12Tと13Tは要らん⇒リアに18Tと20Tが欲しい⇒アルテのジュニアスプロケで解決
さて皆さまいかがお過ごしでしょうか。
前々回のエントリで、ブルべがオフシーズンということでメンテしましょうかということを書きまして、前回はBBとクランク交換の話でした。今回はスプロケ交換の話です。
■トップの12T・13Tは要らない
いきなりですが、私は身長170cm・体重56kgといういかにもなヒルクライマー体型です(体型だけは、ね)。スプリンター体型の人にどうやっても平地と下りは勝てません。特に下り。レースやっているわけではありませんので、下りでは速度維持のために13Tあたりで回すことはあっても、トルクをかけて60km/hあたりから更に加速しよう、とかいう場面はほとんどありません。
ブルべのダウンヒルでも70km/hとか出そうと思えば出せる場面はたまにありますが、現実的には対向車が来たり信号があったりしますので、そこまでは出しません。
また私の場合は60km/hから加速しようとするとですね、結構真面目に踏まないと駄目なんです。空気抵抗は速度の2乗に比例しますから、高速になるほど1km/h上昇させるのに必要なパワーは多くなっていきます。なので体重の軽い私には相対的にパワーの消耗が多いと言えます。ヒルクライムではこの逆なんですが(^^)
それなりの下りであれば黙っていても60km/hは出ますから、そこから無駄を覚悟で12Tや13Tを踏む場面というのは年に1~2回あるかないか。SR600 Fujiでのダウンヒルは楽しかったので道中何度か12Tを使いましたが、それ以外はホントに使わないギアです。同じ脚を使うのであれば、登りで頑張った方が全体的な効率はupすると思っています。
そこで。
■12T・13Tの代わりに
以前私は9速時代に13-23というすごいクロスのスプロケを使っていました。構成は13-14-15-16-17-18-19-21-23で、18Tがとても便利でした。これはシマノがジュニア用に出しているスプロケットです。11速でラインナップされているかどうか判らないのですが(たぶんされていない)、10速のカセットではCS6600シリーズでまだ入手可能なのです。シマノのサイトには『CS-6600は生産終了です、しかしトップが13~16のモデルは生産継続中です』とあります。この辺は他の人のブログでも色々紹介されていますし、ジュニア用自体はかなり以前からありましたので歯数が偶数のギアを入手する方法としては、特に珍しい方法ではないと思います。
12と13を捨てると、新たに2枚もロー側にギアを増やすことが出来ます。ちなみに歯数構成は、トップギアの違いで
1、13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
2、14-15-16-17-18-19-20-21-23-25
3、15-16-17-18-19-20-21-22-23-25
4、16-17-18-19-20-21-22-23-25-27
の4種類あります。
あまりトップギアが大きくなると、フリーにセットした後にフレームのリアエンド部分と干渉してしまう可能性もあります。私のsuper sixは見たところトップが14Tくらいなら問題なく入りそうな形状をしています。
ということで入手するならTOP14Tになるかな?というかこんな商品までAmazonで買えるのか。
[amazonjs asin=”B072MJL534″ locale=”JP” title=”シマノ CS-R8000 11S 14-28T 45678901358 ICSR800011428″]
現在は12-27を使っているので、そのまま使うとすればローが25Tになることになりますので、ヒルクライムのトレーニングと思って27Tを卒業しようと思います。27Tでも25Tでもそんなに変わらない…と思うw
27Tは確かに楽ではあるのですが、登りの距離が15kmとかあるような場合だと速度が出なくていつまで経っても頂上に着かなくて、心が折れそうになる時も多かったです(´Д`)
ちなみにロー側の3枚は、今使っている12-27でも14-25でも同じようにスパイダーアームで3枚セット化されているので組み換え可能です。駄目だったら入れ替えて14-15-16-17-18-19-20-21-24-27にする。すっごいロー寄りの構成w
詳しい歯数構成や個別の部品の詳細は、こちらのシマノの技術サイトを見てみましょう。部品展開図を見れば、スモールパーツの型番も分かります。18Tや20T、22Tなどはバラで調達したいところですが、ジュニア用はトップの1枚以外はセット化されていて、14トップの場合は15-20までで1個の部品とありますので残念ながら出来ないようです。
シマノだとこういう細かい情報も日本語で入手出来るので都合が良いですね。皆さんもプライドを捨ててジュニアになりましょう!(笑)