【パワーメーターその2】FTPを計ってみよう
さて皆様、いかがお過ごしでしょうか。
前回は『FTPは知っておくと役に立つ』ということをお話しました。パワーメーター編のその2である今回は『FTPの計測方法について』を紹介します。
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■FTPの計測方法
FTPを計測するには、大きく2つの方法があります。
1、本来の計測方法
1時間全力で走る。
要するにアワーレコード(1時間のTT)ですね。1時間死ぬ気で走って、平均のパワーがFTPとなります。でもこれはアワーレコードのトレーニングを積んでいないと、難しいですよね。
- 頑張りすぎて途中でヘタれてもNG
- 終わった時に余裕があってもNG
なので、むしろ『そもそも自分のFTPを知っていないと無理なのでは…?』とすら思います(笑)
競輪場のようなトラックとか、信号のない環境が用意出来るなら別ですが、日本だと公道で測定するのはそもそも現実的では無いですよね。
2、20分走の結果から推定する
1時間のTTはとても大変なので、20分で計測する方法もあります。下記のメニューをこなして、結果の平均値×0.95をFTPとするものです。
1、10分:ウォームアップ
2、5分:全力走
3、10分:レスト走
4、20分:全力走
5、クールダウン
STEP2で短時間の全力走が入っているのは、いったん無酸素運動を行っておくことで、無酸素領域のエネルギーを枯渇させておく目的があります。これなら1時間TTと比べたら楽に実施出来そうですね(それでも十分辛いけど)。
ちなみにこのメニューは、パイオニアのサイコンやGARMINのEdgeシリーズならメニューに登録されていて、サイコンの指示通りに走るだけでOKです。後はZwiftでも同じことが出来るみたいですね。
■計ってみた
早速実施してみました。
1発勝負だとその日の体調などにも影響を受けやすくなりますので、12月・1月に何度か実施。この時期、私のホームコースの荒川CRは基本的に激しい北風が吹き荒れる季節で『荒川峠』とか呼ばれていたりします。関東の他の大きな河川(江戸川とか利根川)も同様に北風が吹くはずなのですけれども、何故荒川だけに名前が付いているんでしょうね?
下手をすると20km/hも出せない程の強風の日もありますので、普段なら文句を言いたくなる状況です。ですがこの時ばかりは向かい風大歓迎。何故なら、20分キッチリ追い込めるからです(泣)。
ということで、鼻水を垂らしながら強烈な向かい風の中を20分キッチリ追い込んできました…。
パワー値の信頼性を上げるには、何度も走ってデータを蓄積する必要があります。今回は3回ほど向かい風の中を走ってきました。
結果。
20分間の平均パワーは229W。これに0.95をかけると217Wというのが、現在の私のFTPということになります。また私の体重は57kgなので、パワーウェイトレシオは3.8W/kgですね。ちなみに下記の画面は、パイオニアのデータ分析サイト『シクロスフィア』の画面から抜粋したものです。こんな風に20分の平均パワーなどを分かりやすく表示してくれます。

今後はこれをモノサシにして、いろいろな方針を決めていくことになります。
しかし20分の全力って結構きつい。今回は向かい風だから嫌でも追い込めましたが、CRで信号が無いとは言え無風状態だったら20分追い込めるかどうか。今回はFTPの計測方法について、でした。
■最後に大事なこと
FTPは、余裕のある人は毎月、出来れば数か月に一度は測ってみた方が良いです。何故なら、トレーニングをすれば上昇するし、さぼれば下がっていくからです。特に下がっているのにそれを認識出来ていないと、峠などであっという間に脚を使い果たして『おかしい、こんなはずでは…』となってしまいます。
こんなはずでは無いかもしれませんが、FTPは上がることもあるし、下がることもありますので、それが自分の現在の実力ということになります。いずれにしても自分の能力が可視化されるところは、とても良いことですよね。
次回はFTPとLT値についてです。