ディスクロードは本当に普及するのか?ラインナップから動向を探ってみる【COLNAGO(コルナゴ)編】
次はコルナゴです。
ヨーロッパ勢はディスクブレーキに否定的な姿勢を貫いているかに見えますが、どうでしょうか。
コルナゴはそもそもラインナップの数が(USメーカーと比べると)少ないです。普通はこれ位なんでしょうね。まず上記のリストの説明ですが、C64からMASTER X-LIGHTまでは全てフレーム売りの価格です(完成車にすることも可能)。MASTER X-LIGHTは有名なスチールフレームですね。
その上のV2-Rまでは、全てにディスク仕様の設定がありました。プレステージとA1-rは、シクロクロスモデルですね。これは当然ディスクです。C-RSから下のモデルは、全て完成車です。
ということで、カーボンのフレーム売りしている上級モデルには全てディスク仕様が用意されています。価格差が3~5万円で変更可能なんですね。ディスクの仕様は140mmローター、フラットマウント、スルーアクスルは12×100と12×142。
フラッグシップモデルのC64と、エアロモデルのCONCEPTもディスク仕様があります。プロがそのまま乗るようなモデルは、『速度が出る=それだけ制動力も必要』ということでディスク仕様が設定されていることが多いですね。
USのメーカーと異なるところは、従来のキャリパーブレーキのモデルがそのままディスクも選べるという点。例えばキャノンデールはシナプスというモデルをディスクブレーキ前提(キャリパーもありますけど少ない)で用意していますし、スペシャライズドもターマックがキャリパーモデル、それ以外のモデルはディスクブレーキになっています(ターマックもディスク仕様が出ました)が、コルナゴは同じモデルでどちらも選べるようになっています。完全にレース前提なんですね。ジオメトリも同じですし。
ディスクブレーキ仕様にすると、モデルやメーカーによっては、チェーンステーが若干長くなったり、ホイールベースを延長したりする場合があるのですが、コルナゴに関してはそれが一切なく純粋にロードレーサーの設計ということですね。
見てると欲しくなってくる…。
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