使い古したスピードプレイペダルとwahooクリートの組み合わせで起きた異音トラブルの話

S-WORKS 7シューズの購入に伴い、wahooのスピードプレイクリートを購入したという記事を書きました。

ところが、交換後に走り始めてしばらくするとペダルから異音が発生するようになりました。今回はその異音の顛末についての記事です。

■異音の原因について

まず異音の発生要因ですが、クリートとペダルシャフトが接触していたためでした。こんなこと、普通はあり得ません。しかも左足だけ。

ではその接触の原因はというと、恐らくですが『8年間使い続けたスピードプレイのペダルが摩耗していたため』と思われます。クリート本体の摩耗が進むことで設計上の想定よりも遊びが大きくなり、ペダルシャフトにクリートが接触してしまったようです。ぺダルを新品に変えたら接触は無くなりました。

このスピードプレイペダルを購入したのは実に2013年の7月。これが8年前の購入当時のブログですが、まさか8年も同じペダルを使い続けていたとは自分でも驚きです。

原因を考慮すると同じトラブルが起きる人は少ないかと思います。しかし『wahooスピードプレイクリート』を買うまでは、このような異音は無かったのです。

8年使ったペダルと旧スピードプレイクリートの組み合わせなら大丈夫なのですが、ペダルボディが摩耗したペダルとwahooスピードプレイクリートの組み合わせだと接触することがあるということです。同様のトラブルが発生した人のためにこの記事を残しておきます。

■事の顛末

クリートの交換

それでは事の顛末です。

スペシャのS-WORKS 7のシューズの購入に伴い、ショップでwahooスピードプレイのクリートを購入。早速装着します。この時はこれまで使っていたシューズが壊れたので、急遽買い替えたのでした。購入したのは2足。もう1足はFizikです。壊れたシューズに付いていたスピードプレイのクリートは、Fizikに移植です。

このFizikのシューズで600ブルベを走っていますが、特に異音は発生していません。買い替え前のシューズに付いていたクリートと、今まで使っていたペダルの組み合わせなのですから当然です。

異音発生

購入の翌週に、wahooスピードプレイのクリートをスペシャのシューズに装着。翌日にまとまった時間を確保して、早速スペシャのシューズで走ります。するとペダリングするたびに何かが接触するような音が聞こえてきます。右足だけでペダリングすると音は消えるので、どうも左足だけのようです。

シャフトとクリートが削れる

その日は異音に悩まされながらも100kmほど走り、帰宅。自宅でペダルを見てみると、ペダルシャフトに見慣れないラインが入っています。良く見ると、何とシャフトが削れているではありませんか。異音の原因はここでした。

ということは、クリート側も盛大に削れているはず。こちらも確認して見ると、シャフトが通る部分ががっつり削れています。

横から見ると一目瞭然。100kmでここまで削れるとは。

シューズとクリートをバインドした状態で撮影。明らかにクリートとの接触が原因で削れていますね。ここまで分かりやすいトラブルは久々です。

■原因調査と対策

ペダルは今までと同じものを使っています。クリートも、2年に一度の頻度で新しいものに変えてきました。しかし今回はwahooのクリートに交換したら接触するようになってしまいました。ということはwahooのクリートが犯人…ということになりそうです。

wahooクリートのレビュー記事で『金型くらいは更新したのでは』と書いたのは、このことを指しています。全く同じにしか見えないのですが、これまでとはコンマ数ミリのレベルで寸法が異なっていると思うのです。本当にパッケージだけ変更したのなら、このような事象は起きないです。

『このまま放置して削り続ければ、その内に接触しなくなるのでは?』とも思いましたが、wahooブランドのクリートは今後も使い続けないといけないため、原因を探る事にします。

クリート位置の調整

いくつか想定される原因のうち、費用を掛けずに対策出来そうなのは『クリート位置の調整』。私はクリート位置を最も外側に位置するようにしています。すると足が外側に出ますので、クリートとペダルの位置関係も、いくらか角度がついているはずです。クリート位置を内側に寄せることでその角度を緩和することにします。

とはいえ、いきなり大幅にクリートの位置を変更するのは自殺行為。異音は解消するかもしれませんが、ペダリングに支障が出たら意味がありません。まずは少し変更して様子を見ます。

↑はクリートを内側に移動させた後の状態です。これでもクリートを移動させたのです。しかしこの状態でも接触が解消しなかったので、上下のカバーがツライチになるまで更にクリートを移動させました。クリートの位置を変更するのはペダリングへの影響がかなり大きいと思うので、すぐに出来る手段とは言え普通はやりたくはありません。しかしそこまでしても接触は解消せず。

ペダルの交換

次に候補に挙がった選択肢は『ペダルの交換』です。同じブランドであるwahooクリートとwahooペダルの組み合わせならメーカー側でも検証しているだろうから、不具合は出ないであろうという推測です。基本的な解決方法ですね。

ちなみにこの方法を試すには、少々お金がかかります。wahooペダルの価格は、ステンレスシャフトの『ZERO』でも27,500円(税込)。ちょっと試すという金額ではない(笑)

しかしクリート位置の調整では改善しなかったので、試してみるしかない。冒頭では『摩耗したペダルが原因だった』と書きましたが、この時点ではペダルが摩耗しているということには考えが全く及んでいませんでした。8年使用していたというのも、ブログに書くにあたり初めて確認したくらいですので、、、

ということで、買いました。

早速今までのスピードプレイペダルと交換してみると、見事に接触は解消されました!wahooスピードプレイペダルについての記事は別途書きますが、新旧のペダルでシャフトの太さなどは全く同じでした(ノギスで測りました)。

やはり原因は、スピードプレイペダルのボディが摩耗していたことによるようです。新旧のペダルを並べてみると一目瞭然です。

こちらは別角度から。8年使っていただけあって、明らかに摩耗しています…。

ちなみに旧スピードプレイペダルの新品は、こんな感じで樹脂部分もしっかりエッジが立っています。先ほどの私のペダルとは明らかに違います。。。

ここまで摩耗していたら、遊びも大きくなるというもの。接触による異音も消えましたが、期せずしてペダルが新しくなったのでペダリングも快適になりました。

ちなみにFizikに移植した旧クリートを確認してみたのですが、何と旧クリートも同じように削れていました。異音の発生は無かったので、接触はしていたけれど気が付かなかっただけだったようです。

■まとめ

旧クリートは接触するが音はせず、シャフトも削れない。新クリートは接触もして音もしてシャフトも削れる。新旧クリートは全く同じにしか見えないのですが、恐らくコンマ数ミリの寸法差異があり、このような症状が起きることがあるようです。これが個体差だったら良いのですが…(別の意味で良くないが)。

今回はペダルも消耗品であることが良く分かりました。皆さんも、ペダルは5年に一度くらいは買い替えた方が良いと思います。スピプレユーザーの方々は、新wahooペダルが出たこのタイミングで買えるのも良いと思います。ペダルとクリートの結合がユルユルの状態で走っても、ロスが大きくなるだけです(私の事です)。ぜひ今のうちに。