Ankerのロボット掃除機 Eufy RoboVac11のレビュー 良い点悪い点
さて、RoboVac11くんを購入して、前回からの続きです。
[amazonjs asin=”B01M3PV96T” locale=”JP” title=”eufy RoboVac 11 (自動掃除機ロボット) 【3つの清掃モード / 自動充電機能搭載 / 専用リモコン & 充電ステーション付属】”]
■使い方
さてAmazonでポチると、翌日にはRoboVac11が到着。早速開封の儀です。
本体の他には、交換用のフィルターとサイドブラシ、充電ステーションとACアダプター、リモコンが入っています。
・組み立て
事前の準備は、本体にサイドブラシをぱちっと付けてはめるだけ。これだけです。
・準備
充電ステーションを設置します。コンセントの近くがベストです。ACアダプターのコードが床を這っていると、Robovacが吸い込んでしまう可能性があるためです。また自動でステーションに戻るためには、ステーションの周りに障害物が無い場所に設置する必要があります。おおよそ半径1mは何も無い場所に設置する必要があります。これが結構難易度高いかも。
ここまで準備が出来たら、既にそれなりに充電されているのでいきなり使用してもOKです。
■実際の動き
・行動パターン
掃除させる際は、基本的にはオートモードのボタンを押すだけで事足ります。さすがに2万円の機種ですから、ルンバのように部屋の形状を記憶して掃除漏れの無いように漏れなく移動するということは出来ません。いくつかの行動パターンが用意されているのですが、それを適宜組み合わせながら、ランダムに掃除をしていきます。
そのため部屋の形状が入り組んでいると、場合によっては掃除出来ない場所も出てきます(毎回必ず駄目という訳ではない)。またバッテリーの稼働時間が約150分なので、一度動かすとバッテリーが無くなるまで掃除をして、充電が必要になると充電ステーションに自分で帰っていく、というパターンが基本です。
また簡単なリモコンがついているので、タイマーセットやモード切替はリモコンで操作します。
・掃除モード
『マニュアル』『エッジモード』『スポットモード』が選択可能です。切替はリモコンで行います。例えば入り組んだ廊下の先にある部屋に無理やり連れていきたい場合は、マニュアルで操作して連れていきます。またちょっと壁際だけ掃除して欲しいなー、と思ったらエッジモードで壁際だけ掃除させて終わり、ということもやりました。スポットモードは絨毯やラグを集中的に掃除させたい場合に使用出来ます。
・センサー類
落下防止センサーがついているので、階段などから落ちることはありません。我が家では今のところ落下は一度も無いです。また赤外線センサーがついているので、椅子の脚など障害物にぶつかる直前に減速します。減速した後は、ぶつかる前にくるっと方向転換してしまう場合と(これだと椅子の脚の周辺は掃除されない)、ぶつかるまで進んでくれる場合とがあります。ぶつかる場合でも、正面にダンパーがついているので、衝撃は多少和らいでいると思います。
■掃除性能について
・まず吸引力は特に問題ありません。底面中央のブラシはルンバのように2つ付いておらず1つなので、絨毯などは期待するほど綺麗にならないかもしれません。
ただ、確実に人間より優れている点が1つあります。
それは『低速でじっくりゴミを吸引してくれる事』です。
人間が掃除機で掃除をする場合、面倒なので掃除機のノズルを速く動かしてしまうと思います。むしろ速く動かせば動かすほどあまりゴミは取れない訳ですが、早く掃除機がけを終わらせたいがために、さっさと掃除機をかける人が大半だと思います。実際にゴミが取れているかどうかに関わらず、掃除機のノズルが通過した箇所=掃除が完了した箇所、という事ですね。
その反面、ロボット掃除機にはそのようなことは一切ありません。底面のブラシを使いながら低速でじっくりと、文句も言わずに同じ箇所を何回も通過して掃除していきます。そのため吸引力自体はさほど必要無いのだと思われます。実際に、1度の掃除でびっくりするほどゴミを吸い取っていますし、フローリングの床は明らかにツルツルした感触になります。
■買ってよかったところ
・心穏やかな生活が送れる(笑)
我が家は6人が生活していますので、2日に一度は掃除機掛けが必要なくらいにゴミが落ちます。特に髪の毛ですね。今まではゴミが気になっても掃除機掛けをするにはかなりの気力が必要でしたが、今は外出前や寝る前にボタンを押すだけで掃除してくれます。床の汚れが気になってイライラすることは全く無くなりました。それどころか常に床が綺麗なので、非常に心穏やかに快適に生活できます。
・床の上に散乱する荷物が無くなった
掃除機導入前に最も心配だった、床の上に散乱した荷物が無くなりました。これは家族が協力してくれるからでもあるのですが、意外にも前向きに生活を変えてくれました。一番下の娘が、何故か掃除機に『らりーちゃん』という名前を付けて可愛がっています。似顔絵?も書いて貼り付けているほどです。
そのせいか、皆『らりーちゃんの邪魔になるから片付けようね』と片づけをしてくれるようになったのは驚きです。まぁこれは、次のエントリに書きますが片づけられるスペースを作ったからでもあるのですが。
■不満
・掃除しない箇所がたまにある
前述の通り動きがランダムなために、部屋が入り組んだ構造だと掃除をしない箇所が発生することがあります。廊下から隣の部屋に移動しようとすると(扉はもちろん全開になっています)、何故か敷居で引き返してしまうことがあります。敷居の幅は80cmほどあって一般的な幅です。
何度かチャレンジすると敷居を超えて部屋に入っていったり奥まった場所に突入していくのですが、10%くらいの確率で結局は入らないまま掃除を終えてしまう場合があります。リビングの椅子の脚の間は最終的にはきちんと潜り抜けて掃除をしているのですが、なぜ扉のある個所は通り抜けない場合があるのか、アルゴリズムがいまいち分かりません。
今のところの不満というのは正直なところこれ位です。なにしろ2万円でここまで働いてくれれば不満はありません。非常にコストパフォーマンスが良いと思います。
全ての箇所を掃除してくれる訳ではありませんが、人間の仕事としては週に一度程度、Robovacが入り込めない狭い場所や階段に掃除機をかける位です。実際の手間も心理的負担も、導入前と比べて非常に軽いです。
という訳で、非常におすすめのAnker RoboVac11です。もし価格が5万円していたら非常に使えない機械という評価になっていたと思いますが、何せルンバの半額以下の価格でここまでやってくれるのであれば、不満などあるはずがありません。
導入する前は『ロボット掃除機のために部屋を片付けるとか嫌』と言われてヤフオク行きを覚悟していたのですが、見事に我が家の生活を変えてくれました。興味がある方は、とりあえず購入してみることをお勧めします。